26dy-9
| 髙岡 新時(東北福祉大4年)遊撃 178/68 右/左 (龍谷大平安出身) | |
この春のリーグ戦で一躍ドラフト候補に浮上してきた 高岡 新時。続く大学選手権・中部学院大戦では本塁打を含むマルチ安打を記録。その活躍が認められ、日本代表候補にも選出されたが、惜しくも最終メンバーには残れなかった。 走塁面:☆☆★(2.5) 全力疾走時のタイムは計測できていないが、送りバントの際に左打席から4.4秒前後という物足りない数字が残った。最後まで全力で駆け抜けるというよりは、アウトを察知すると緩めてしまう傾向がある。この春のリーグ戦では、8試合で1盗塁。基本的に走力でアピールするタイプではなさそうだ。 守備面:☆☆☆★(3.5) 遊撃手として、一歩目の鋭さやグラブさばきの柔らかさといった卓越したセンスは感じない。ただし、送球は安定しており、無難にこなせる印象だ。この春のリーグ戦でも8試合で失策は1つ。代表合宿では一塁などの守備にも就いており驚かされた。プロでもショートを守れないことはないと思うが、長期的に任せられるほどの絶対的な守備力はないように思える。 (打撃内容) 今春のリーグ戦成績は 2本塁打、13打点、打率.552。ハイアベレージを残すだけでなく、意外なパンチ力も兼ね備えている。 <構え> ☆☆☆★(3.5) 左打席からほぼスクエアスタンスで構え、グリップは高めに添えた強打者スタイル。背筋は伸びているが腰はあまり据わっておらず、全体のバランスとしては平均的。両目でしっかりと前を見据えられているため、錯覚を起こすことなく球筋を追えている。 <仕掛け> 早め 投手の重心が下がり始める時に始動する「早めの仕掛け」を採用。対応力を重視するアベレージヒッターに多く見られるタイミングの取り方だ。 <足の運び> ☆☆☆☆(4.0) 足を高く引き上げ、真っ直ぐからややベース側へ踏み込んでくる。始動から着地までの「間」は十分に取れており、速球でも変化球でも緩急に対応しやすい。少しインステップ気味に踏み込むため、意識はやや外角寄りにありそうだ。踏み込んだ前足がインパクトの際に動かず止まっているため、逃げていく球や低めの球にも食らいついている。 <リストワーク> ☆☆☆☆(4.0) 「トップ」の形は早めに作れており、速い球に立ち遅れる心配は少なそうだ。バットの入射角度にクセはないが、インサイド・アウトに出すというよりも外角球をしっかり叩くタイプ。インパクト時にボールの下にバットを潜り込ませ、打球に角度を付けるのがうまい。スイングの弧も大きく、それが強烈な打球を生む原動力となっている。 <軸> ☆☆☆★(3.5) 足の上げ下げがあるため目線の上下動は並だが、体の開きは我慢できており、軸足の形も大きくは崩れない。調子の波が少ないタイプではないだろうか。 (打撃のまとめ) 対 応力に優れたタイプかと思いきや、打球に角度も付けられるスイングをしている。打率だけでなく長打も期待できるタイプで、リーグ戦では2本塁打のほか、4本の二塁打を記録した中距離ヒッターなのかもしれない。 (最後に) ショートとしての守備専任を期待するというよりは、ショートに加え内野を幅広くこなせるユーティリティ性を期待したいタイプではないだろうか。守備や走塁は突出しているわけではないが、打撃には光るものがある。このバランスをどう評価するかは球団によって意見が分かれそうだ。現状、即プロ入りレベルかを見極めるため、秋のシーズンも引き続き追いかけていきたい。 蔵の評価:追跡級! (2026年 平塚合宿) |