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 赤堀 颯 (国学院大4年)二塁 174/78 右/右 (聖光学院出身
 




 「プレーに泥臭さを感じる」





 洗練されたプレーで魅了するというよりは、強い生命力を感じさせる「しぶとさ」が魅力の 赤堀 颯。大学選手権での活躍に続き、平塚合宿でもアピールして日本代表メンバーにも選出された。

走塁面:
☆☆☆★(3.5)

 セーフティバント時の一塁到達タイムは右打席から3.65秒前後だが、これは走り打ちのため参考値としたい。平塚合宿での50メートル走は6.24秒。プロ志望選手としては「中の上」レベルのタイムと言える。4年春のリーグ戦は14試合で盗塁5(盗塁死2)と、圧倒的な脚力で突き抜けるタイプではない。

守備面:
☆☆☆★(3.5)

 聖光学院時代は軽快な遊撃手として鳴らし、国学院では二塁手として活躍。小回りの利く二塁手らしい守備を見せるが、
地肩は平均的であり、難しい体勢からの送球精度には課題が残るかもしれない。しかし、今春は14試合で失策0と、非常に安定したプレーを見せていた。





(打撃内容)

 今春のリーグ戦は、チームの1番打者として 
1本塁打、3打点、打率.224 と数字的には物足りない。しかし、大学選手権では12打数7安打と大活躍。特に関西大戦では、本塁打を含む3本の長打を放ち、強烈な存在感を示した。

<構え>:
☆☆☆★(3.5)

 右打席で前の足を引いてかかとを浮かし、グリップは平均的な高さ。腰の据わりや全体のバランスは良好で、
両目でしっかりと前を見据えており、錯覚を起こすことなく球筋を追えている。

<仕掛け>:
平均

 投手の重心が沈みきったところで動き出す、平均的な始動を採用。ある程度の確実性と長打力を兼ね備えた中距離打者や、勝負強さを売りにするポイントゲッターに多く見られるタイミングだ。

<足の運び>:
☆☆☆★(3.5)

 足を上げて回し込み、真っ直ぐから若干ベースから離れるように踏み出す。始動から着地までの「間」はそこそこで、速球にも変化球にもそれなりに対応できる。真っ直ぐ踏み出す点からは広角に打ち分けたい意図を感じるが、若干内角への意識が強いかもしれない。
踏み込んだ前の足はインパクトの際もブレずに我慢できており、逃げていく球や低めの球にも食らいつける粘りがある。

<リストワーク>:
☆☆☆(3.0)

 グリップを捕手側に引いて構えているため、速い球には立ち遅れにくい。一方でバットのヘッドが
少し遠回りして出てくる傾向があり、打ち損じも散見される。ヘッドが下がり気味になるため打球に角度はつきやすいが、その分フェアゾーンに飛ばす確実性に欠ける面があるようだ。それでもインパクト後のスイング弧は大きく、強烈な打球を生む原動力となっている。

<軸>:
☆☆☆★(3.5)

 目線の上下動は平均的。体の開きは我慢できているが、軸足をわずかに後ろにずらして対応する際、懐が窮屈なのかもしれない。

(打撃のまとめ)

 
感性の鋭い選手であり、教科書どおりの視点では計りかねる才能の持ち主だ。強豪校でも自身の打撃スタイルを貫く強い意志を感じる。プロの環境とこの独特な感性がマッチすれば、打撃でも異彩を放てる存在になる可能性がある。


(最後に)

 プロの遊撃手としては厳しいかもしれないが、二塁手としては安定感が通用しそうだ。適度な走力を備え、何より泥臭く食らいついていく
「しぶとさ」がある。独特の感性がプロのレベルで磨かれれば、意外な掘り出しものになる期待を抱かせる。内野の層を厚くしたいチームにとって、面白い右打ちの内野手ではないだろうか。


蔵の評価:
(下位指名級)


(2026年 平塚合宿)