25ky-2


 




半田 南十(日大藤沢2年)遊撃 175/72 右/両
 




 「ドラフト戦線に入ってくる」





 25年度は、神奈川球児の当たり年。そんな神奈川でも、注目したいのが、この 半田 南十 。横浜高校や東海大相模以外にも、プロを意識する選手がいるのが、25年度の特徴の一つだと言えよう。


(守備・走塁面)

 残念ながら、一塁までのタイムは計測できていない。見ている感じでは、滅法足が速い感じはしないものの、適度に動ける能力はありそう。遊撃手としても、まずまずの動きを見せ、地肩も悪くない。ただし、
少し下がって捕ってしまう傾向が強いので、その辺でグランドによって守備も左右されるタイプかもしれない。まだまだドラフト候補として垢抜けて上手いとは思わないが、この一年でどのぐらい成長するかではないのだろうか。

 現状は、守備も走塁も、ドラフト候補としては 中 ~ 中の上 ぐらいと見ていて、肩に関しては、中の上 ぐらいはありそうな印象を受けている。







(打撃内容)

 
この夏の伊志田戦の模様を見たのだが、3打数3安打と、打撃では大当たりの試合だった。第二打席に一二塁間を破るヒットを放ち、第三打席にはライトスタンドにホームラン。第四打席にはあわやホームランになるかといったフェンス直撃打を放っていた。夏はチームの1番・遊撃手として、21打数8安打 打率.381厘 といった成績を残している。

<構え> 
☆☆☆ 3.0

 前の足を少しだけ引いてカカトを浮かせ、グリップは低めに添えている。腰はあまり据わらず、両眼で前を見据える姿勢はそれなりだが、全体のバランスとしては並ぐらいだろうか。

<仕掛け> 早め~遅すぎまで

 投手の重心が下る時に動き出す「早めの仕掛け」を採用する時もあれば、一度引き上げた足を地面に下ろしてから再度足を上げる「遅すぎる仕掛け」を使う時もあるなど、始動のタイミングはいろいろです。基本は「早めの仕掛け」で、対応力を重視したアベレージヒッターに多く見られる仕掛けです。。

<足の運び> 
☆☆☆★ 3.5

 足を軽く上げて回し込み、ベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用。始動~着地までの「間」は取れていて、速球でも変化球でもスピードの変化には幅広く対応できます。アウトステップするように、
内角への意識が強いタイプではないのでしょうか。

 踏み出した前の足もなんとか我慢できているので、アウトステップでも外角や低めの甘めの球ならば充分に対応できそう。ただし、打球は、
引っ張りの打球が多そうな気はします。

<リストワーク> 
☆☆☆★ 3.5

 打撃の準備である「トップ」の形は早めに作れており、速い球に立ち遅れる心配はなさそう。けして、インサイド・アウトでバットが出てくるわけではないのですが、アウトステップするので、ある程度スペースは確保できています。バットの先端であるヘッドの下がりもキツくないので、打球はフェアゾーンに飛びやすい感じです。特に、
スイングの弧が大きく、強い打球を生み出します。

<軸> 
☆☆☆☆ 4.0

 足の上げ下げは大きくないので、目線の上下動は少なめ。身体の開きも我慢できていますし、軸足にも適度な安定感と粘りは感じます。

(打撃のまとめ)

 特別打てる幅が広い感じではないものの、
タイミングの取り方は悪くないので、対応力が勝ったタイプのように見えます。スイングの弧は大きいものの、スイング自体は打球に角度は付けたり、フォロースルーを活かして遠くに運ぶタイプでもありません。現状のスイングならば、長打よりも率の方に比重の置かれたスイングではないのでしょうか。


(最後に)

 現状は、ドラフト候補としては走攻守全てに 中~中の上 ぐらいと、突出した感じではありません。良く言えば総合力に優れており、悪く言えば特徴がないとも言えることができ、最終学年でいかに
インパクトを与えられるかが鍵になりそうです。そうは言っても、全国的にも上位のショートだと言えると思うので、最終学年では春季大会から球場に足を運んで確認したい選手でした。


(2024年夏 神奈川大会)