24sy-20
田島 光祐(24歳・BC信濃)捕手 173/78 右/右 (龍谷大平安-中部学院大中退) | |
二軍の試合ならば、すぐにでも入って行けそうなディフェンス力を持っている 田島 光祐 。一体、どのような選手なのか考えてみたい。 (ディフェンス面) ミットをしっかり投手に向けて動かさないので、投手としては的をつけやすそうな構えです。微妙なコースでのミットの出し方なども研究されていて、ストライクカウントを呼び込みやすいのでは? ワンバウンドするような球でも、素早くミットを下から出せるなど、そういったキャッチング全般の能力は安定しているように感じました。 ガンガン俺について来い的な引っ張ってゆく感じや、細かいジェスチャーでのやりとりなどで対話して作り出してゆくといった感じでもありません。。むしろ、自分の仕事を淡々とこなす選手といった感じです。スローイングに関しては、塁間1.9秒台前半ぐらいと驚くほどのタイムではありません。地肩自体も、プロに入る捕手としては、強い方では無さそう。しかし、走者の滑り混んでくるあたりに、安定して集められるなど、実戦で刺せる選手だと思います。特に垢抜けた特徴はないものの、適度な総合力を持っており、チームの捕手の層を厚くするといった意味では、ありの素材ではないのでしょうか。こういったディフェンス力が、プロ級であることを評価されての指名だと考えられます。 (打撃内容) BC信濃リーグ在籍3年目の今年は、51試合(141打数) 2本 18点 打率.241厘 といった成績で、チームでも下位打線を担っていました。そういった意味では、今年打撃が良くなって評価されたという感じではありません。 <構え> ☆☆☆★ 3.5 常にバントをするような格好から、バットを引いて振り出すバスター打法を採用。右打席から前の足を引いてカカトを浮かし、グリップは下げ気味に添えられている。腰の据わり具合・両眼で前を見据える姿勢も良く、打席でもリラックスして構えられているところは好いところ。 <仕掛け> 遅すぎ 投手の重心が下がりきってから、ベース側につま先立ち。本格的に動き出すのは、リリース後ぐらいと「遅すぎる仕掛け」を採用。ここまで遅いタイミングでの始動だと、日本人の筋力やヘッドスピードだと立ち遅れて、NPBの一軍レベルの投手相手には苦しいのではないのだろうか。 <足の運び> ☆☆☆ 3.0 小さくステップして、真っ直ぐ踏み出してきます。始動~着地までの「間」がないので、狙い球を絞りその球を逃さない「鋭さ」がより求められます。真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でもさばきたいタイプなのかもしれません。 踏み込んだ前の足は、インパクトの際にブレずに我慢。そのため、逃げてゆく球や低めの球にも食らいつくことができます。実際、右方向への打球でもフェンスオーバーの当たりを放っていました。 <リストワーク> ☆☆☆ 3.0 打撃の準備である「トップ」の形は早めに作れていますが、投げるタイミングなどを投手に変えられると、修正できずに振り出すしか無くなります。バットの振り出しも、少し身体から離れて遠回り。それでも、バットの先端であるヘッドまでは下がらないので、そこまでドアスイングにはなっていません。特に少しポイントが遅れがちなので、右方向への打球は良く伸びます。 <軸> ☆☆☆★ 3.5 足の上げ下げは小さいので、目線の上下動は少なめ。身体の開きも我慢できていますが、右方向への打球を意識しているせいか? 軸足が傾いて伸びがちかなと感じます。そういった意味では、軸を起点に引っ張る打撃はどうだとか、調子の波は大きいタイプなのかなといった気はします。 (打撃のまとめ) クセのある打撃フォームに、極端に始動が遅いのは正直気になります。けして、当て勘が優れているとか、甘い球が逃さないといった感じでもなく、タイミングが合えば結構右方向中心に強い打球が飛んでゆくといった感じです。 (最後に) ドラフト指名される選手の中でも、打撃に関しては劣る部類の選手だと言えます。育成枠で指名されたのは、ディフェンス面を評価されてのことなのでしょう。そういった意味では、一軍戦力になるためには打力の向上を図れるかが鍵になると言えます。ある程度そういったことを、球団も本人も割り切っての指名やプロ入りだったのではないのでしょうか。 (2024年 BCリーグ公式戦) |