横浜たそがれ
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ファン歴40年を越える、管理人の独断と偏見に満ちた横浜ベイスタ-ズについて熱く語るペ-ジである。 |
2023年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
2023年度のベイスターズの退団者が発表され、今年もドラフトでどのようなポジションを補強しようとしているのか大まかに見えてきた。また今年は、主力投手を中心に、FAやポスティング・あるいは移籍が噂される助っ人など、大幅にチームの形が変化することが予想される。そんな中、まず退団者の内訳<( )は育成>をみてみると 投手 5名(2名) 捕手 0名(1名) 内野 2名(0名) 外野 0名(1名) ここから伺われることは、投手中心のドラフトになり、内野手の補強もしてくる可能性が高いこと。戸柱のFA移籍も視野に入れると、育成あたりで1名の捕手。外野手こそ無さそうに見えるが、現役ドラフトも絡めると1名ぐらいの指名は何かしらの形ではあるのではないかと考えられる。 (2023年度の補強ポイント) そこで、ベイスターズの補強ポイントをあげてみると 1,主力投手の穴を埋めること 2、次代の強打者候補の獲得 3,高齢化が進む外野手の若返り 4,リリーフ陣も補強したい 5,高校生遊撃手の獲得 の5つあたりを補強ポイントとして、本会議での指名で行ってくるのではないかと。ドラフト以外での補強も絡めての話にはなると思うが、投手3人・野手3人 ぐらいの6名前後が、本会議での指名人数になるのではないかと予想する。 1,主力投手の穴を埋めること エース・今永昇太(31)のポスティングでの海外挑戦が濃厚であり、さらにサイ・ヤング賞投手・トレバーバウアー(33)も、DH制のあるパ・リーグへの移籍を希望しているとの話もあり、その去就は微妙。まだ流動的ではあるが、先発の一角を担った 石田健大(31)もFA宣言する可能性があり、今季の先発を担った3人が抜ける可能性が出てきたのだ。そのためドラフトで一人は、計算できる先発候補を確保しておきたい。しかし、そうなると競合覚悟で有力どころにアタックすることが求められる。 そこでドラフトでは、即戦力NO.1候補の 常廣 羽也斗(青山学院大)右腕。豊作の大学生投手でもポテンシャルは屈指の 細野 晴希(東洋大)左腕。一年目からローテーション入りが期待される 武内 夏暉(国学院大)左腕 。恐らく、この3人の中から、最初の1位指名が出てくるものと考えられる。ただし今年は、どの球団も大学生投手の指名に走る可能性があり、いずれにしても3球団前後の重複は覚悟しないと行けないだろう。 ハズレた場合どうするのか? 2、次代の強打者候補の獲得 これらの誰かが獲得できれば、ローテーション入りを一年目から期待できそう。しかし抽選に外れてしまった場合は、めぼしい投手がどの程度残っているのか? あるいは、そういった選手はおらず、一気に路線変更に舵をを切るのかは意見が別れるところだ。 仮に最初の入札から外れる可能性がある即戦力候補となると、下村 海翔(青山学院大)右腕 や 古謝 樹(桐蔭横浜大)左腕 あたりが残っていたら、再度投手指名に走るのか? あるいは即戦力性は薄いが、高校生の 前田 悠伍(大阪・大阪桐蔭)左腕 や 即戦力ではないが数年後主力になってくれそうな好素材の大学生ならば、それなりに当たり年の今年ならば残っているだろう。あくまでも、投手の1位にこだわり続ける方法。 もう一つの考えは、最初の指名を外した場合、基本的に一年目から先発を担えそうな人材はほとんど残っていない。それならば、7番目の順番となるベイの2巡目までは残っていなそうな、度会 隆輝(エネオス)右翼手 や 即戦力とは考え難いが、魅惑の長距離砲である 広瀬 隆太(慶応大)一塁手。即戦力性が最も高そうな野手でもある 上田 希由翔(明治大)三塁手 などを確保しにゆくという選択もある。 個人的には、最初の入札では即戦力投手を狙いにゆき、外れたら 大学・社会人の野手を狙いに。運良く最初の指名で即戦力投手を獲得できた場合は、2位で高校生野手でも好いので、将来の中軸候補になりうる強打者のゲット目指す。仮に1位で大学・社会人の野手を確保した場合は、2位で好素材の投手(高校生を含む)を確保にゆくといった戦略が好いのではないかと考えている。詳しい話は、下記に掲載した サラリーマンスカウトさんの動画でも話をしているので、参考にして頂きたい。 3位以降はどうするのか? 3,高齢化が進む外野手の若返り 1位・2位で投手と強打者を獲得したとして、3位以降ではいかなる補強をすべきなのか? 上位で誰を獲得できるかで戦略も変わってくる。例えば、上位で外野手の 度会 隆輝(エネオス)右翼手 を獲得できた場合は、もう一人外野手を補強するのか? あるいはしても、補強の優先順位はグッと下がることになる。ただし、チームとしては中堅を担える守備力のある外野手を加えたい。そういった意味では、3位あたりで二刀流の 武田 陸玖(山形・山形中央)左腕 や 中島 大輔(青山学院大)や 宮崎 一樹(山梨学院大)中堅手 などの名前があがってくる。しかし、めぼしい強打者候補がベイの2位まで残っていなければ、外野手の人材が薄い今年は、彼らを2位に引き上げる必要性に迫れるかもしれない。 4,リリーフ陣も補強したい 守護神・山崎康晃(31)の不調もあり、シーズン中には 森平 康平(33)や ウェンデルケン(31)などを代役に立てざるえなかった。それ以外でも、長年の勤続疲労でパフォーマンスを落としている選手もおり、4位ぐらいでは即戦力になりそうな勢いのあるリリーフ候補を加えておきたいところ。都市対抗のリリーフで素晴らしいパフォーマンスを魅せた 関根 智輝(24歳・ENEOS)右腕 や、変則サイドの 松本 凌人(名城大)右腕などは有力な候補となる。 5、高校生遊撃手の獲得 センターと共に、メンバーを固定できなかったのが遊撃手。プロスペクトであるはずの 森 敬斗(23)の伸び悩み や アマ時代ほとんどショートの経験がなかったルーキー 林 琢真(24)などの成長に来季は託したい。まだ実績充分の 京田 陽太(30)や大和(37)も健在なだけに、もう一年ぐらいは様子をみる猶予もあるだろう。そういった意味では、森よりも若くプロでもショートが担えそうな高校生を確保しておきたい。 その他では 残念ながらこのぐらいからの順位でないと、今年の場合高校生投手を確保しに行く余裕は無さそうだ。そのため、高校生投手を補強するとすれば5位以降だとか育成あたりになるのではないのだろうか。 育成も含めれば、捕手の獲得も。また、上記の補強ポイントを思い通り進められなかった時には、強打者候補や中堅を担えそうな外野手などを、下の順位や育成などで補う必要もありそうだ。 (最後に) ここまでを整理すると、1位・2位で先発候補(将来のも含めて)か 強打者候補(高校生も含めて)が有力であり、3位ぐらいから センターを担える外野手、即戦力のリリーフ候補、高校生遊撃手 などを補強して、本会議での指名は 5,6名ぐらいになるのではないかと予想する。そのへんのことに関しては、サラリーマンスカウトさんのところでの下記の動画でも触れているので参考にして頂きたい。 |
2022年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
下記にあるサラスカさんのところの動画を一通りみて頂けると、私のベイスターズのドラフトについての基本的な考えが述べられており、この頃と大きな変化はない。この動画の撮影後に起きた出来事と言えば、今年の退団者が発表されたことではないのだろうか。その内訳をみてみると 投手 3名 捕手 1名 内野 2名 外野 1名 の計7名の退団が発表された。この欠けた人数が、基本的にドラフトで指名される人数やポジションの目安となる。そのためドラフト会議では、本会議で6名前後の指名が想定されることになる。 (2022年度の補強ポイント) この他にも、クローザーを担った 山崎康晃 投手のポスティングが有力視されている。そのことも踏まえて考えると 1,プロスペクトに値する捕手 2,ポスト山崎康晃 おそらく上位2枠は、このことを意識した指名になるのではないのだろうか。ただし、どちらの補強ポイントを重視するのか、誰を獲得しようとするのかで指名の順番は変わってくる。 1位で即戦力投手として計算できる投手を狙えば、松尾 汐恩(大阪桐蔭)捕手などは2巡目の指名が遅いベイスターズまでに残っていない公算が高い。逆に松尾選手を1巡目で獲りにゆけば、2位で即戦力になりうる投手が何処まで残っているのかは微妙な状況だろう。 ただし、主力捕手達が軒並み30代を越えてきており、彼らも絶対的な存在とはいえない。またファームにも、プロスペクトになるような絶対的な若手がいないことを考えると、私は捕手の補強を優先すべきだと考えている。あとは、捕手として意見の別れる松尾選手をベイスターズがどのように評価しているのかに懸かっている。 仮に投手を優先させるのであれば、今年の場合即戦力性の高い 吉村(東芝)・益田(東京ガス)・吉野(トヨタ自動車)・小孫(鷺宮製作所)あたりの社会人投手が有力な候補となる。確かにベイスターズの2巡目までに彼らが残っているかは賭けになるが、リリーフを期待する人材に関しては、順位に関係なく見出だせることも多い。彼ら以外にも、上手く才能を見抜けばモノになる選手を獲得することも可能だろう。このへんは、ドラフト上位じゃないとモノになり難い、即戦力の先発投手とは話が違ってくる。もし投手を1巡目で狙ってくるのであれば、先発タイプの 莊司(立教大)あたりの名前が浮上してくるのかもしれない。 また補強ポイントからはズレてしまうが、次代の中心打者をという意味で 浅野(高松商)外野手の評価も高いのだという。ただし、現状外野手の人数が余剰気味なことを考えると、ここを整理しない限り外野手の獲得は難しいと考える。現役ドラフトも絡めて調整する気があるのかもしれないが、個人的には高い順位での外野手補強には反対したい。それならば、ポスト宮崎を意識した 内藤(日本航空石川)三塁手などの指名を考える方がチーム事情にマッチしているものの、まだファームで 小深田大地 が育成期間であることを考えると、これも上位での指名は現実的ではない。 3,守備力の高い遊撃手 上記の2つの次に補強ポイントとしてあげたいのが、守備力の高い遊撃手の獲得となる。このポジションには、プロスペクトである 森 敬斗(21)がいることからも、彼との競争をあおり刺激となる存在。もしくは、将来的に二塁を担い、牧をポスト宮崎として三塁に移せる形を作るための人材ということになる。ある意味、森の当て馬的な役割にもなり、牧・宮崎が健在である現状を考えると、上記の2つの補強ポイントより優先度は低くなる。田中(亜大)・友杉(天理大)などがベイスターズの3巡目まで残っていれば良いが、その次あたりにランクされそうな 門脇(創価大)・村松(明治大)・奈良間(立正大)あたりが有力な候補になるのではないのだろうか。守れるということをより重視するのであれば、和田(トヨタ自動車)や児玉(大阪ガス)などの社会人候補なども浮上してくるのかもしれない。 4,将来性の高い投手 上位3枠で2人の野手を獲得した場合、4巡目は投手になる公算が高い。ここで将来性の高い高校生を狙うか、ダメおしで大学・社会人を狙ってくるのかは球団の考え方や当日の流れにも左右されそうだ。個人的には、吉川(浦和麗明)のようなサウスポーや日高(富島)右腕のような、将来楽しみな人材おさえておくのが良いのではないかと考えている。 5,やっぱり次世代の中心打者は欲しい どうしても優先順位は下がってしまうが、なんやかんやいって次世代を担うような打力の高い選手は欲しい。イメージ的には、5位で獲得できた 細川 成也(25) の時のように、粗さはあるけれど化ければ大きそうなの選手が良いのではないかと。個人的には、将来のコンバートも視野に入れての 吉田(桐蔭横浜大)捕手をポスト宮崎として期待するとか、鈴木誠也(カブス)の高校時代を彷彿とさせる 伊藤 千浩(東北)投手の野手としての才能を買うなど、この辺の順位でも楽しみな人材を見出すことは可能だろう。 6,即戦力のニ三塁候補も 今年は、内野の控えが機能しなかったのが痛かった。柴田の不調に加え、戦力として期待された 倉本・伊藤裕季也・知野・田部・藤田 などが物足りず、外野に比べると内野の層が薄いことを露呈した。そういった意味では、遊撃手候補の他に、二塁や三塁を担える人材もおさえておきたい。中山(三菱重工EAST)や斎藤(法政大)や、少し年齢はいっているが福永(日本新薬)などを狙うのも悪くない。ただしこの補強は、必ずしもドラフトという形でなくても良いのかもとは思っている。例えば、FAで人的補償のいらないCランクに位置する 西浦(ヤクルト)あたりをショートもできる人材として狙うのもありなのではないかと。 7,念押しの即戦力投手 ベイスターズは、元パナソニックで海外でプレーしていた 吉川 峻平(28)をリストアップしているという話もある。また、社会人3年目の前田(日本通運)投手のような実力者や、プロ志望を打ち出した 臼井(東京ガス)などを狙うのも手だろう。ただし、こういった選手の獲得をするのであれば、指名の最後の方というのが条件になる。このような指名は、下位でするからこそ妙味がある。昨年日ハムが、上川畑(NTT東日本)遊撃手を9位で獲得した例を参考にしたい。 (最後に) ここであげた全ての補強ポイントを、一回のドラフトだけで賄えるかどうかは微妙だが、大方6名前後の指名になるのではないかとみている。特に後半の3つの補強ポイントは、そういった人材がいるのか? など当日の流れにも左右されそう。また育成枠でも、例年の状況を考えると、今年も何人か指名されることが予想される。西濱(BC群馬)投手のような素材型や、吉村(明徳義塾)のような変則左腕など、本会議で抑えきれなかった人材を狙うことなりそうだ。 |
2021年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
下記にある動画を一通りみて頂けると、私が2021年度のドラフトにおいて、ベイが進むべき方向性について説明している。大方基本線は変わらないのだが、動画を撮影した時期が大学の秋季リーグ戦が始まったばかりだったり、社会人の都市対抗予選が本格化する前の時期だったので、微妙に状況が違ってきていること。そして下記の動画では、想定されるベイの指名の中でもオーソドックスなものを述べたつもりだが、今回は個人的な願望を中心に書いて行きたい。 (ベイスターズの補強ポイント) 1,計算できる先発候補(将来に向けても可) 2,一年目から一軍に定着できるリリーフ(こちらは即戦力) 3,捕手 4,遊撃手 5,外野手 動画でも述べている通り、ベイスターズの補強ポイントや優先順位は変わっていない。ただし今年の場合は、2位指名は12球団で最初の指名になることが確定した。実際今年のドラフトの場合、7名程度は1位で指名されるだろうという選手は予測できても、それ以後の8番目~20番目(2位の中盤ぐらいまでは)、誰が1位でも2位でもおかしくない状況。すなわちベイスターズにとっては、どんなにクジで外しまくっても、このランクの選手を二人は獲得できる位置にいるということになる。このことは何を意味するかというと、競合覚悟で積極的にいってハズしても、それほど醜い指名にはならず、自分達の評価の高い選手を他球団の動向など気にしないで素直に指名すれば良いということになる。 下記の動画では、2位で古賀(中央大)捕手にゆくのが、一番オーソドックスな指名ではないかと述べた。しかしこの秋の古賀選手の内容をみると、3位のベイスターズの指名(全体で最後)までに古賀選手が残っている可能性は低いものの、別の捕手でも良くないか。すなわち2位指名では、捕手ではなく優先度の高い、1年目から一軍に定着できるぐらいの力量がある、リリーフ候補の獲得を優先しても良いのではないかと考えるようになってきた。ただし、古賀選手以外の有力捕手となると、高校NO.1の強打の捕手である松川(市立和歌山)捕手や、ディフェンス面では古賀以上に即戦力になりうる可能性を秘めた福永(国学院大)捕手などがいるが、彼らもまたベイスターズの3位まで残っているのかと言われると微妙だと言わざるえない。ベイスターズの評価している捕手が、この3人以外であるのならば、1位と2位 は、投手の指名にすべきだろう。 ではこの場合、1位指名はどうするべきなのか? 1,即戦力が計算できそうな投手 2,中途半端な選手であるのならば、高校生のビッグ3に競合覚悟でゆく 1,の即戦力が計算できそうな先発選手となると、今年の場合は 西武がすでに1位指名を公表している 隅田(西日本工業大)・佐藤(筑波大)の両左腕に、広畑(倉敷オーシャンズ)ということになりそうだ。あとの選手は、先発としては即戦力としてはどうか? という疑問が残り、リリーフならばなんとかといった感じの選手達なのだ。そして彼らにしても、一年目から5~8勝できれば御の字といった感じで、一年目から二桁まで意識できる圧倒的な存在かと言われると疑問が残る。 もしそのレベルであるならば、2、の将来チームのエースや主戦としての期待が持てそうな 高校ビッグ3 の方がいいのではないかという考えにもなる。特に高校ビッグ3の中でも 小園(市立和歌山)投手は、2年目にはローテーションに定着できそうな基礎力を持っている。また投げているボールや凄みという意味では、大学・社会人含めても屈指の 風間(ノースアジア大明桜)も魅力的。また、高校のあいだ無理させないできた 森木(高知)などは、3人の中で一番伸び代を残しており、それぞれが大学や社会人候補にはない魅力を放っている。 個人的には今年の大学・社会人の選手たちならば、高校生のビッグ3の誰かに行った方が良いのではないかと考えている。一年目はともかく、小園などは2年目には 宮城大弥(興南-オリックス)のようにチームの中心を為す可能性が高いとみる。また風間なども、2年目ぐらいにはリリーフで一気にクローザーに収まっても不思議ではない。また森木などは、今からは想像できないぐらいに、別格に成長する余地を残している。この中でも一番失敗が想像し難い 小園 あたりにゆくのが、今年のベイスターズの選択としては良いのではないか。しかし小園の指名となれば、ドラフト会議で3,4球団の競合は覚悟しておいた方が良さそうだ。とりあえず競合を避けるという選択は、クジを一回外すまでは避けて頂きたい。 (ハズレ1位は) 外れた場合は、一気に即戦力志向に舵をきっても良いだろう。スケールが大きいといって、達(天理)みたいな高校生ではなく、少しでも戦力になりそうな選手を模索するべきかと。また展開次第では、佐藤(筑波大)や広畑(倉敷オーシャンズ)あたりが、ハズレ1位まで残っている可能性も考えられる。またそうはならない場合では、山田(JR東日本)・鈴木(創価大)・山下(法政大)などが有力なハズレ1位候補になりそうだ。今年の場合1位はあえて野手ではなく投手を優先させるべきではないかと考える。この中では 山下(法大)左腕が、最有力ではないかとみている。 (2位指名は) いずれにしても、1位である程度先発を意識できる選手を獲得できたとする。その後は、動画では古賀(中央大)捕手にゆくのがオーソドックスな指名だと述べたが、個人的には1年目からリリーフで一軍入り可能な投手が良いのではないか考える。ハズレ1位になる可能性もあるが、吉村(東芝)や椋木(東北福祉大)の右腕達や、黒原(関西学院大)・桐敷(新潟医療大)・石森(火の国サラマンダーズ)などの左腕なども、1年目からリリーフならば戦力になれそうな選手たちとなる。2位は上記でも記したように、12球団で最初の指名。そのため限りなく、1位指名に近い選手を獲得できるチャンスとなるのだ。 (3・4位指名では) 1位・2位 で、先発・リリーフに目処をつけられた場合、次は3位・4位を連続で指名することになる。しかし3位は、12球団で最後。少なくともここで、野手の課題である 捕手と遊撃手 を獲得したい。捕手場合、古賀・松川・福永 あたりの捕手達は、残っていると考え難い。仮に残っていれば指名すれば良いと思うが、ここは地肩と長打力のポテンシャルが高い 久保田(関西大)捕手や打撃では突出している 安田(愛知大)などを、この辺で狙いたいところ。もし3位・4位で捕手を指名しない場合は、中川(京都国際)や 速水(BC群馬) などの捕手をもっと下の順位で狙うという方法もある。今年の場合は、打力重視の捕手を獲得する方が望ましいだろう。 もう一つ補強したいのが、森が出てきたとはいえ捕手と共にチームで最も弱い遊撃のポジションだ。特に森が打撃型の傾向の強い選手だけに、今年は守備型の遊撃手が良い。そうなると 和田(トヨタ自動車)や水野(JR四国)あたりが筆頭となり、森選手と一軍争いを期待される選手達となる。ショートの補強をさらに下の順位にまわすのであれば、上川畑(NTT東日本)、森の下の世代として 小森(宇部工業)などを狙うのもありだろう。ただしオーソドックな指名では、3位・4位の連続指名で、捕手と遊撃手という野手の補強ポイントに目処をつけたいところ。 (5・6位指名では) 5位・6位の連続指名では、やはり外野手と投手を1名ずつぐらいは指名したい。もし1位が高校生だった場合は、ここでもリリーフが望めるような即戦力候補。逆に1位が大学・社会人ならば、この辺で一人高校生を指名するのも悪くない。 また、細川選手より若い外野手がいないことを考えると、外野手の指名もしておきたいところ。特にシーズン中では、外野手がいなくなり捕手が外野を守るという状況に二軍は陥っていた。それを考えると、育成も含めて外野手は二人は欲しいのではないのだろうか。 これは動画でも述べたが、今年は外野3ポジションレギュラーが固定できた。さらに控えレベルも一定のレベルがあり、中途半端な選手を獲得したところで太刀打ちできないだろう。もし大学・社会人の外野手を獲るのであれば、足のスペシャリスト的な存在。高校生ならば、将来の中心打者になりそうなスケールの大きな選手を獲得できればと。 (育成枠では) 今年チームが、どのぐらいの人数を想定しているのかは定かではない。しかしこれも動画で述べたが、チームにはいないタイプの投手。例えば、左打者に強い左サイドハンド、あるいはサブマリンのようなベイの投手陣にはいない球筋の投手が欲しい。 また外野手も、2名を支配下で獲るのは枠の関係上厳しいかもしれない。そう考えると、先にあげた足のスペシャリストなどは、育成会議での指名になってしまうかもしれない。育成枠に期待したいのは、総合力よりも今のベイにいないタイプの一芸に秀でた特徴のある選手が望まれる。 (最後に) ここまでの話を整理すると 1位 先発候補 (高校生もあり) ハズレ 大学・社会人の投手 2位 リリーフ候補(即戦力) 3位・4位 捕手&遊撃手 5位・6位 外野&投手 育成 一芸に秀でた選手達 ということで、指名は6名前後(育成含めて8名前後)ぐらいになるのではないかとみている。あとは、スカウトたちのこの一年の努力が報われることを祈るしかない。 |
2020年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
コロナで開幕が遅れたことで、2020年度シーズンは今も続いている。しかし、シーズンの残り試合もあと僅か。チームの課題は、明らかになってきている。そこで今回は、補強ポイントを踏まえつつ、10/26 のドラフト会議に向けてチームの進むべき道を考えて行きたい。 (2020年度シーズン) 残り試合を16試合ほど残した10/20現在の成績ではあるが、総得点456 は、リーグ2位の成績であり圧倒的首位を走る巨人との差も16点程度と、致命的な差だとは言えない。しかし総失点数はセ・リーグ4位の成績であり、その成績がそのまま順位になって現れている。実に失点数に関しては、巨人との差は63点も離れており(巨人の方が試合数が2試合多いにも関わらず)、チームの課題は投手を中心とした守りであることが浮かび上がってきた。やはりオフの補強ポイントは、いかにこの 投手陣の差を埋めるかと、守備力を向上させて失点を防ぐ体制を作れるかに懸かってくる。 (先発陣) 左のエース今永、安定感抜群だった右の平良の左右の二本柱がシーズン中に欠けてしまったのが痛かった。平良はようやくシーズン終盤になって復帰してきただけに、まだ来年への期待がもてる。しかし今永は肩の手術を行い、二桁経験者の東も今年手術をしており、何処まで来季計算できるかわからない。そう考えると「左腕王国」との呼ばれるベイスターズではあるが、来季期待できる左腕は、1年間ローテーションをほぼ守った 濱口(6勝)と新人ながらすでに4勝をあげている坂本ぐらい。あとは、リリーフに行っている石田あたりを先発に戻さない限り、左腕3人をローテーションに入れることは難しくなる。 一方右腕に関しては、現在チーム勝ち頭の9勝をあげている大貫、濱口と共にローテーションを守って6勝をしている井納、さらにチーム屈指の安定感を誇る平良も復帰してきている。他にも昨年新人ながら7勝をあげた上茶谷、京山、阪口・ファームで昨年タイトルを獲得している中川虎などの若手も控えており、左腕よりも候補は多い。 こうなるとしっかり計算できる先発投手が欲しく、できれば左腕で先発が期待できる人材の方が優先順位が高くなる。必然的に候補を求めれば、今年の大学・社会人NO.1投手で左腕でもある、早川 隆久(早稲田大)の名前があがってくる。 問題は、5球団前後の競合が予想される早川に行って外したときに、どうするのか?といった問題に直面する。右腕でも計算できる先発候補を模索するのか? ポスト・山崎康晃に切り替えるのか? それとも野手補強に走るのか? ここで、ハズレた時の1位候補は大きく変わってくる。逆にある程度計算できる選手で単独指名を目指す、お得意の方針を今年も継承するのか悩みどころではある。いずれにしても5勝前後できる能力の選手はある程度いるので、1位で投手を獲得するのであれば、将来チームの柱になれそうな存在が望まれる。 (リリーフ陣) チームの絶対的守護神だった・山崎康晃が、完全に今年は機能しなかった。その穴を、三嶋(30)が違和感なく埋めてくれたことは大きかった。来季の山崎はここまで悪いことはないだろうという楽観的な見方や、引き続き三嶋が健在なこと。場合によっては、2年連続冴えなかった パットンに 代わる助っ人の獲得も視野にいれると、リリーフ補強の緊急性はそこまで高くないことがわかる。昨年3位で獲得した 伊勢 も、22試合登板に留まっているものの、防御率 1.46 と機能しており、ドラフトでの優先順位は昨年と同様に、3,4位ぐらいでリリーフ投手を加えられればといった感じにはなってくる。しかしハズレ1位の必要性に迫られれば、木澤 尚文(慶応大)投手を、先発とリリーフの両睨みで獲得を狙うということは充分考えられる。仮に単独指名を目指すのであれば、この 木澤 が筆頭候補になるのではないのだろうか。また状況次第では、メジャー経験豊富な 田澤 純一(BC武蔵)あたりも、何処かで指名してくる可能性も捨てきれない。ただし34歳という年齢を考慮すると、3位以内での指名は正直勘弁して頂きたいという思いはある。リリーフの好不調は一年おきにやってくるので、今年は良い方の年で来年は落ち込むことも視野に入れておきたい。そのため枠に余裕があるのであれば、中川(立教大)のようなサブマリンや飯嶋(NTT西日本)のような左のサイドハンドなど、チームにいないタイプの投手を下位で狙ってバリエーションを増やし厚みをもたせたい。あくまでも優先順位としては低くくなるが、少しリリーフを意識できる選手を多めに獲ってみても良いのでは? (野手陣) 打撃成績をもう少し詳しく観てみると、得点(2位)・打率(1位)・本塁打(1位)・盗塁(6位)と、極端に機動力がないことがわかる。盗塁数は、巨人の1/3程度となる。しかし走力がないぶん、長打力・打力重視の布陣を組んでおり、長年盗塁を重視して来なかったチームカラーでもあるので致し方ない。これを監督が抜本的に改めようとしない限りは、むしろいくら速い選手を獲得しても宝の持ち腐れになりかねない。そのため今のDeNA打線をいじるとすれば、盗塁を増やすことよりも守備力を重視した布陣に切り替えてゆくことで、失点を少しでも減らす方向で考えるべきではないのだろうか。 野手陣に関しては、ソト・オースティン・ロペスの助っ人の去就が第一の問題であり、さらにFAを取得した梶谷の流出を引き止めるなど、現有戦力を留めることができるのかといったことの方が来季には直結する問題ではないのだろうか。そんな中、ソト・オースティンの去就に関わらず、一塁&外野一枠 は、助っ人で賄う方針は来季も継続されるものと考える。来季から外国人枠から外れるロペスをどうするのか?といった問題はあるものの、この布陣は変わらない。 そこで浮上して来るのが、ソトがここまで47試合ほど担ってきたセカンドのポジションとなる。守備的なことを考えれば、ここまで96試合で打率.268厘を残している柴田に任せる。あるいは、チームプロスペクトである 伊藤裕希也(24)と競わせるという体制で、来季は様子をみるのもありだろう。しかしこの二人では心許ないと考えるのであれば、ハズレ1位候補に、全日本の4番でありながらセカンドを担う 牧 秀悟(中央大)という、またとない人材を狙う選択肢もある。ただし牧を獲得しても、タイプがもろに 伊藤 と重なるだけに、似たタイプの選手がいるのに、いの一番で獲得する必要がどうしてもあるのか? という疑問が生じる。まぁどちらかを、ポスト・宮崎に充てるという考え方もできなくはないのだが・・・・。 しかしセカンドを柴田以外が埋めてくれるとすれば、柴田をショートのレギュラーとして期待することが可能になる。大和が劣化するなか、倉本の復調でどうにか今年は形にはなっているが、長い目でみるとショートはセカンドに次ぐ補強ポイントになるポジションだからだ。ただし先程の伊藤の存在や昨年ドラフト1位で高校生の 森 敬斗 を獲得していることを考えると、セカンド候補は高校生、ショート候補は大学か社会人 を指名するというのが、今までの経緯に沿った補強になるのではないのだろうか。 捕手はすでに7人を抱えており、補強するためには誰か放出させる目処がたたない限り難しい。また外野手も、佐野・オースティン・梶谷 とレギュラーは固定さている。控えもある程度のレベルの選手が揃っているので、上位で指名する部門ではないだろう。外野手に関しては若い外野手がいないので、そろそろ次世代に向けて高校生を1人ぐらい下位指名で加えてみても良いのではないのだろうか。外野手は余剰気味には見えるが、けして人数が多いわけではない。トレードや内野にコンバートするとかの動きはあっても良いとは思うが、今年解雇になりそうな人材は見当たらない。そのため野手の補強は、捕手・外野手よりも、内野手をドラフトで2~3人・外野手を1人ぐらいの指名になるのではないかとみている。仮に育成枠を多く使って独立リーグなどに派遣するという方針であるのであれば、さらに多くの野手を獲得する可能性も捨てきれないが。 (ドラフトをどう考える?) <1位指名をどうするか?> 上記で書いてきたように、投手力の差が上位との力の差に現れてしまっている。また先発・リリーフであれば先発の補強。右と左と言えば、左の先発の方が望ましいといった状況なので、やはり ドラフト1位は、早川 隆久 に競合覚悟でゆくというのが現実的な選択ではないのだろうか。早川以外であるのならば、2年目、3年目ぐらいには二桁を狙える人材として 高橋 宏斗(中京大中京)のような投手を獲得して、2年目からチームのエースへとして成長した 田中将大(楽天)のような再現を思い描くのも無きにしもあらずなのだが・・・。しかしこれは、昨今のベイスターズでは一番イメージし難い1位指名ではある。 仮に単独狙いで 木澤 に走るとか、最大の穴であるセカンドポジションを埋めるため 牧(中央大)を狙うという選択肢もあるが、上記にも書いたように、先発投手の補強が今年に限れば左の方が望ましいこと、牧とタイプが重なる伊藤裕季也の存在などを考えると、ハズレ1位になってからでも彼らの指名は良いのではないかと。また1位を外した場合は、無理に左腕補強にこだわる必要もないのではないのだろうか。そこらへんは、上位12名ぐらいはポジション抜きに順位づけを行って、残っている選手の中で一番評価の高い選手を指名する形でも良いように思える。 <2位以降は> 仮に1位で早川を獲得できると、後々の指名がグッと楽になるのは確か。というのは、無理に先発を期待する左腕をその後の順位で指名する必要がなくなるので、ポスト・山崎康晃を意識できるリリーフ候補に絞ったり、それこそ課題であるニ遊間候補を狙いにゆくということもしやすくなる。 できれば1位~4位までの間に投手を二人、ニ遊間候補の野手を二人を指名する形が理想的ではないかと。あとの補強ポイントは、5位以降にまわす形で良いのではないのだろうか。実際例年になく、今年のDeNAは100名以上の選手をリストアップしているとも聞く。各球団指名人数を控えそうな状況の中、例年並の7名前後の指名をするか、育成で多くの選手を獲得する容易があるのかもしれない。 |
2020年 横浜のいまある姿・野手編 |
前回の「横浜の進むべき道」では、19年度の退団者が出た時点での更新でした。あれから、ドラフト・新外国人選手などの獲得も進み、ベイスターズがどのような陣容で挑もうとしているのか、いつものように、一ポジション4人制 にあてはめて野手陣を考えてみましょう。基本的に控え選手は複数ポジション守ることが多いので、あまり厳格にこの守備位置でなければと考えなくても良いと思います。あくまでも、メインになることが予想されるポジションにあてがってみます。 <一塁> レギュラー : ロペス (37) 対抗 : バックアップ: 飛雄馬 (29)・山下 (27) 育成 : デラロサ (24) 外国人枠などの問題はあるものの、筒香が抜けた打線を考えると ロペス(37)が外れる打線というのは考えずらい。年齢的な衰えは心配されるものの、試合後半からはソトが一塁に回りロペス休ませるなどしてやりくりするのではないのだろうかと。対抗・バックアップの面子が弱くは感じられるが、ファームでの起用も含めて山下(27)・飛雄馬(29)をあてはめてみた。実際彼らが一軍に残るというよりは、一軍では他ポジションの選手が一塁も守るという感じで、一塁の控えは補われる形になるのではないのだろうか。育成に専念させる一塁手がいなかったところを、新外国人の デラロサ(24)を獲得。セカンドも守れるが、守備の安定感を考えると一塁あたりが無難なように思える。打撃には魅力はあるが、正直まだ一軍でやるには粗すぎるので1年ぐらいは育成に時間がかかりそうだ。 <二塁> レギュラー :ソト (31) 対抗 :石川 (34)・伊藤裕(24) バックアップ:百瀬 (23) 育成 : ロペスを一塁に入れる布陣が濃厚なだけに、自然とソト(31)のポジションは二塁となる。恐らく試合途中から、一塁なり右翼に移る布陣をとることになるだろう。一軍控えも流動的で、期待の若手・伊藤 裕季也(24)を常時一軍に置いておくつもりなのか? チームの求心力を考えてベテランの石川(34)を置くのか、若手の成長株である百瀬(23)にするのかはよくわからない。石川が現役のうちは、育成段階の若い選手を指名しないかもしれない。いずれにしても、石川も一年一年が勝負の年となってきた。またソトが一塁なり右翼を守る時は、ショートも兼ねる柴田が二塁にまわる布陣になることが予想される。 <遊撃> レギュラー :大和 (33) 対抗 :柴田 (27) バックアップ:倉本 (29) 育成 :森 (18) レギュラーは引き続き 大和(33)が有力ではあるが、シーズン後半から柴田(27)の打力が急激に伸びてきて差が大いに縮まってきている。さらに実績のある倉本(29)も控えており、育成に専念できる環境が整っている。そこでドラフト1位で、森 敬斗(18)を獲得した狙いは良いのだが、肝心の森が将来的にプロのショートを担える守備力があるのかは微妙なのだが・・・。チーム構成としては、良い形にはなっている。 <三塁> レギュラー :宮崎(32) 対抗 :中井(31) バックアップ:知野(21) 育成 :田部(19) 宮崎(32)のレギュラーは、ほぼ不動だと言えよう。中井(31)は、最近はセカンドよりもサードに入ることが多く、内野のユーティリティープレーヤーとして君臨している。一軍争いのライバルは、倉本あたりになるのではないのだろうか。まだ一軍戦力となると厳しいかもしれないが、スケールのある強打者として知野(21)がショート・セカンドも兼ねてバックアップにまわる。また若年層では、大型内野手の田部(19)が加入し、粗っぽいタイプに見えたが意外にプロの球に対応できている点は将来に向けて明るい材料となる。レギュラーの宮崎と控え層のレベル差はいかんともし難いが、逆に知野や田部を無理なく育てられる土壌は整ってきた。 <右翼> レギュラー :オースティン(29) 対抗 : バックアップ:関根 (25)・楠本(25) 育成 :蛯名 (23) レギュラー候補筆頭は、新外国人の オースティン(29)。ここまでのオープン戦での活躍を見る限りは、筒香の穴を埋められる可能性を充分秘めている。またオースティンが不動のレギュラーとなると、控え選手の選定は難しい。現在はミート力の高い楠本(25)が一軍で起用されているが、これが関根(25)と入れ替わっても不思議ではない。またルーキーの蛯名(23)も、実戦的な打撃を魅せており、開幕一軍とは言わないまでも、二軍での活躍次第では一軍に昇格してくるかもしれない。まぁドラフト6位の大学生なので、一年ぐらいは育成に専念しても好いとは思うのだが。 <中堅> レギュラー :梶谷(32) 対抗 :神里(26)・桑原(27) バックアップ:宮本(24) 育成 :該当者なし オープン戦の内容では、梶谷(32)が、今年は目の色が違いレギュラーに一番近い存在に。また神里(26)・桑原(27)など実績のある選手たちも激しいレギュラー争いを展開していて、誰がポジションを掴むか想像できない。ポテンシャルの高い宮本も、ファームでの内容を見る限りもう育成段階の選手ではないだろう。隙きあらば、一軍昇格を果たしたい。 <左翼> レギュラー :佐野(26) 対抗 :乙坂(26) バックアップ:細川(22) 育成 :該当者なし ポスト筒香として期待されるのが、代打の切り札的存在だった 佐野(26)。それも、4番の重責が期待されている。今年のDeNA打線は、佐野が一年間レギュラーを守り続けられるかが大きな鍵になりそうだ。乙坂(26)は、レギュラーというよりも代打やバックアップ要員として一軍定着を狙う。和製大砲と期待されてきる細川(22)も、4年目を迎え一軍で実績を残したい。もし佐野がダメだったときには、とって替われる存在になっていて欲しい。 <捕手> レギュラー :伊藤光(31) 対抗 :嶺井(29)・戸柱(30) バックアップ:高城(27)・山本(22) 育成 :益子(20)・東妻(19) レギュラーは、攻守でバランスに取れている 伊藤光(31)が濃厚。その他では、ディフェンス型の嶺井(29)&高城(27)のいずれかと、打撃が売りの戸柱(30)&山本(22)のいずれかが一軍を入りを果たしそう。2年目の益子(20)やルーキーの東妻(19)は、タイプ的にはバランス型の伊藤タイプの捕手ではないのだろうか。ただし一軍を意識するのには、もう少し時間が求められる。 (打撃のまとめ) ポスト・筒香嘉智 というのが、2020年度の打線の一番のキーワードになる。オープン戦を見る限りは、打力ではオースティンがその穴を埋めてくれそうな活躍を魅せてくれている。また精神的な部分では、佐野 がいかに年間を通して機能できるかに懸かっている。現時点で最もポジションが固定できていないのが、センターになる。しかしレギュラー争いをしているのは、いずれもレギュラー経験のある選手たち。さらに佐野とオースティン以外の控え外野手は、いずれもセンターを守れる守備力を誇っていて、誰が飛び出してきても不思議ではない。打線に関しては、外国人3人を並べられる布陣が組めれば、昨年以上の面子になるかもしれない。コロナの影響で6連戦が続く日程になり、外国人5名まで一軍登録できる話が検討されている。もしそうなると、外国人野手3人が並ぶ打線も現実味を帯びてくるだろう。 |
2020年 横浜のいまある姿・投手編 |
ドラフト・新外国人獲得などを経て、ベイがいかに戦力を充実させてきたのか? 現状のDeNAの戦力について検証したいと思います。 (先発陣) 2月のキャンプから実戦形式の登板を見ていると、おおよそ開幕ローテーションの青写真は見えてきた気がします。コロナによる開幕延期により、今後どの程度変化するかはわかりませんが、ここまでの調整具合から考えてみます。 毎年書くことですが、前年の実績から計算できる投手となると、先発として二桁勝利をあげているか、防御率が3.50以内という基準をクリアしてるかとなる。しかしこの条件を満たしているのは 今永 昇太(27) 25試合 13勝7敗 防 2.91 ただ一人。まして一年間ローテーションを守り抜いたのは、この今永以外ではルーキーの 上茶谷 大河(24) 25試合 7勝6敗 防 3.96 だけで、その上茶谷にいたっても防御率の点で物足りない。そのほか登板数は少なかったものの防御率で条件を満たしていたのが 濱口 遥大(25) 17試合 6勝5敗 防 3.17 ぐらい。上茶谷は2年目の飛躍を期待して、今年もローテーション候補として組み入れてゆくことになるだろう。今季もローテーションが確定的と言えるのは、上記の3人が順調に過ごせた時ではないのだろうかとオフに入る時に作成した「横浜のすすむべき道」でも書きました。彼らは順調に来ており、開幕ローテーション入りは濃厚だと言えるでしょう。 その他、昨年先発を担った投手としては 東 克樹(25) 7試合 4勝2敗 防 3.76 井納 翔一(34)15試合 4勝5敗 防 4.76 大貫 晋一(26)15試合 6勝5敗 防 5.00 京山 将弥(22) 9試合 0勝6敗 防 5.80 平良拳太郎(25)15試合 5勝6敗 防 4.11 の名前があがります。この中でも実績・実力ともに順調だったら先発入りが濃厚だった 東 が、手術のため戦線から外れることが決定的となりました。残りの選手の中で先発入りが期待できそうなのが、 京山 将弥(22) 9試合 0勝6敗 防 5.80 平良拳太郎(25)15試合 5勝6敗 防 4.11 ではないかと考えます。京山は、昨年のようなことは無さそうな仕上がりですし、平良の安定感は他の選手より一歩抜き出ているように感じます。京山を入れるかは微妙ですが、平良の方はかなり先発入りは濃厚だと言えます。こうなると、ここまででこの5人が有力です。これに昨年、先発とリリーフの両輪で活躍した 石田 健大(27) 40試合 4勝1敗 防 2.14 を加えた6人が、開幕の先発入りの最有力候補ではないかとみています。先発入りのその他候補となると、新外国人投手の ピープルズ(29)や、ドラフト2位の 坂本 裕哉(23)に、若手左腕の 櫻井 周斗(21)あたりにチャンスが与えられています。ピープルズは他の助っ人との枠の関係もあり、エスコバーやパットンが能力を発揮できているようだとチャンスを与えられるかも厳しい状況であり、野手も3人いることを考えると、彼らが健在である間の昇格は極めて限定的になるのではないかと。坂本・櫻井 もここまでの安定感を考えると開幕ローテーション入りは厳しい状況で、リリーフでの適正か二軍での調整をして先発陣の状況次第で再昇格があるかどうかといった感じになるのではないのでしょうか。そう考えると、新戦力や若手の台頭組から開幕ローテーションに加わる選手は出ないのではないかとみています。今永・濱口・石田 の左腕トリオに、上茶谷・平良・京山 あたりで開幕時の先発を担うことになろうかと。ただし京山に関しては、開幕までの実戦での結果次第で、他の選手と入れ替わる可能性はあるのではないのでしょうか。 また彼ら以外にも、ルーキーながら6勝をあげた 大貫 普一(26)や実績のあるベテラン 井納 翔一(34)やイースタンで最多勝をさげた 中川 虎大(21)や期待の大きい 阪口 皓亮(21)なども控えており、他球団に比べ大きく見劣る先発陣ではないと考えられます。 (リリーフ陣) 前回の「横浜の進むべき道」でも書いたように、信頼できるリリーフ投手の目安は防御率2点台。このぐらいの成績を残せていないと、なかなか翌年の計算はたたない。悪く見積もっても防御率が3.50以内ぐらいまでが許容範囲となる。 石田 健大(27) 40試合 4勝1敗 防 2.14 エスコバー(28) 74試合 5勝4敗 防 2.51 藤岡 好宏(35) 32試合 1勝0敗 防 1.86 山崎 康晃(28) 61試合 3勝2敗 30S 防 1.95 この4人は引き続き、今年もアテにしたくなる成績。この中では、東 の離脱もあり 石田 が先発まわることになる。その穴をいかに埋めてゆくかが大きな課題になる。そんななか今年は、リリーフで実績充分の 三上 朋也(31)が順調に調整してきていることに加え、セットアッパーを担った パットン(32)が、昨年のようなことはないだろうという期待がある。この二人が額面どおり働ければ、石田の穴は充分に埋まるはず。むしろ心配なのは、昨年キャリアハイの成績を残した エスコバー(28)や 山崎 康晃(28)が、昨年同様の活躍を魅せるのかどうかという不安は残る。 また防御率は悪かったものの大事なところを任され続けた投手としては 国吉 佑樹(29) 53試合 5勝3敗 防 4.80 Sパットン(32) 42試合 0勝3敗 防 5.15 三嶋 一輝(30) 71試合 5勝4敗 防 4.33 の3人。今季も不安定な可能性はあるが、代わる人材が出てこない限り、彼らが勝利の方程式を担ってゆく可能性は高い。そんな中、許容範囲の成績を残したのが 武藤 祐太(31) 31試合 1勝2敗 防 3.32 コロナ自粛期間に大幅なダイエットに成功し、今年への意気込みの高さを感じさせた。若手・新戦力では、先発候補にも名前を連ねる 坂本 裕哉(23)・櫻井 周斗(21)の二人の左腕が、先発入り濃厚な石田の穴を埋められるかということ。坂本は三振を奪えるような絶対的なボールには欠けるが、コントロールの良い左腕で安心して見ていられるタイプ。櫻井は逆に三振の取れるボールがありながら、制球に不安があり安定感に欠ける部分がどうでるか? 経験・実績のある 砂田 毅樹(25)も含めて、誰か1人左腕からリリーフで定着できる投手が出てきて欲しい。 また右腕の新戦力としては、ドラフト3位で入団した 伊勢 大夢(22)に期待が集まる。伊勢はサイド気味のフォームから140キロ台後半を連発できるストレートの勢いは一軍級。追い込んでからの決め手不足をいかに補うかが課題だが、同じリリーフであと一歩のところまで来ている 笠井 崇正(26)と共に、一軍戦力を刺激する存在になりえるだろうか? リリーフ陣のできは、だいたい2年に1度周期で良い悪いを繰り返すので、今年は良くなる年。そのため昨年よりは、運用が楽になるのではないかと楽観的にみている。 (投手陣のまとめ) 投手陣全般でみると、絶対的な存在が少ないだけに、先発の今永・リリーフの山崎 がコケたら修正できない。しかしそれ以外ならば、1人2人欠けてもある程度どうにか戦えるだけの戦力はある。そういった選手の質・量という意味では、Aクラスを確保できるぐらいの投手陣ではないかとみている。ただし今年はコロナでCSが消滅することが決定的なだけに、優勝がシーズン通過の絶対条件になる。そのためには、今までよりプラスαのものを引き出して行かないと厳しいのではないかということ。そのことが可能かどうかは、開幕してみないとわからない。このへんのことを考えると、本当はドラフトで投手陣に強烈なインパクトを与えられる人材を確保しておきたかったという思いはどうしても残る。 |
2019年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
過去2回書いてきた「横浜の進むべき道」で、現状の足りない戦力をあぶりだしてきました。そこで今回は、来るべき10/17(木)に行われるドラフト会議で、ベイスターズがどのような指名を行うのが良いのか考えてゆきたい。 (1位指名は) 今年のドラフトでは、佐々木朗希(大船渡)・奥川恭伸(星稜)・森下暢仁(明治大)の3人が1位指名濃厚と言われている。実際この3人が抜けているので、最初の入札はこの3人のいずれかと見るのが妥当だろうし、実際そうするのが良いと思う。いずれにしても、単独指名は難しく競合は避けられないだろう。 DeNAになってからのベイは、大学生投手を1位指名にして成果を出してきたという実績がある。そのため今年も、森下暢仁(明治大)投手が有力ではないかという見方が強いが、私はこれに関しては疑問が残る。というのは、今年の場合高校生の奥川恭伸(星稜)でも、一年目から二桁前後の勝ち星が狙える素材。むしろ今のベイスターズにとっては、頭数以上に若手世代を牽引して行ける圧倒的な素材が欲しい。そのためには、森下よりも奥川恭伸(星稜)やチームにこれまでいなかったような素材である 佐々木朗希(大船渡)を指名する段階に、チームは入って来ているのではないのだろうか。ベイスターズが今後常勝チームになるためには、この高校生のいずれかを1位指名することで、殻を破っていって欲しいという思いが私にはある。ある程度1年目からも戦力になって欲しいというチーム事情も加味すると、奥川の方が現実的な選択にはなると思う。しかしチームの閉塞感・今までの常識を打ち破るならば、佐々木のような投手にトライするのも手だろう。個人的には佐々木も、その圧倒的な能力から思ったほど一線で活躍するまでに時間はかからないのではないかとみている。1年目ぐらいには一軍をある程度経験し、2年目ぐらいからはバリバリの中心選手へといった 大谷翔平 のようになるのではないかとみているが、これは球団の見立てによって意見は別れるところではないのだろうか。 (外れ1位指名は) 最初の入札でこの3人のいずれかを獲得できれば申し分ないのだが、外れた時のことも考えておかなければならない。この場合、少し落ちるが投手補強を続けるのか? それとも野手補強に切り替えるのかは各球団によって別れてくるだろう。もし1位である程度目処をつけようと思うと、吉田大喜(日体大)右腕や河野竜生(21歳・JFE西日本)左腕といった、大活躍が見込めるかは微妙だけれども一年目からある程度一軍でやって行けそうという選手を指名して足場を固めるか? あるいは、佐々木や奥川ほどではないけれど、2,3年目にはローテーションに入ってくるだろうねという期待を込めて西純矢(創志学園)右腕のような高校生投手を1位にして来る可能性も充分に考えられる。 また今年のベイは、2巡目の指名が後ろから4番目。そこまでに欲しい野手が残っていないかもしれないという判断になれば、一気に野手指名に走る可能性もある。将来の中軸候補の期待を担う石川昂也(東邦)内野手や、一年目から一軍で経験させながら育てられるであろう海野隆司(東海大)捕手などは、その有力候補になる。また地元神奈川の逸材・森敬斗(桐蔭学園)内野手あたりも、地元色を重視するのであればあるだろう。しかし現在レギュラーの宮崎(32)がガッチリいる上に、昨年獲得した伊藤裕希也(24)のいるベイが、いの一番で三塁候補の(ニ遊間が微妙な)石川を1位で指名しにゆくかには疑問も残る。同様に高校では遊撃手を担っているが、守備が微妙で将来三塁か外野あたりにコンバートされそうな森をこれまた1位でゆくのか? 伊藤光を中心に一軍経験のある捕手が揃うチーム事情で、どうしても海野を1位指名しないと行けないのか?と考えるかは、本当に球団の考え方次第ではないのだろうか。 (2位指名は) 1位が投手ならば、2位は野手。1位が野手ならば2位は投手という流れにはなると思う(そこまで現有戦力には余裕はないので)。問題は、上記にあげた外れ1位候補が2位のベイの指名までに残っているのか?というところになる。もちろん残っていれば、彼らを獲得する可能性は充分に現実味を帯びてくるだろう。 その他高校生の上位指名候補を考えると、宮城大弥(興南)左腕・浅田将汰(有明)右腕・落合秀市(和歌山東)右腕・及川雅貴(横浜)左腕・井上広輝(日大三)・井上温大(前橋商)左腕・鈴木寛人(霞ヶ浦)右腕などの投手達。野手だと山瀬慎之介(星稜)・東妻純平(智弁和歌山)など捕手達に、武岡龍世(八戸学院光星)・上野響平(京都国際)など内野手に井上広大(履正社)外野手などが有力な候補になる。 大学生では、津森宥紀(東北福祉大)右腕や伊勢大夢(明治大)投手の剛球系のサイドハンドに、杉山晃基(創価大)右腕あたりまでは、上位候補の可能性を秘めた投手達。野手では、郡司裕也(慶応大)や佐藤都志也(東洋大)捕手達も上位候補として名前を連ねる。また社会人では、太田龍(21歳・JR東日本)・宮川哲(24歳・東芝)・立野和明(21歳・東海理化)の投手達は、外れ1位もありうる上位指名候補。社会人の野手や独立の選手たちが、上位の24名に名前を連ねる選手はいないのではないかとみている。 (蔵のドラフト希望シュミレーション) 1位 奥川恭伸(星稜)投手か佐々木朗希(大船渡)投手 外れ 吉田(日体大)投手 で、1位である程度先発を意識できる投手に目処をつける。 2位 海野(東海大)捕手が残っているのは厳しそうなので、森(桐蔭学園)内野手。しかし将来は、三塁か外野を視野に。 3位 上野(京都国際)遊撃手など、将来のショートを託せる人材を確保 4位 橋本(大商大)左腕や北山(日体大)などリリーフで一軍を意識できる素材 5位 藤田(中京大中京)捕手や神宮(西日本短大付)のような捕手。 6位 瀧中(HONDA鈴鹿)右腕など、今年は社会人投手に面白いのが多い 7位 林(近江)左腕のような特徴のある選手(野手も含む) 8位 松岡(BC武蔵)など将来楽しみな選手(高校生も含む) 育成 補強しきれなかった部分の選手を獲得 と一応あげてみたが、1位指名の行方次第で全然その後の指名が変わってくるだろうということ。投手の保有人数が多めのことからも、特徴のある野手を多めに獲得することが望まれるのではないのだろうか。 1,先発争いに加わってこられる右腕 2、高校生遊撃手 3,外野手補強(大学・社会人なら右打者) 4,捕手 5,即戦力リリーフ候補 6,将来を睨んだ投手 などが補強ポイントになって来るのでは? 本指名で8名前後、育成含めて10名ぐらいの指名になるとみているが、支配下にあまり余裕がない球団なので、もっと少なめになっても不思議ではない。 |
2019年 横浜の進むべき道・野手編 |
2019年度の退団者も発表され、今後のベイスターズの補強ポイントもはっきりとしてきた。今回は、いつものように、一ポジション4人制 を使って各ポジション別に足りない箇所をあぶりだしてみたい。( )は、来年の年齢 <一塁> レギュラー : ロペス (37) 対抗 : 佐野 (26) バックアップ: 飛雄馬 (29) 育成 : 該当者なし 年齢的な衰えを感じなくもないが、31本塁打・84打点 の ロペス(37)とは再契約する運びとなるだろう。打撃だけでなく、一塁手としての守備力、溢れるリーダーシップ、来年1シーズンを過ごせば外国人枠から除外されることを考えると、契約を打ち切るとは考えづらい。仮に明らかな衰えを見せても、1軍で4番を経験した 佐野恵太(26)も今年勝負強い打撃を魅せていた。短期的には、ロペスの穴を埋められるレベルまで来ている。飛雄馬は一塁以外のポジションを担うことになりそうだが、他のメンバーとの兼ね合いでここにおいてみた。一塁手の育成というポジションに該当する若手がいないのだが、ここはドラフトでの補強というよりも、育成契約ぐらいの外国人を獲得して一年ぐらいファームで育てつつ将来に備えるという方法を選択する方が無難なのではないのだろうか。 <二塁> レギュラー :ソト (31) 対抗 :石川 (34) バックアップ:百瀬 (23) 育成 :知野 (21) ソト(31)が二塁でというのが、一番現実的なポジションにはなると思う。ただしソトの守備力を考えると、筒香の抜けるレフトあたりにコンバートするのが一番守備的布陣では良いのではないかと考える。実際誰がレギュラーに入っても、石川が一軍の控えに据えていられるかは微妙。下手すると、今季限りで引退となっても不思議ではない。今季50試合ほどには出場しているが、打率.208厘という成績であり戦力というよりはモチベーターという役割が大きい。バックアップは、高卒5年目にして形になってきた 百瀬(23)。二軍で81試合・打率.237厘ながら、シーズン中盤から素質の片鱗を示せるようになってきた。逆に来年伸び悩むようだと、厳しい現実が待っていそう。育成はショートや三塁の方が合ってそうなものの、二塁の守備成績が安定していた知野(21)をあててみた。打率.203厘程度ではあったが7本塁打を放つなど、将来楽しみな大型内野手。来季は高卒3年目と同年齢だけに、ファームを卒業するぐらいの意気込みで取り組んで欲しい。仮に石川が今年でユニフォームを脱ぐ場合は、中井が二塁の対抗(一軍控え)にあてはまるのが妥当ではないのだろうか。 <遊撃> レギュラー :大和 (33) 対抗 :柴田 (27) バックアップ:倉本 (29) 育成 :該当者なし レギュラーは今シーズン137試合ショートを任された大和(33)が、引き続き最有力候補。移籍2年目で環境にも慣れ、打率.237厘ながら勝負強い打撃と好守で存在感を示した。そしてシーズン終盤になり打撃が開眼した柴田(27)が、来季は大和とガチンコのレギュラー争いが期待できるところまで来ている。ただし狩野・松尾大河の若手選手が伸び悩み、二人揃って退団という運びに。そのためこのオフは、このポジションを何かしらの形で即担える選手と将来に向けてのドラフト指名がなされる可能性が高い。その中でも、FA権利を獲得した 中島卓也(日ハム)選手の調査に入っているということで、獲得の運びとなれば内野の構想が根本から変わってくる。一応バックアップには、ショートのレギュラー経験のある倉本(29)を据えてみた。ファームでも打率.255厘程度で、一軍に至っては.121厘と控えとしては全く機能していなかったのは気になるところ。またドラフトでは恐らく、高校生のショートを担える人材を獲得するものと考えられる。 <三塁> レギュラー :宮崎(32) 対抗 :中井(31) バックアップ:山下(27) 育成 :伊藤(24) レギュラーは、来シーズン引き続き 宮崎(32)が担ってゆくのが基本線だろう。そして将来的には、宮崎あたりがファーストに入ってゆくことになるのではないのだろうか。対抗は二塁での起用の方が有力だが石川との関係で中井(31)をここにあてはめてみた。もう少しファームでインパクトのある活躍を見せていた 山下(27)を、積極的に一軍で起用しても良かったのではないかと思える。ちなみに育成には一応ルーキの 伊藤裕季也(23)を添えているが、ファームでは一年目から14本塁打、一軍でも4本塁打放つなど長打力の片鱗をを魅せてくれたので、もう二軍で育成云々の段階ではないのかもしれない。来年は、常時一軍に定着しても不思議ではないところまで来ている。知野と伊藤のどちらを三塁と二塁にするのかは意見が別れるところかもしれない。ただし控え層の話なので、それほどポジションは厳格に考えなくて良いだろう。控え選手ならば、ツーポジションは担うことが求められるだろうから。 <右翼> レギュラー :梶谷(32) 対抗 :細川(22) バックアップ:関根(25) 育成 :該当者なし 右翼にソトが入らない布陣ならば、レギュラーは今のところ混沌とした状況。シーズン終盤でようやく存在感を示した 梶谷(31)が順調ならば実績・能力的には最右翼。しかし、満身創痍の今の梶谷に年間を通した活躍が期待できるかは微妙だろう。高卒3年目だった細川(22)は、一軍でも36試合に出場し打率.222厘とある程度対応できるようになってきた。打率自体は終盤の抜擢で結果を残せなかったため下がってしまったが、それ以上に結果を気にして1本塁打に留まったところが気になった。それでもファームでは、15本塁打・打率.293厘を残し、二軍で育成という段階は終えている。また関根(25)に至っても、ファームで最後まで首位打者争いを演じるなど出番には恵まれないが着実に成長。二軍では 12本塁打・打率.329厘と、いつ一軍でブレイクしても不思議ではなくなってきている。青柳の退団もあり、ドラフトでも何かしらの形で指名されることになるのではないのだろうか。特に左打ちの外野手が多いので、大学・社会人を指名するのであれば右打ちの外野手が求められる。 <中堅> レギュラー :神里(26) 対抗 :桑原(27) バックアップ:宮本(24) 育成 :該当者なし 神里(26)が、123試合に出場し15盗塁・打率.279厘と形になってきた。しかしその反面、ここ数年レギュラーを任されてきた桑原(27)が、186厘と絶不調。守備と盗塁に関してはチーム屈指の存在だけに復活が待たれるところだろう。昨年はファームで良い感じで飛躍が期待された 宮本(24)は伸び悩んだ印象。二軍で7本塁打を放ったものの、自慢の足では6盗塁にとどまり打率も.232厘と低迷した。また元々外野手は余剰気味の内野手に比べ少なめだったので、それでも青柳を退団させたことを考えると、ドラフトで2名ぐらい、その他の方法で一名ぐらいは補強するものと考えられる。また高校生ならば、それほど左右どちらでも構わないのではないかとみている。他にもメジャー入りを熱望する 秋山翔吾(32)が望むような形にならなければ、地元・横須賀出身の選手だけに春先から手をあげるよういがあると報道されている。 <左翼> レギュラー :該当者なし 対抗 :乙坂(26) バックアップ:楠本(25) 育成 :該当者なし チームの主砲である筒香が、ポスティングでメジャーを目指すことが決定。そのため彼の穴を埋める人材を探すのが、このオフの一番の命題となる。例えば守備に難のあるソトをこのポジションコンバートし全体の守備力の底上げを狙うという方法もある。秋山が獲得できるのであれば、その他の選手で埋めて長打力は下がってもディフェンシブな布陣を目指すという考えもありだろう。また今年外国人枠から外れFAとなるバレンティン(36・ヤクルト)外野手を獲得できれば、打つことならば筒香の穴を埋められる可能性は高い。しかしいずれにしても、他球団との兼ね合いのある話しではあるので、現時点では目処がたたない。控えでは乙坂(26)が年間を通して一軍に定着し、勝負強い打撃を披露。乙坂の活躍で成長株の楠本(25)がはじき返された形ではあるが、それでも二軍では70試合で 7本・打率.315厘のバットコントロールはチームでも指折りの素材であることは変わりなくレギュラー獲りを目指す存在。あとは一軍でも、しっかり結果を残せるかに懸かっている。また育成段階の外野手もおらず、外野手の年齢が引き上がっているだけに打撃型の高校生あたりを指名しても不思議ではない。ただし一回のドラフトで、3人もの外野手を指名するとは少々考えづらいのではないのだろうか? そういった意味では、青柳をもう一年見ても良かったのではないかと思えてくる。 <捕手> レギュラー :伊藤光(31) 対抗 :嶺井(29)・戸柱(30) バックアップ:山本(22) 育成 :益子(20) 移籍2年目の伊藤光(31)が、レギュラー捕手として定着。84試合 8本 打率.254厘 と打撃面でも合格点の与えられる数字を残した。今年FA権を取得しているので、まずは伊藤の引き止めが大事な案件。一軍経験も豊富な嶺井(29)・戸柱(30)もおり、早急に大きな穴にはならないところまで来ている。また育成段階だった山本(22)も順調に伸びてきており、来季は嶺井・戸柱 を脅かす存在に。また故障などもあり充分な経験を積めなかったが、育成段階には益子もおりバランスは取れている。ただし西森が退団したことで5人になったことを考えると、ドラフトで補強される可能性は高い。また故障者もシーズン中相次いだことを考えると6名だと少々厳しいという考え方もでき、ドラフト以外の方法で他球団の退団者あたりを獲得する可能性もあるのではないのだろうか。 (最後に) 筒香の穴を埋めるのが、このオフの最大の命題。打撃の観点で言えば、バレンティン(ヤクルト)を獲得できればその穴は充分埋められるだろう。この場合は、チームの形をそれほどいじらないで済む。逆に中島(日ハム)を獲得することで、大和・柴田をセカンドに持ってゆく。そしてソトをレフトにと考え守備力を引き上げる方法。この場合は、かなり打撃面で落ちるようになり、そのぶんディフェンス力を大幅に改善できるというチームの形態が全然変わってしまう方法。また秋山(西武)を獲得できれば、これまたソトの守備の問題はそれほど改善されないが、長打力は落ちるものの守備と打力の穴を埋められ上記の方法の中間的な補強案になる。インパクトのある補強であれば、バレンティンと秋山の両獲りを目指すというのが、筒香抜けても野手陣を強化できる唯一の方法ということになるのではないのだろうか。いずれにしても他球団との兼ね合い・本人の意向が大きいだけに、現時点ではどうなるかはわからない。 |
2019年 横浜の進むべき道・投手編 |
2019年度シーズン・我がベイスターズは、1997年以来の2位という好成績でシーズンを終えることができた。しかし貯金としては僅か2個しか残せておらず、交流戦で勝ち越しもののセ・リーグ球団相手には負け越しての2位だった。まだまだ優勝を狙うためには、チームの底上げ・充実が不可欠となる。そこで今回は、2019年度の成績を元に、チームの何が足りないのか考えてみたい。( )は、来年の年齢 (先発陣) 毎年書くことだが、先発投手として来年も当てにデキそうな投手は先発として二桁勝利をあげているか、防御率が3.50以内という基準をクリアしてるかとなる。しかしこの条件を満たしているのは 今永 昇太(27) 25試合 13勝7敗 防 2.91 ただ一人。まして一年間ローテーションを守り抜いたのは、この今永以外ではルーキーの 上茶谷 大河(24) 25試合 7勝6敗 防 3.96 だけで、その上茶谷にいたっても防御率の点で物足りない。そのほか登板数は少なかったものの条件を満たしていたのが 濱口 遥大(25) 17試合 6勝5敗 防 3.17 ぐらい。上茶谷は2年目の飛躍を期待して、来年もローテーション候補として組み入れてゆくことになるだろう。来季もローテーション確定と言えるのは、上記の3人が順調に過ごせた時ぐらいではないのだろうか。 そのほか今シーズンの先発を担った選手としては 東 克樹(25) 7試合 4勝2敗 防 3.76 井納 翔一(34)15試合 4勝5敗 防 4.76 大貫 晋一(26)15試合 6勝5敗 防 5.00 京山 将弥(22) 9試合 0勝6敗 防 5.80 平良拳太郎(25)15試合 5勝6敗 防 4.11 あたりと心許ない。それだけに来季は、先発入りが期待できる助っ人投手と、ドラフトで1名は計算できる先発投手を獲得したいところではないのだろうか。そうすれば 今永・上茶谷・濱口 の他に、残りの3枠を 新外国人・新人・現有戦力 で、ある程度のレベルを維持しつつも競争を煽ることができそうだ。また若手からの抜擢という部分では、育成枠から支配下登録された 中川 虎大(21) 20試合 11勝3敗 防 2.25 を期待したい。イースタンでは最多勝・最優秀防御率の2冠を獲得しただけに、キャンプ・オープン戦でもローテーション争いを繰り広げて欲しい。あとは、先発とリリーフ両方を担った 石田 健大(27)を何処に組み入れるかでも変わってくる。 (リリーフ陣) いつも書くように、信頼できるリリーフ投手の目安は防御率2点台。このぐらいの成績を残せていないと、なかなか翌年の活躍は見込めない。悪く見積もっても防御率が3.50以内ぐらいまでが許容範囲となる。 石田 健大(27) 40試合 4勝1敗 防 2.14 エスコバー(28) 74試合 5勝4敗 防 2.51 藤岡 好宏(35) 32試合 1勝0敗 防 1.86 山崎 康晃(28) 61試合 3勝2敗 30S 防 1.95 この4人は引き続き、来年もアテにしたくなるメンバー。石田はチーム事情で先発なのかリリーフなのか流動的だが、リリーフでの適正の高さを示してくれた。エスコバーは、年々進化を遂げキツイ条件でも黙って投げ続けた。藤岡は今年で退団の可能性もあるなか、与えられた役割を全うし信頼を得た。山崎康晃は、今年もキツイ役回りながら、プロ入り後もっとも充実した一年だったのではないのだろうか。 また防御率は悪かったものの大事なところを任され続けた投手としては 国吉 佑樹(29) 53試合 5勝3敗 防 4.80 Sパットン(32) 42試合 0勝3敗 防 5.15 三嶋 一輝(30) 71試合 5勝4敗 防 4.33 の3人。来季も不安定な可能性はあるが、彼らに代わる人材が出てこない限り、勝利の方程式に担ってゆく可能性は高い。そんな中、許容範囲の成績を残したのが 武藤 祐太(31) 31試合 1勝2敗 防 3.32 と安定。今年ダメだったら藤岡と同様にクビの可能性もあったなか、着実に結果を残し評価を高めていった。これに過去貢献度の高かった 砂田 毅樹(25)・三上 朋也(31)などの復活も待たれるところ。来季は上記の4人に加え、下記にあげた選手などが中心になって、あとは状態の好い選手を使ってゆくというシーズンになってゆくのではないのだろうか。 また一軍での結果は残せなかったものの、ある程度の一軍軍経験を積みファームでも好成績だった 赤間 謙(30)・笠井 崇正(26)・斎藤 俊介(26)・櫻井 周斗(21)あたりも、今年の藤岡や武藤ぐらいの活躍をみせる可能性は充分にある。 どうしても消耗が激しく安定した活躍が望み難いポジションだけに、ドラフトやトライアウト・トレード・FAなどを駆使して3,4名は獲得して、人材を補充しておく必要はあるだろう。チームに大きく影響を与えるとすれば、益田 直也(ロッテ)をFA獲得するぐらいの気構えが欲しい。 |
2018年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) |
遅ればせながら2019年度のシーズンに向け、ドラフト会議で我がベイスターズが目指すべき方向性について今年も考えてゆきたい。すでに今シーズンの退団者が発表されており、投手4人・内野手2人・外野手2人の計8人に加え、育成選手だった3人を解雇している。ここから考えられるのは、退団数に近い人数を、各ポジション減ったぶん補強するパターン。しかし支配下登録者は69名だったところから現在61名にまでになってはいるものの、実際には退団者より少ない人数の指名になりそうだ。すなわちドラフトでは、本会議で5~7名程度、育成でも0~3名程度ぐらいだと考えておいた方が妥当なことになる。もしそうしないとドラフト以外の補強がままならなくなり、ドラフト後に追加退団者や育成落ちさせる選手を調整しないといけなくなるのだ。そのため今年のドラフトでは、少人数ドラフトになることも覚悟しておきたい。 昨年の今頃は、今永・ウィーランド・濱口・石田・井納 と5人の先発投手の名前がスラスラあがってくる状況だった。そのため優勝するためには、あと1人計算できる投手が入ればということで、東克樹(立命館大)の単独指名に走った。しかし今年の場合は、先発投手陣が崩壊し年間通して活躍したのはルーキーの東だけ。この先発投手陣の立て直しこそが、このオフ最大の命題となる。すなわちドラフト1位では、いかに計算できる先発投手を確保 できるのかに懸っている。むしろ高校生野手などを獲得するのならば、昨年の方がしやすい状況だったのである。 (1位指名は) 今年のドラフト戦線を考えた場合、1年目からローテーションに入り10勝前後見込めそうなのは、上茶谷大河(東洋大)か 松本航(日体大)投手のいずれかになる。そのためベイスターズの1位は、この二人のいずれかになる可能性が極めて高い。 (上位候補は) 一方野手に関しては、ポジションを固定できなかったのは 二塁・捕手・中堅 の3ポジション。しかし梶谷隆幸(30)が復帰したり、レギュラー経験のある桑原将志(25歳)のほか若手有望株も多く、外野手補強の優先順位は低い。捕手に関しても、シーズン中に 伊藤光 をオリックスから獲得してきており、現状の嶺井や戸柱といった選手たちと併用してゆけば大きな穴とはいえない。穴らしい穴なのはセカンドぐらいなのだが、梶谷が復帰すればホームラン王にも輝いたソトを二塁に固定するという方法も考えられる。いずれにしても野手の穴をドラフトですぐに埋めようとするのは無理な話であり、野手を上位で指名するのであればスケールの大きな高校生 ということになるだろう。まして今年の場合は、即戦力内野手や捕手の人材が乏しい。それに加え現有戦力でもロペスの35歳を除けば、31歳の大和が最年長という布陣。早急に、将来に備えなければいけないという状況でもないのだ。そう考えると計算できる先発投手の補強は、将来に向けての野手補強の優先順位より上になる。しかしチームの若手有望株を考えると、そのほとんどが外野に集中。そのため2位~4位あたりで、将来のレギュラーを期待できるだけの遊撃手と三塁手の獲得は、ぜひ行っておきたい。 (以後は) 比較的優秀だったリリーフ陣も消耗が激しいだけに、4位ぐらいまでには1人はそういった投手も加えておきたい。少なくても1~4位までの間に、内野手2人、投手2人 ぐらいの割合で獲得。以後は高校生投手1・外野手1・捕手1名 ぐらいの6・7名ぐらいの指名が妥当な線なのではないのだろうか。育成に関しては、リハビリに専念している水野と高卒ルーキーの中川の二人の投手だけになっており、今後は無くす方向で考えているのか球団の方針が見えて来ない。そのため育成枠を縮小するのであるのならば、今年は育成ドラフトへの参加はないということになる。 (難しいのはハズレ1位) 難しいのは、1位入札で競合しハズした時だ。そのとき計算できる先発候補がまだ残っていればよいが、すでに先発ローテーションが危うい人材しか残っていない事態もありうる。そこで一気にそのときには、将来性のある高校生の獲得に切り替えるのか、様々なケースを想定して今頃シュミレーションしていることだろう。 (個人的願望は) 1位 計算できる先発候補 2位・3位 将来の遊撃・三塁を期待できる守備力の高い内野手 4位 即戦力のリリーフ候補か外野手など 5位 以後は流れ次第 6位 7位 育成 2名ぐらい といった感じだろうか。いずれにしてもウェーバー順18番目というのは、かなり微妙な2位指名となりそうだ。あえて具体的な名前をあげれば 1位 上茶谷(東洋大) 投手 2位 太田 (天理) 遊撃 3位 林 (智弁学園)三塁 4位 杉山 (重工広島)投手 5位 濱田 (明豊) 外野 6位 矢澤 (藤嶺藤沢)投手 7位 庄司 (日本通運)投手 8位 渡辺 (JR東日本)捕手 なんて指名できれば理想的だが、現実は2位以降一つずつ繰り上げるような指名順位が妥当なのかもしれない。そのときは、太田の代わりに、宜保(未来沖縄)遊撃手なんかを何処かに入れたいと妄想している。 |