横浜たそがれ


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 ファン歴35年を誇る管理人の独断と偏見に満ちた横浜ベイスタ-ズと湘南シ-レックスについて熱く語るペ-ジである。







2019年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) 


 過去2回書いてきた「横浜の進むべき道」で、現状の足りない戦力をあぶりだしてきました。そこで今回は、来るべき10/17(木)に行われるドラフト会議で、ベイスターズがどのような指名を行うのが良いのか考えてゆきたい。


(1位指名は)

 
今年のドラフトでは、佐々木朗希(大船渡)・奥川恭伸(星稜)・森下暢仁(明治大)の3人が1位指名濃厚と言われている。実際この3人が抜けているので、最初の入札はこの3人のいずれかと見るのが妥当だろうし、実際そうするのが良いと思う。いずれにしても、単独指名は難しく競合は避けられないだろう。

 DeNAになってからのベイは、大学生投手を1位指名にして成果を出してきたという実績がある。そのため今年も、森下暢仁(明治大)投手が有力ではないかという見方が強いが、私はこれに関しては疑問が残る。というのは、今年の場合高校生の奥川恭伸(星稜)でも、一年目から二桁前後の勝ち星が狙える素材。むしろ今のベイスターズにとっては、頭数以上に若手世代を牽引して行ける圧倒的な素材が欲しい。そのためには、森下よりも奥川恭伸(星稜)やチームにこれまでいなかったような素材である 佐々木朗希(大船渡)を指名する段階に、チームは入って来ているのではないのだろうか。ベイスターズが今後常勝チームになるためには、この高校生のいずれかを1位指名することで、殻を破っていって欲しいという思いが私にはある。ある程度1年目からも戦力になって欲しいというチーム事情も加味すると、奥川の方が現実的な選択にはなると思う。しかしチームの閉塞感・今までの常識を打ち破るならば、佐々木のような投手にトライするのも手だろう。個人的には佐々木も、その圧倒的な能力から思ったほど一線で活躍するまでに時間はかからないのではないかとみている。1年目ぐらいには一軍をある程度経験し、2年目ぐらいからはバリバリの中心選手へといった 大谷翔平 のようになるのではないかとみているが、これは球団の見立てによって意見は別れるところではないのだろうか。


(外れ1位指名は)

 最初の入札でこの3人のいずれかを獲得できれば申し分ないのだが、外れた時のことも考えておかなければならない。この場合、少し落ちるが投手補強を続けるのか? それとも野手補強に切り替えるのかは各球団によって別れてくるだろう。もし1位である程度目処をつけようと思うと、吉田大喜(日体大)右腕や河野竜生(21歳・JFE西日本)左腕といった、大活躍が見込めるかは微妙だけれども一年目からある程度一軍でやって行けそうという選手を指名して足場を固めるか? あるいは、佐々木や奥川ほどではないけれど、2,3年目にはローテーションに入ってくるだろうねという期待を込めて西純矢(創志学園)右腕のような高校生投手を1位にして来る可能性も充分に考えられる。

 また今年のベイは、2巡目の指名が後ろから4番目。そこまでに欲しい野手が残っていないかもしれないという判断になれば、一気に野手指名に走る可能性もある。将来の中軸候補の期待を担う石川昂也(東邦)内野手や、一年目から一軍で経験させながら育てられるであろう海野隆司(東海大)捕手などは、その有力候補になる。また地元神奈川の逸材・森敬斗(桐蔭学園)内野手あたりも、地元色を重視するのであればあるだろう。しかし現在レギュラーの宮崎(32)がガッチリいる上に、昨年獲得した伊藤裕希也(24)のいるベイが、いの一番で三塁候補の(ニ遊間が微妙な)石川を1位で指名しにゆくかには疑問も残る。同様に高校では遊撃手を担っているが、守備が微妙で将来三塁か外野あたりにコンバートされそうな森をこれまた1位でゆくのか? 伊藤光を中心に一軍経験のある捕手が揃うチーム事情で、どうしても海野を1位指名しないと行けないのか?と考えるかは、本当に球団の考え方次第ではないのだろうか。

(2位指名は)

 1位が投手ならば、2位は野手。1位が野手ならば2位は投手という流れにはなると思う(そこまで現有戦力には余裕はないので)。問題は、上記にあげた外れ1位候補が2位のベイの指名までに残っているのか?というところになる。もちろん残っていれば、彼らを獲得する可能性は充分に現実味を帯びてくるだろう。


 その他高校生の上位指名候補を考えると、宮城大弥(興南)左腕・浅田将汰(有明)右腕・落合秀市(和歌山東)右腕・及川雅貴(横浜)左腕・井上広輝(日大三)・井上温大(前橋商)左腕・鈴木寛人(霞ヶ浦)右腕などの投手達。野手だと山瀬慎之介(星稜)・東妻純平(智弁和歌山)など捕手達に、武岡龍世(八戸学院光星)・上野響平(京都国際)など内野手に井上広大(履正社)外野手などが有力な候補になる。

 大学生では、津森宥紀(東北福祉大)右腕や伊勢大夢(明治大)投手の剛球系のサイドハンドに、杉山晃基(創価大)右腕あたりまでは、上位候補の可能性を秘めた投手達。野手では、郡司裕也(慶応大)や佐藤都志也(東洋大)捕手達も上位候補として名前を連ねる。また社会人では、太田龍(21歳・JR東日本)・宮川哲(24歳・東芝)・立野和明(21歳・東海理化)の投手達は、外れ1位もありうる上位指名候補。社会人の野手や独立の選手たちが、上位の24名に名前を連ねる選手はいないのではないかとみている。


(蔵のドラフト希望シュミレーション)

1位  奥川恭伸(星稜)投手か佐々木朗希(大船渡)投手
外れ  吉田(日体大)投手

で、1位である程度先発を意識できる投手に目処をつける。

2位  海野(東海大)捕手が残っているのは厳しそうなので、森(桐蔭学園)内野手。しかし将来は、三塁か外野を視野に。
3位  上野(京都国際)遊撃手など、将来のショートを託せる人材を確保
4位  橋本(大商大)左腕や北山(日体大)などリリーフで一軍を意識できる素材
5位  藤田(中京大中京)捕手や神宮(西日本短大付)のような捕手。
6位  瀧中(HONDA鈴鹿)右腕など、今年は社会人投手に面白いのが多い
7位  林(近江)左腕のような特徴のある選手(野手も含む)
8位  松岡(BC武蔵)など将来楽しみな選手(高校生も含む)
育成  補強しきれなかった部分の選手を獲得


と一応あげてみたが、1位指名の行方次第で全然その後の指名が変わってくるだろうということ。投手の保有人数が多めのことからも、特徴のある野手を多めに獲得することが望まれるのではないのだろうか。

1,先発争いに加わってこられる右腕
2、高校生遊撃手
3,外野手補強(大学・社会人なら右打者)
4,捕手
5,即戦力リリーフ候補
6,将来を睨んだ投手

などが補強ポイントになって来るのでは? 本指名で8名前後、育成含めて10名ぐらいの指名になるとみているが、支配下にあまり余裕がない球団なので、もっと少なめになっても不思議ではない。


 




2019年 横浜の進むべき道・野手編 

 2019年度の退団者も発表され、今後のベイスターズの補強ポイントもはっきりとしてきた。今回は、いつものように、一ポジション4人制 を使って各ポジション別に足りない箇所をあぶりだしてみたい。( )は、来年の年齢


<一塁> レギュラー : ロペス  (37)
     対抗    : 佐野   (26)
     バックアップ: 飛雄馬  (29)
     育成 
   
 該当者なし 

 年齢的な衰えを感じなくもないが、31本塁打・84打点 の ロペス(37)とは再契約する運びとなるだろう。打撃だけでなく、一塁手としての守備力、溢れるリーダーシップ、来年1シーズンを過ごせば外国人枠から除外されることを考えると、契約を打ち切るとは考えづらい。仮に明らかな衰えを見せても、1軍で4番を経験した 佐野恵太(26)も今年勝負強い打撃を魅せていた。短期的には、ロペスの穴を埋められるレベルまで来ている。飛雄馬は一塁以外のポジションを担うことになりそうだが、他のメンバーとの兼ね合いでここにおいてみた。一塁手の育成というポジションに該当する若手がいないのだが、ここはドラフトでの補強というよりも、育成契約ぐらいの外国人を獲得して一年ぐらいファームで育てつつ将来に備えるという方法を選択する方が無難なのではないのだろうか。


<二塁> レギュラー :ソト   (31)
     対抗    :石川   (34)
     バックアップ:百瀬   (23)
     育成    :
知野   (21)


 ソト(31)が二塁でというのが、一番現実的なポジションにはなると思う。ただしソトの守備力を考えると、筒香の抜けるレフトあたりにコンバートするのが一番守備的布陣では良いのではないかと考える。実際誰がレギュラーに入っても、石川が一軍の控えに据えていられるかは微妙。下手すると、今季限りで引退となっても不思議ではない。今季50試合ほどには出場しているが、打率.208厘という成績であり戦力というよりはモチベーターという役割が大きい。バックアップは、高卒5年目にして形になってきた 百瀬(23)。二軍で81試合・打率.237厘ながら、シーズン中盤から素質の片鱗を示せるようになってきた。逆に来年伸び悩むようだと、厳しい現実が待っていそう。育成はショートや三塁の方が合ってそうなものの、二塁の守備成績が安定していた知野(21)をあててみた。打率.203厘程度ではあったが7本塁打を放つなど、将来楽しみな大型内野手。来季は高卒3年目と同年齢だけに、ファームを卒業するぐらいの意気込みで取り組んで欲しい。仮に石川が今年でユニフォームを脱ぐ場合は、中井が二塁の対抗(一軍控え)にあてはまるのが妥当ではないのだろうか。


<遊撃> レギュラー :大和   (33)
     対抗    :柴田   (27)
     バックアップ:
倉本   (29)
     育成     :
該当者なし


 レギュラーは今シーズン137試合ショートを任された大和(33)が、引き続き最有力候補。移籍2年目で環境にも慣れ、打率.237厘ながら勝負強い打撃と好守で存在感を示した。そしてシーズン終盤になり打撃が開眼した柴田(27)が、来季は大和とガチンコのレギュラー争いが期待できるところまで来ている。ただし狩野・松尾大河の若手選手が伸び悩み、二人揃って退団という運びに。そのためこのオフは、このポジションを何かしらの形で即担える選手と将来に向けてのドラフト指名がなされる可能性が高い。その中でも、FA権利を獲得した 中島卓也(日ハム)選手の調査に入っているということで、獲得の運びとなれば内野の構想が根本から変わってくる。一応バックアップには、ショートのレギュラー経験のある倉本(29)を据えてみた。ファームでも打率.255厘程度で、一軍に至っては.121厘と控えとしては全く機能していなかったのは気になるところ。またドラフトでは恐らく、高校生のショートを担える人材を獲得するものと考えられる。


<三塁> レギュラー :宮崎(32)
     対抗    :中井(31)
     バックアップ:山下(27)
     育成    :伊藤(24)


 レギュラーは、来シーズン引き続き 宮崎(32)が担ってゆくのが基本線だろう。そして将来的には、宮崎あたりがファーストに入ってゆくことになるのではないのだろうか。対抗は二塁での起用の方が有力だが石川との関係で中井(31)をここにあてはめてみた。もう少しファームでインパクトのある活躍を見せていた 山下(27)を、積極的に一軍で起用しても良かったのではないかと思える。ちなみに育成には一応ルーキの 伊藤裕季也(23)を添えているが、ファームでは一年目から14本塁打、一軍でも4本塁打放つなど長打力の片鱗をを魅せてくれたので、もう二軍で育成云々の段階ではないのかもしれない。来年は、常時一軍に定着しても不思議ではないところまで来ている。知野と伊藤のどちらを三塁と二塁にするのかは意見が別れるところかもしれない。ただし控え層の話なので、それほどポジションは厳格に考えなくて良いだろう。控え選手ならば、ツーポジションは担うことが求められるだろうから。


<右翼> レギュラー :梶谷(32)
     対抗    :細川(22)
     バックアップ:関根(25)
     
育成    該当者なし 

 右翼にソトが入らない布陣ならば、レギュラーは今のところ混沌とした状況。シーズン終盤でようやく存在感を示した 梶谷(31)が順調ならば実績・能力的には最右翼。しかし、満身創痍の今の梶谷に年間を通した活躍が期待できるかは微妙だろう。高卒3年目だった細川(22)は、一軍でも36試合に出場し打率.222厘とある程度対応できるようになってきた。打率自体は終盤の抜擢で結果を残せなかったため下がってしまったが、それ以上に結果を気にして1本塁打に留まったところが気になった。それでもファームでは、15本塁打・打率.293厘を残し、二軍で育成という段階は終えている。また関根(25)に至っても、ファームで最後まで首位打者争いを演じるなど出番には恵まれないが着実に成長。二軍では 12本塁打・打率.329厘と、いつ一軍でブレイクしても不思議ではなくなってきている。青柳の退団もあり、ドラフトでも何かしらの形で指名されることになるのではないのだろうか。特に左打ちの外野手が多いので、大学・社会人を指名するのであれば右打ちの外野手が求められる。


<中堅> レギュラー :神里(26)
     対抗    :桑原(27)
     バックアップ:宮本(24)
     
育成    該当者なし 

 神里(26)が、123試合に出場し15盗塁・打率.279厘と形になってきた。しかしその反面、ここ数年レギュラーを任されてきた桑原(27)が、186厘と絶不調。守備と盗塁に関してはチーム屈指の存在だけに復活が待たれるところだろう。昨年はファームで良い感じで飛躍が期待された 宮本(24)は伸び悩んだ印象。二軍で7本塁打を放ったものの、自慢の足では6盗塁にとどまり打率も.232厘と低迷した。また元々外野手は余剰気味の内野手に比べ少なめだったので、それでも青柳を退団させたことを考えると、ドラフトで2名ぐらい、その他の方法で一名ぐらいは補強するものと考えられる。また高校生ならば、それほど左右どちらでも構わないのではないかとみている。他にもメジャー入りを熱望する 秋山翔吾(32)が望むような形にならなければ、地元・横須賀出身の選手だけに春先から手をあげるよういがあると報道されている。


<左翼> レギュラー 該当者なし 
     対抗    :乙坂(26)
     バックアップ:楠本(25)
     
育成    該当者なし 

 チームの主砲である筒香が、ポスティングでメジャーを目指すことが決定。そのため彼の穴を埋める人材を探すのが、このオフの一番の命題となる。例えば守備に難のあるソトをこのポジションコンバートし全体の守備力の底上げを狙うという方法もある。秋山が獲得できるのであれば、その他の選手で埋めて長打力は下がってもディフェンシブな布陣を目指すという考えもありだろう。また今年外国人枠から外れFAとなるバレンティン(36・ヤクルト)外野手を獲得できれば、打つことならば筒香の穴を埋められる可能性は高い。しかしいずれにしても、他球団との兼ね合いのある話しではあるので、現時点では目処がたたない。控えでは乙坂(26)が年間を通して一軍に定着し、勝負強い打撃を披露。乙坂の活躍で成長株の楠本(25)がはじき返された形ではあるが、それでも二軍では70試合で 7本・打率.315厘のバットコントロールはチームでも指折りの素材であることは変わりなくレギュラー獲りを目指す存在。あとは一軍でも、しっかり結果を残せるかに懸かっている。また育成段階の外野手もおらず、外野手の年齢が引き上がっているだけに打撃型の高校生あたりを指名しても不思議ではない。ただし一回のドラフトで、3人もの外野手を指名するとは少々考えづらいのではないのだろうか? そういった意味では、青柳をもう一年見ても良かったのではないかと思えてくる。


<捕手> レギュラー :伊藤光(31)
     対抗    :嶺井(29)・戸柱(30)
     バックアップ:山本(22)
     育成    :
益子(20)

 移籍2年目の伊藤光(31)が、レギュラー捕手として定着。84試合 8本 打率.254厘 と打撃面でも合格点の与えられる数字を残した。今年FA権を取得しているので、まずは伊藤の引き止めが大事な案件。一軍経験も豊富な嶺井(29)・戸柱(30)もおり、早急に大きな穴にはならないところまで来ている。また育成段階だった山本(22)も順調に伸びてきており、来季は嶺井・戸柱 を脅かす存在に。また故障などもあり充分な経験を積めなかったが、育成段階には益子もおりバランスは取れている。ただし西森が退団したことで5人になったことを考えると、ドラフトで補強される可能性は高い。また故障者もシーズン中相次いだことを考えると6名だと少々厳しいという考え方もでき、ドラフト以外の方法で他球団の退団者あたりを獲得する可能性もあるのではないのだろうか。


(最後に)

 筒香の穴を埋めるのが、このオフの最大の命題。打撃の観点で言えば、バレンティン(ヤクルト)を獲得できればその穴は充分埋められるだろう。この場合は、チームの形をそれほどいじらないで済む。逆に中島(日ハム)を獲得することで、大和・柴田をセカンドに持ってゆく。そしてソトをレフトにと考え守備力を引き上げる方法。この場合は、かなり打撃面で落ちるようになり、そのぶんディフェンス力を大幅に改善できるというチームの形態が全然変わってしまう方法。また秋山(西武)を獲得できれば、これまたソトの守備の問題はそれほど改善されないが、長打力は落ちるものの守備と打力の穴を埋められ上記の方法の中間的な補強案になる。インパクトのある補強であれば、
バレンティンと秋山の両獲りを目指すというのが、筒香抜けても野手陣を強化できる唯一の方法ということになるのではないのだろうか。いずれにしても他球団との兼ね合い・本人の意向が大きいだけに、現時点ではどうなるかはわからない。

 




2019年 横浜の進むべき道・投手編  

 2019年度シーズン・我がベイスターズは、1997年以来の2位という好成績でシーズンを終えることができた。しかし貯金としては僅か2個しか残せておらず、交流戦で勝ち越しもののセ・リーグ球団相手には負け越しての2位だった。まだまだ優勝を狙うためには、チームの底上げ・充実が不可欠となる。そこで今回は、2019年度の成績を元に、チームの何が足りないのか考えてみたい。( )は、来年の年齢


(先発陣)

 毎年書くことだが、先発投手として来年も当てにデキそうな投手は先発として二桁勝利をあげているか、防御率が3.50以内という基準をクリアしてるかとなる。しかしこの条件を満たしているのは

今永 昇太(27) 25試合 13勝7敗 防 2.91

ただ一人。まして一年間ローテーションを守り抜いたのは、この今永以外ではルーキーの

上茶谷 大河(24) 25試合 7勝6敗 防 3.96

だけで、その上茶谷にいたっても防御率の点で物足りない。そのほか登板数は少なかったものの条件を満たしていたのが

濱口 遥大(25) 
17試合 6勝5敗 防 3.17

ぐらい。上茶谷は2年目の飛躍を期待して、来年もローテーション候補として組み入れてゆくことになるだろう。来季もローテーション確定と言えるのは、上記の3人が順調に過ごせた時ぐらいではないのだろうか。

そのほか今シーズンの先発を担った選手としては

東  克樹(25) 
7試合 4勝2敗 防 3.76
井納 翔一(34)15試合 4勝5敗 防 
4.76
大貫 晋一(26)15試合 6勝5敗 
防 5.00
京山 将弥(22) 9試合 0勝6敗 防 5.80
平良拳太郎(25)15試合 5勝6敗 防 4.11

あたりと心許ない。それだけに来季は、先発入りが期待できる助っ人投手と、ドラフトで1名は計算できる先発投手を獲得したいところではないのだろうか。そうすれば

今永・上茶谷・濱口 の他に残りの3枠を 新外国人・新人・現有戦力 で、ある程度のレベルを維持しつつも競争を煽ることができそうだ。また若手からの抜擢という部分では、育成枠から支配下登録された

中川 虎大(21) 20試合 
11勝3敗 防 2.25

を期待したい。イースタンでは最多勝・最優秀防御率の2冠を獲得しただけに、キャンプ・オープン戦でもローテーション争いを繰り広げて欲しい。あとは、先発とリリーフ両方を担った 石田 健大(27)を何処に組み入れるかでも変わってくる。



(リリーフ陣)

 いつも書くように、信頼できるリリーフ投手の目安は防御率2点台。このぐらいの成績を残せていないと、なかなか翌年の活躍は見込めない。悪く見積もっても防御率が3.50以内ぐらいまでが許容範囲となる。

石田 健大(27) 40試合 4勝1敗 防 2.14
エスコバー(28) 74試合 5勝4敗 防 2.51
藤岡 好宏(35) 32試合 1勝0敗 防 1.86
山崎 康晃(28) 61試合 3勝2敗 30S 防 1.95

この4人は引き続き、来年もアテにしたくなるメンバー。石田はチーム事情で先発なのかリリーフなのか流動的だが、リリーフでの適正の高さを示してくれた。エスコバーは、年々進化を遂げキツイ条件でも黙って投げ続けた。藤岡は今年で退団の可能性もあるなか、与えられた役割を全うし信頼を得た。山崎康晃は、今年もキツイ役回りながら、プロ入り後もっとも充実した一年だったのではないのだろうか。

また防御率は悪かったものの大事なところを任され続けた投手としては

国吉 佑樹(29) 53試合 5勝3敗 防 4.80
Sパットン(32) 42試合 0勝3敗 防 5.15
三嶋 一輝(30) 71試合 5勝4敗 防 4.33

の3人。来季も不安定な可能性はあるが、彼らに代わる人材が出てこない限り、勝利の方程式に担ってゆく可能性は高い。そんな中、許容範囲の成績を残したのが

武藤 祐太(31) 31試合 1勝2敗 防 3.32

と安定。今年ダメだったら藤岡と同様にクビの可能性もあったなか、着実に結果を残し評価を高めていった。これに過去貢献度の高かった 砂田 毅樹(25)・三上 朋也(31)などの復活も待たれるところ。来季は上記の4人に加え、下記にあげた選手などが中心になって、あとは状態の好い選手を使ってゆくというシーズンになってゆくのではないのだろうか。

 また一軍での結果は残せなかったものの、ある程度の一軍軍経験を積みファームでも好成績だった 赤間 謙(30)・笠井 崇正(26)・斎藤 俊介(26)・櫻井 周斗(21)あたりも、今年の藤岡や武藤ぐらいの活躍をみせる可能性は充分にある。

 どうしても消耗が激しく安定した活躍が望み難いポジションだけに、ドラフトやトライアウト・トレード・FAなどを駆使して3,4名は獲得して、人材を補充しておく必要はあるだろう。チームに大きく影響を与えるとすれば、
益田 直也(ロッテ)をFA獲得するぐらいの気構えが欲しい。


 








2018年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) 

 遅ればせながら2019年度のシーズンに向け、ドラフト会議で我がベイスターズが目指すべき方向性について今年も考えてゆきたい。すでに今シーズンの退団者が発表されており、投手4人・内野手2人・外野手2人の計8人に加え、育成選手だった3人を解雇している。ここから考えられるのは、退団数に近い人数を、各ポジション減ったぶん補強するパターン。しかし支配下登録者は69名だったところから現在61名にまでになってはいるものの、実際には退団者より少ない人数の指名になりそうだ。すなわちドラフトでは、本会議で5~7名程度、育成でも0~3名程度ぐらいだと考えておいた方が妥当なことになる。もしそうしないとドラフト以外の補強がままならなくなり、ドラフト後に追加退団者や育成落ちさせる選手を調整しないといけなくなるのだ。そのため今年のドラフトでは、少人数ドラフトになることも覚悟しておきたい。

 昨年の今頃は、今永・ウィーランド・濱口・石田・井納 と5人の先発投手の名前がスラスラあがってくる状況だった。そのため優勝するためには、あと1人計算できる投手が入ればということで、東克樹(立命館大)の単独指名に走った。しかし今年の場合は、先発投手陣が崩壊し年間通して活躍したのはルーキーの東だけ。この先発投手陣の立て直しこそが、このオフ最大の命題となる。すなわちドラフト1位では、
いかに計算できる先発投手を確保 できるのかに懸っている。むしろ高校生野手などを獲得するのならば、昨年の方がしやすい状況だったのである。

(1位指名は)

 今年のドラフト戦線を考えた場合、1年目からローテーションに入り10勝前後見込めそうなのは、上茶谷大河(東洋大)か 松本航(日体大)投手のいずれかになる。そのためベイスターズの1位は、この二人のいずれかになる可能性が極めて高い。

(上位候補は)

 一方野手に関しては、ポジションを固定できなかったのは 二塁・捕手・中堅 の3ポジション。しかし梶谷隆幸(30)が復帰したり、レギュラー経験のある桑原将志(25歳)のほか若手有望株も多く、外野手補強の優先順位は低い。捕手に関しても、シーズン中に 伊藤光 をオリックスから獲得してきており、現状の嶺井や戸柱といった選手たちと併用してゆけば大きな穴とはいえない。穴らしい穴なのはセカンドぐらいなのだが、梶谷が復帰すればホームラン王にも輝いたソトを二塁に固定するという方法も考えられる。いずれにしても野手の穴をドラフトですぐに埋めようとするのは無理な話であり
、野手を上位で指名するのであればスケールの大きな高校生 ということになるだろう。まして今年の場合は、即戦力内野手や捕手の人材が乏しい。それに加え現有戦力でもロペスの35歳を除けば、31歳の大和が最年長という布陣。早急に、将来に備えなければいけないという状況でもないのだ。そう考えると計算できる先発投手の補強は、将来に向けての野手補強の優先順位より上になる。しかしチームの若手有望株を考えると、そのほとんどが外野に集中。そのため2位~4位あたりで、将来のレギュラーを期待できるだけの遊撃手と三塁手の獲得は、ぜひ行っておきたい

(以後は)

 比較的優秀だったリリーフ陣も消耗が激しいだけに、4位ぐらいまでには1人はそういった投手も加えておきたい。少なくても1~4位までの間に、内野手2人、投手2人 ぐらいの割合で獲得。以後は
高校生投手1・外野手1・捕手1名 ぐらいの6・7名ぐらいの指名が妥当な線なのではないのだろうか。育成に関しては、リハビリに専念している水野と高卒ルーキーの中川の二人の投手だけになっており、今後は無くす方向で考えているのか球団の方針が見えて来ない。そのため育成枠を縮小するのであるのならば、今年は育成ドラフトへの参加はないということになる。

(難しいのはハズレ1位)

 難しいのは、1位入札で競合しハズした時だ。そのとき計算できる先発候補がまだ残っていればよいが、すでに先発ローテーションが危うい人材しか残っていない事態もありうる。そこで一気にそのときには、将来性のある高校生の獲得に切り替えるのか、様々なケースを想定して今頃シュミレーションしていることだろう。

(個人的願望は)

1位     計算できる先発候補 
2位・3位  将来の遊撃・三塁を期待できる守備力の高い内野手
4位     即戦力のリリーフ候補か外野手など
5位     以後は流れ次第
6位     
7位
育成     2名ぐらい

といった感じだろうか。いずれにしてもウェーバー順18番目というのは、かなり微妙な2位指名となりそうだ。あえて具体的な名前をあげれば

1位 上茶谷(東洋大) 投手
2位 太田 (天理)  遊撃
3位 林  (智弁学園)三塁
4位 杉山 (重工広島)投手
5位 濱田 (明豊)  外野
6位 矢澤 (藤嶺藤沢)投手
7位 庄司 (日本通運)投手
8位 渡辺 (JR東日本)捕手

なんて指名できれば理想的だが、現実は2位以降一つずつ繰り上げるような指名順位が妥当なのかもしれない。そのときは、太田の代わりに、宜保(未来沖縄)遊撃手なんかを何処かに入れたいと妄想している。

 






2018年 横浜のいまある姿・投手編 

 オフシーズンに入ってから更新した「横浜のいまある姿・投手編」において、このオフのベイの投手補強は、計算できる先発をあと1人は獲得すること。そして疲弊しているリリーフ陣の補強として3,4人は新しい血を入れる必要があると書いた。残念ながら当初狙っていた野上亮磨(西武)の獲得には失敗したものの、一応このオフの間にそういった補強は最低限できた気がする。そこで今回は、改めて現状の投手陣を考えてみたい。

(先発陣)

今季の先発6人のうち5人は、ほぼ確定済だと言えよう。その面子とは

今永 昇太 (25) 24試合 11勝7敗 防 2.98
ウィーランド(28) 21試合 10勝2敗 防 2.98
濱口 遥大 (23) 22試合 10勝6敗 防 
3.57
石田 健大 (25) 18試合  6勝6敗 防 3.40

井納 翔一 (32) 25試合 6勝10敗 防 3.84

 そのため今季優勝を狙うためには、残り1人の先発に目処をつけることが命題だった。そういったこともありドラフトでは競合を避けつつ、かつ1年目から先発入りを期待できる人材として、東 克樹(立命館大)投手をドラフト1位で確実にゲット。こちらの期待どうり働いてくれれば、先発6本目に彼が入ってくる可能性は高い。その他でも、

飯塚 悟史(22) 9試合 1勝3敗 防 4.29
綾部 翔 (21) 1試合 1勝0敗 防 0.00
熊原 健人(25) 4試合 3勝1敗 防 5.40
三嶋 一輝(28)16試合 0勝1敗 防 6.53
平良拳太郎(23) 4試合 1勝3敗 防 7.07

などの先発候補はいるものの、よほどの上積みがないとここに割って入ってくる可能性は低いだろう。できればもう一人ぐらい誰か出てきてくれると、井納をリリーフにまわすことで7回~の勝利の方程式が確立できる。そういった意味では、野上を獲得できなかったのが痛いといえるのだ。その他の補強ではウィーランドやパットン・エスコバーなどの保険的な扱いではあるが、
先発とリリーフ両睨みできる 
バリオス(30)が加入している。1人2人欠けるとガクッと質は落ちそうだが、先発陣をこれだけしっかり揃えられているチームも少ないので、スターターに関しては上位チームにも引けをとらない陣容だといえるのではないのだろうか。

(リリーフ陣)

山崎 康 (26) 68試合 4勝2敗26S 防 1.64
パットン (30) 62試合 4勝3敗 7S 防 2.70

 山崎康・パットンの勝利の方程式2人が健在なのは大きいが、それ以外の投手の成績が芳しくなかった昨年度。長年の勤続疲労もあり、3,4人はリリーフ陣の補強を進めなければならないと書いてきた。そんな中ドラフトでは、齋藤 俊介(23歳・JX-ENEOS)投手寺田 光輝(BC石川)投手の2人の即戦力のリリーフ候補を獲得。特に斎藤には、1年目からの活躍を期待したい。

 そのほかには、中日を解雇された 
武藤 祐太(29)投手を獲得。昨年の社会人ベーブルース杯では150キロ台を記録するなど、まだまだボールの勢いは健在だという。また先の先発陣のところにあげた バリオス(30)、さらに育成枠にいた 笠井 崇正(24)を支配下登録させた。笠井はオフに行われた台湾ウインターリーグで、イースタン選抜のクローザーとして活躍。150キロの速球を武器に、無失点で優勝に貢献した。力で押せるリリーフ投手が不足しているだけに、貴重な存在だと言えよう。ただし全体的には未知数というかパンチ不足の印象もあり、人数は揃えたものの実際どこまで一軍に絡めるかは微妙な面子ではある。そういった意味で井納をリリーフにまわせるような状況を作れれば、リリーフ陣も全然変わって来るのではないのだろうか。

昨年の主だったリリーフ投手の成績は

砂田 毅樹(23) 62試合 1勝2敗25H 防 4.12
三上 朋也(29) 61試合 3勝3敗31H 防 5.12
田中健ニ朗(29) 60試合 1勝3敗11H 防 4.47
エスコバー(26) 27試合 1勝3敗 7H 防 3.44


などであり、経験豊富なメンバーだけに彼らの復調と新加入の選手が上手く噛み合うことを願う。また昨年は期待を裏切る形となった 須田 幸太(33)のシーズン終盤の投球を見ると、昨年のようなことはなさそうで復調は期待できるのではないかとみている。彼が復調してくれれば、7回を任せることもできよう。

須田 幸太(32) 23試合 0勝1敗 0H 防 4.12


 あとは、若手選手の成長・奮起を促したい。その筆頭候補だった 尾仲 祐哉(23)投手を大和選手とのFA人的補償で失ったのはリリーフ陣が手薄だっただけに余計に残念だった。中継ぎ候補は確かにこのオフ3~4人の補強はできたものの、目処がたつメンバーであったのかと言われると疑問は残る。こうやってみると昨年より強化された印象のある先発陣に比べると、昨年並の数字をリリーフ陣が維持できるかどうか?ただし他の助っ人との兼ね合いもあるが、シーズン最初からエスコバーがいることは心強い。全体的には、リリーフ陣はプラスマイナス0ぐらいではないのだろうか。

(投手陣に関して)

 昨年のように、エース山口俊の流出といった大きな痛手はないものの、上積みは東・斎藤などの新人に望みを託す形。それではあまりに情けないので、現有戦力がいかに力量を引き上げて来られるかに期待したい。投手陣に関しては、最低限の補強はできたものの、インパクトのある補強をできなかったことは事実。この辺が、シーズンになってどのように影響して来るのか注目したい。大和加入によるディフェンス力の強化と、先発陣の頑張りによるリリーフ陣の負担の軽減。それによる好循環などが起きれば、広島・阪神・巨人との投手力の差を縮めることもできるかもしれない。

 








2018年 横浜のいまある姿・野手編 


 いよいよ今日からプロ野球もキャンプインし、2018年度のシーズンがスタートする。そこで今回は、開幕前の現時点でチームがどのような構成になっているのか改めて整理してみたい。今回も、一ポジション4人制 にあてはめて野手陣を考えてみることにする。いつも書くことだが、このポジションは目安であって絶対的なものではない。


<一塁> レギュラー : ロペス  (35)
     対抗    : 後藤   (38)
     バックアップ: 中川   (28)佐野(25)
     育成 
    山本武白志(20)

 昨年キャリアハイを記録したロペス(35)が、不動のレギュラーであるのは間違いない。ロペスの控えというよりも、代打の切り札的存在として位置するのが、チーム1のベテランである後藤(38)。ただし後藤は近年明らかに衰えが観られるだけに、彼に替わる存在が求められている。そんななか獲得したのが、楽天時代未完の大器・ファームの帝王と化していた 
中川(28)の存在だ。果たして新天地で、その才能を開花させることができるのか?また台湾ウインターリーグでは、イースタン選抜の4番として活躍した佐野(24)も、このポジションに。捕手もできる控えとして第三の捕手としても一軍争いを演じることになる。また育成の場所には、高卒3年目を迎える 山本武白志(20)を据えておく。彼も、今年ある程度の結果を残さないと厳しいオフとなりそうだ。


<二塁> レギュラー 柴田  (25)
     対抗    :田中浩康(36)
     バックアップ:石川  (32)
     育成    :
狩野  (24)

 いろいろな起用法が想定されるが、石川も田中浩も健在なチーム構成を考えるとこのような面子でベースを考えたい。レギュラーは、シーズン中盤からレギュラーに定着した柴田(25)の更なる飛躍に期待。当然昨年は期待込みで起用されていた部分もあるので、昨年レベルの内容ならば他の選手がこのポジションに収まっても不思議ではない。柴田が左打ちであることも考えると、田中浩(36)の方が石川(32)よりも一軍での起用の幅は広そうだ。満身創痍の石川だが、元来の状態を取り戻せばレギュラーに再び戻っても不思議ではないはず。まだまだ、老け込む年齢ではない。また守備は一軍級の狩野は、秋季キャンプでは首脳陣から注目された。ただしファームで1割台だった打撃を考えると、もう1年ぐらいは育成という位置づけで成長を促したい。


<遊撃> レギュラー :大和  (31)
     対抗    :倉本  (27)
     バックアップ:
飛雄馬 (27)
     育成     :
松尾  (20)

 FAで阪神から守備の名手である
大和(31)を獲得。彼を獲得してきた最大の理由は、倉本(27)の守備では厳しいと判断したからだろう。逆に守備力の高い柴田の代わりに大和がセカンドに入っても、それほど旨味があるわけではない。むしろ倉本をセカンドと両睨みで春季キャンプは取り組ませるべきだと考える。打力のあるニ遊間候補という彼の長所を活かすのであれば、私は倉本が二塁にコンバートするのがベストだと思っている。バックアップは飛雄馬(27)を位置づけているが、守備に不安があるだけに実際は何かあっても彼が遊撃の控えとして機能する可能性は低い。飛雄馬の場合は遊撃以外の内野の控えか右の代打&ベンチのムードメーカーという役割が大きい。高卒2年目の松尾(20)が、引き続き育成という位置づけに。


<三塁> レギュラー :宮崎(30)
     対抗    :白崎(28)
     バックアップ:ソト(29)
     育成    :
宮本(22)


 レギュラーは、首位打者に輝き守備でも存在感を示した宮崎(30)が最右翼。その宮崎を刺激しつつ宮崎の負担を軽減する役割を担うのが、同期入団の 白崎(28)という構図が有力。シリアコの代わりに保険的役割で入団してきたのが、新外国人の
ソト(29)。ソトはロペスや筒香に何かあった時の穴埋めを期待されるものの、バックアップに甘んじる実績の選手でもない。三塁の守備が許容範囲で、早くから打撃でモノの違いを見せれば、宮崎を二塁に持っていってソトが三塁のレギュラーという布陣も考えられる。また山下の外野コンバートに伴い手薄になった守れる三塁手ということで、宮本(22)が加入。社会人からの入団だが、実戦経験の浅い選手で今年1年は育成ぐらいに考えた方が良さそうだ。


<右翼> レギュラー :梶谷(30)
     対抗    :
関根(23)
     バックアップ:山下(25)
     育成    :
細川(20)

 レギュラーは、梶谷(30)が基本線。しかし監督は、昨年ぐらいの内容ならば他の選手に取って代わっておかしくないとして、競争を全面に掲げる方針でいる。最右翼は、メキシコでのウインターリーグで大活躍した乙坂(24)だが、人数の関係上一応レフトの方に入れておいた。。またそろそろレギュラーを獲って欲しい 関根(23)と外野にコンバートされた山下(25)と続く。また昨年、衝撃のデビューを果たした細川(20)も、キャンプでは積極的に一軍で様子を見るということにした。しかし細川に関しては、オフの台湾ウインターリーグを見る限り、もう1年ぐらいは二軍で育成する期間が必要になるだろうとみている。


<中堅> レギュラー :桑原(25)
     対抗    :荒波(32)
     バックアップ:神里(24)
     育成    :
百瀬(21)& 
楠本(23)

 レギュラーは、チームの不動の核弾頭・桑原(25)が濃厚。実績的にはそれを刺激するのが荒波(32)の役割であるはずだが、昨年は機能せず。そこで球団は、ドラフト2位で社会人の
神里(24)を獲得し外野陣に何かあった時に対応できる布陣を整えた。もちろん外野手の場合、ポジションはそれほど意味がないので、神里も積極的に右翼手争いに参戦することになるだろう。育成段階としては、外野手での出場が増えてきた百瀬(21)をここに。今年ある程度成績を残さないと、高卒4年だけに厳しい立場に立たされそうだ。また外野手が1人多いのだが、ルーキーの楠本(23)を百瀬と共に育成に当てはめてみた。大学JAPANの4番を担った勝負強い打撃は、1年目から一軍戦力になっても不思議ではないほど。問題は肩の故障から、送球がままならい問題を、どのように考えるかではないのだろうか? 


<左翼> レギュラー ;筒香(27)
     対抗    :乙坂(24)
     バックアップ:白根(24)
     育成    :
青柳(21)

 チームの4番である 筒香(27)が、不動のレギュラー。昨年は筒香の守備固めなどに入ることが多かったのが、乙坂(24)。乙坂はオフにメキシコウインターリーグで大活躍。筒香の控えという立場以上に、一軍では梶谷との右翼争いの色彩が強くなりそう。また右の外野手が桑原しかいないチーム事情でもあり、代打としても期待されるのが白根(24)。しかし移籍3年目、そろそろ結果を残さないとまずいことになる。また高卒3年目の青柳(21)を、育成においてみた。彼も今年は、二軍である程度の結果を残すことが求められる。


<捕手> レギュラー :嶺井(27)・戸柱(28)
     対抗    :高城(25)
     バックアップ:西森(31)・亀井(21)
     育成    :網谷(20)・
山本(20)

 シーズン終盤からレギュラーになった嶺井(27)と前半戦レギュラーだった戸柱(28)を中心に起用されることになりそう。実力的には遜色のない高城(25)もいるが、一軍で起用されるかどうかは、他のポジションとの絡みもありそうだ。また一軍に何かあった時は、打力のある西森(31)が。育成段階の若手に怪我が出た時は高卒4年目を迎えた亀井(21)がフォローする布陣に。育成段階は、秋から本格的に捕手練習に取り組んでいる網谷(21)とルーキーの
山本(20)を。山本は元々外野手だった選手で、BCリーグに進んで本格的に捕手を守るようになった。それだけに捕手の基本を、じっくり叩き込むことから始めることになりそうだ。


(野手に関して)

 こうやってみると、若干野手が余剰気味なのかわかる。ただし全体としては、かなり各ポジションバランスがとれてきて戦力としても厚みが出てきた感じはする。それはやはり、内外野何処でもハイレベルに守れる大和の加入。そしてドラフトでも神里など大学・社会人の野手を指名したからだろう。このチームの野球を今季抜本的に変えられるとしたら、大和をショートでうまく起用すること。そしてソトあたりが、期待以上の打力を魅せてくれるかではないかとみている。どうしても打線の厚みを考えると、もう一人ぐらい打てる野手が欲しいからだ。この2人が機能するかどうかが、2018年度の鍵を握っていると私はみている。