横浜たそがれ


このペ-ジは 
 ファン歴35年を誇る管理人の独断と偏見に満ちた横浜ベイスタ-ズと湘南シ-レックスについて熱く語るペ-ジである。






2018年 横浜のいまある姿・投手編 

 オフシーズンに入ってから更新した「横浜のあるべき姿・投手編」において、このオフのベイの投手補強は、計算できる先発をあと1人は獲得すること。そして疲弊しているリリーフ陣の補強として3,4人は新しい血を入れる必要があると書いた。残念ながら当初狙っていた野上亮磨(西武)の獲得には失敗したものの、一応このオフの間にそういった補強は最低限できた気がする。そこで今回は、改めて現状の投手陣を考えてみたい。

(先発陣)

今季の先発6人のうち5人は、ほぼ確定済だと言えよう。その面子とは

今永 昇太 (25) 24試合 11勝7敗 防 2.98
ウィーランド(28) 21試合 10勝2敗 防 2.98
濱口 遥大 (23) 22試合 10勝6敗 防 
3.57
石田 健大 (25) 18試合  6勝6敗 防 3.40

井納 翔一 (32) 25試合 6勝10敗 防 3.84

 そのため今季優勝を狙うためには、残り1人の先発に目処をつけることが命題だった。そういったこともありドラフトでは競合を避けつつ、かつ1年目から先発入りを期待できる人材として、東 克樹(立命館大)投手をドラフト1位で確実にゲット。こちらの期待どうり働いてくれれば、先発6本目に彼が入ってくる可能性は高い。その他でも、

飯塚 悟史(22) 9試合 1勝3敗 防 4.29
綾部 翔 (21) 1試合 1勝0敗 防 0.00
熊原 健人(25) 4試合 3勝1敗 防 5.40
三嶋 一輝(28)16試合 0勝1敗 防 6.53
平良拳太郎(23) 4試合 1勝3敗 防 7.07

などの先発候補はいるものの、よほどの上積みがないとここに割って入ってくる可能性は低いだろう。できればもう一人ぐらい誰か出てきてくれると、井納をリリーフにまわすことで7回~の勝利の方程式が確立できる。そういった意味では、野上を獲得できなかったのが痛いといえるのだ。その他の補強ではウィーランドやパットン・エスコバーなどの保険的な扱いではあるが、
先発とリリーフ両睨みできる 
バリオス(30)が加入している。1人2人欠けるとガクッと質は落ちそうだが、先発陣をこれだけしっかり揃えられているチームも少ないので、スターターに関しては上位チームにも引けをとらない陣容だといえるのではないのだろうか。

(リリーフ陣)

山崎 康 (26) 68試合 4勝2敗26S 防 1.64
パットン (30) 62試合 4勝3敗 7S 防 2.70

 山崎康・パットンの勝利の方程式2人が健在なのは大きいが、それ以外の投手の成績が芳しくなかった昨年度。長年の勤続疲労もあり、3,4人はリリーフ陣の補強を進めなければならないと書いてきた。そんな中ドラフトでは、齋藤 俊介(23歳・JX-ENEOS)投手寺田 光輝(BC石川)投手の2人の即戦力のリリーフ候補を獲得。特に斎藤には、1年目からの活躍を期待したい。

 そのほかには、中日を解雇された 
武藤 祐太(29)投手を獲得。昨年の社会人ベーブルース杯では150キロ台を記録するなど、まだまだボールの勢いは健在だという。また先の先発陣のところにあげた バリオス(30)、さらに育成枠にいた 笠井 崇正(24)を支配下登録させた。笠井はオフに行われた台湾ウインターリーグで、イースタン選抜のクローザーとして活躍。150キロの速球を武器に、無失点で優勝に貢献した。力で押せるリリーフ投手が不足しているだけに、貴重な存在だと言えよう。ただし全体的には未知数というかパンチ不足の印象もあり、人数は揃えたものの実際どこまで一軍に絡めるかは微妙な面子ではある。そういった意味で井納をリリーフにまわせるような状況を作れれば、リリーフ陣も全然変わって来るのではないのだろうか。

昨年の主だったリリーフ投手の成績は

砂田 毅樹(23) 62試合 1勝2敗25H 防 4.12
三上 朋也(29) 61試合 3勝3敗31H 防 5.12
田中健ニ朗(29) 60試合 1勝3敗11H 防 4.47
エスコバー(26) 27試合 1勝3敗 7H 防 3.44


などであり、経験豊富なメンバーだけに彼らの復調と新加入の選手が上手く噛み合うことを願う。また昨年は期待を裏切る形となった 須田 幸太(33)のシーズン終盤の投球を見ると、昨年のようなことはなさそうで復調は期待できるのではないかとみている。彼が復調してくれれば、7回を任せることもできよう。

須田 幸太(32) 23試合 0勝1敗 0H 防 4.12


 あとは、若手選手の成長・奮起を促したい。その筆頭候補だった 尾仲 祐哉(23)投手を大和選手とのFA人的補償で失ったのはリリーフ陣が手薄だっただけに余計に残念だった。中継ぎ候補は確かにこのオフ3~4人の補強はできたものの、目処がたつメンバーであったのかと言われると疑問は残る。こうやってみると昨年より強化された印象のある先発陣に比べると、昨年並の数字をリリーフ陣が維持できるかどうか?ただし他の助っ人との兼ね合いもあるが、シーズン最初からエスコバーがいることは心強い。全体的には、リリーフ陣はプラスマイナス0ぐらいではないのだろうか。

(投手陣に関して)

 昨年のように、エース山口俊の流出といった大きな痛手はないものの、上積みは東・斎藤などの新人に望みを託す形。それではあまりに情けないので、現有戦力がいかに力量を引き上げて来られるかに期待したい。投手陣に関しては、最低限の補強はできたものの、インパクトのある補強をできなかったことは事実。この辺が、シーズンになってどのように影響して来るのか注目したい。大和加入によるディフェンス力の強化と、先発陣の頑張りによるリリーフ陣の負担の軽減。それによる好循環などが起きれば、広島・阪神・巨人との投手力の差を縮めることもできるかもしれない。

 








2018年 横浜のいまある姿・野手編 


 いよいよ今日からプロ野球もキャンプインし、2018年度のシーズンがスタートする。そこで今回は、開幕前の現時点でチームがどのような構成になっているのか改めて整理してみたい。今回も、一ポジション4人制 にあてはめて野手陣を考えてみることにする。いつも書くことだが、このポジションは目安であって絶対的なものではない。


<一塁> レギュラー : ロペス  (35)
     対抗    : 後藤   (38)
     バックアップ: 中川   (28)佐野(25)
     育成 
    山本武白志(20)

 昨年キャリアハイを記録したロペス(35)が、不動のレギュラーであるのは間違いない。ロペスの控えというよりも、代打の切り札的存在として位置するのが、チーム1のベテランである後藤(38)。ただし後藤は近年明らかに衰えが観られるだけに、彼に替わる存在が求められている。そんななか獲得したのが、楽天時代未完の大器・ファームの帝王と化していた 
中川(28)の存在だ。果たして新天地で、その才能を開花させることができるのか?また台湾ウインターリーグでは、イースタン選抜の4番として活躍した佐野(24)も、このポジションに。捕手もできる控えとして第三の捕手としても一軍争いを演じることになる。また育成の場所には、高卒3年目を迎える 山本武白志(20)を据えておく。彼も、今年ある程度の結果を残さないと厳しいオフとなりそうだ。


<二塁> レギュラー 柴田  (25)
     対抗    :田中浩康(36)
     バックアップ:石川  (32)
     育成    :
狩野  (24)

 いろいろな起用法が想定されるが、石川も田中浩も健在なチーム構成を考えるとこのような面子でベースを考えたい。レギュラーは、シーズン中盤からレギュラーに定着した柴田(25)の更なる飛躍に期待。当然昨年は期待込みで起用されていた部分もあるので、昨年レベルの内容ならば他の選手がこのポジションに収まっても不思議ではない。柴田が左打ちであることも考えると、田中浩(36)の方が石川(32)よりも一軍での起用の幅は広そうだ。満身創痍の石川だが、元来の状態を取り戻せばレギュラーに再び戻っても不思議ではないはず。まだまだ、老け込む年齢ではない。また守備は一軍級の狩野は、秋季キャンプでは首脳陣から注目された。ただしファームで1割台だった打撃を考えると、もう1年ぐらいは育成という位置づけで成長を促したい。


<遊撃> レギュラー :大和  (31)
     対抗    :倉本  (27)
     バックアップ:
飛雄馬 (27)
     育成     :
松尾  (20)

 FAで阪神から守備の名手である
大和(31)を獲得。彼を獲得してきた最大の理由は、倉本(27)の守備では厳しいと判断したからだろう。逆に守備力の高い柴田の代わりに大和がセカンドに入っても、それほど旨味があるわけではない。むしろ倉本をセカンドと両睨みで春季キャンプは取り組ませるべきだと考える。打力のあるニ遊間候補という彼の長所を活かすのであれば、私は倉本が二塁にコンバートするのがベストだと思っている。バックアップは飛雄馬(27)を位置づけているが、守備に不安があるだけに実際は何かあっても彼が遊撃の控えとして機能する可能性は低い。飛雄馬の場合は遊撃以外の内野の控えか右の代打&ベンチのムードメーカーという役割が大きい。高卒2年目の松尾(20)が、引き続き育成という位置づけに。


<三塁> レギュラー :宮崎(30)
     対抗    :白崎(28)
     バックアップ:ソト(29)
     育成    :
宮本(22)


 レギュラーは、首位打者に輝き守備でも存在感を示した宮崎(30)が最右翼。その宮崎を刺激しつつ宮崎の負担を軽減する役割を担うのが、同期入団の 白崎(28)という構図が有力。シリアコの代わりに保険的役割で入団してきたのが、新外国人の
ソト(29)。ソトはロペスや筒香に何かあった時の穴埋めを期待されるものの、バックアップに甘んじる実績の選手でもない。三塁の守備が許容範囲で、早くから打撃でモノの違いを見せれば、宮崎を二塁に持っていってソトが三塁のレギュラーという布陣も考えられる。また山下の外野コンバートに伴い手薄になった守れる三塁手ということで、宮本(22)が加入。社会人からの入団だが、実戦経験の浅い選手で今年1年は育成ぐらいに考えた方が良さそうだ。


<右翼> レギュラー :梶谷(30)
     対抗    :
関根(23)
     バックアップ:山下(25)
     育成    :
細川(20)

 レギュラーは、梶谷(30)が基本線。しかし監督は、昨年ぐらいの内容ならば他の選手に取って代わっておかしくないとして、競争を全面に掲げる方針でいる。最右翼は、メキシコでのウインターリーグで大活躍した乙坂(24)だが、人数の関係上一応レフトの方に入れておいた。。またそろそろレギュラーを獲って欲しい 関根(23)と外野にコンバートされた山下(25)と続く。また昨年、衝撃のデビューを果たした細川(20)も、キャンプでは積極的に一軍で様子を見るということにした。しかし細川に関しては、オフの台湾ウインターリーグを見る限り、もう1年ぐらいは二軍で育成する期間が必要になるだろうとみている。


<中堅> レギュラー :桑原(25)
     対抗    :荒波(32)
     バックアップ:神里(24)
     育成    :
百瀬(21)& 
楠本(23)

 レギュラーは、チームの不動の核弾頭・桑原(25)が濃厚。実績的にはそれを刺激するのが荒波(32)の役割であるはずだが、昨年は機能せず。そこで球団は、ドラフト2位で社会人の
神里(24)を獲得し外野陣に何かあった時に対応できる布陣を整えた。もちろん外野手の場合、ポジションはそれほど意味がないので、神里も積極的に右翼手争いに参戦することになるだろう。育成段階としては、外野手での出場が増えてきた百瀬(21)をここに。今年ある程度成績を残さないと、高卒4年だけに厳しい立場に立たされそうだ。また外野手が1人多いのだが、ルーキーの楠本(23)を百瀬と共に育成に当てはめてみた。大学JAPANの4番を担った勝負強い打撃は、1年目から一軍戦力になっても不思議ではないほど。問題は肩の故障から、送球がままならい問題を、どのように考えるかではないのだろうか? 


<左翼> レギュラー ;筒香(27)
     対抗    :乙坂(24)
     バックアップ:白根(24)
     育成    :
青柳(21)

 チームの4番である 筒香(27)が、不動のレギュラー。昨年は筒香の守備固めなどに入ることが多かったのが、乙坂(24)。乙坂はオフにメキシコウインターリーグで大活躍。筒香の控えという立場以上に、一軍では梶谷との右翼争いの色彩が強くなりそう。また右の外野手が桑原しかいないチーム事情でもあり、代打としても期待されるのが白根(24)。しかし移籍3年目、そろそろ結果を残さないとまずいことになる。また高卒3年目の青柳(21)を、育成においてみた。彼も今年は、二軍である程度の結果を残すことが求められる。


<捕手> レギュラー :嶺井(27)・戸柱(28)
     対抗    :高城(25)
     バックアップ:西森(31)・亀井(21)
     育成    :網谷(20)・
山本(20)

 シーズン終盤からレギュラーになった嶺井(27)と前半戦レギュラーだった戸柱(28)を中心に起用されることになりそう。実力的には遜色のない高城(25)もいるが、一軍で起用されるかどうかは、他のポジションとの絡みもありそうだ。また一軍に何かあった時は、打力のある西森(31)が。育成段階の若手に怪我が出た時は高卒4年目を迎えた亀井(21)がフォローする布陣に。育成段階は、秋から本格的に捕手練習に取り組んでいる網谷(21)とルーキーの
山本(20)を。山本は元々外野手だった選手で、BCリーグに進んで本格的に捕手を守るようになった。それだけに捕手の基本を、じっくり叩き込むことから始めることになりそうだ。


(野手に関して)

 こうやってみると、若干野手が余剰気味なのかわかる。ただし全体としては、かなり各ポジションバランスがとれてきて戦力としても厚みが出てきた感じはする。それはやはり、内外野何処でもハイレベルに守れる大和の加入。そしてドラフトでも神里など大学・社会人の野手を指名したからだろう。このチームの野球を今季抜本的に変えられるとしたら、大和をショートでうまく起用すること。そしてソトあたりが、期待以上の打力を魅せてくれるかではないかとみている。どうしても打線の厚みを考えると、もう一人ぐらい打てる野手が欲しいからだ。この2人が機能するかどうかが、2018年度の鍵を握っていると私はみている。


 






2018年 横浜の進むべき道!(ドラフト編) 

 ここまで「横浜の進むべき道」(投手編)(野手編)を更新してきて、ベイスターズの足りない部分が浮き彫りになってきた。10月26日(木)に控える、プロ野球ドラフト会議。この会議一つで、補強ポイントをすべて補うことは難しいだろうが、大方の方向性は見えてきている。そこで今回のドラフトで、ベイスターズがどのようなドラフトを行ってくるのか考えてみた。まずベイスターズの補強ポイントは



1,内野手・外野手・捕手 1名ずつの補強

2,計算できる先発の獲得

3、現有戦力を刺激しうるリリーフを3人前後補強




 しかし今年のドラフト戦線では、極めて即戦力で計算できる投手が不足しているのが特徴。その代わり将来の中心選手を託すことができる、高校生野手の人材に恵まれているドラフトなのだ。そこで

1位指名 将来を託すことができる野手の獲得

 最初の1位指名では、高校生野手の獲得を目指す可能性が極めて高いということ。その筆頭は、今年のドラフトの目玉・清宮幸太郎(早実)一塁手。ただし現在ベイスターズの一塁には、ホセ・ロペス が不動のレギュラーとして座っており、一塁以外のポジションが見えて来ない清宮を本当に指名して来るかには半信半疑の部分がある。

 あるいは三塁手に若年層打者がいないチーム構成でもあり、同じ左打ちのスラッガーである 安田 尚憲(履正社)三塁手や、次世代の捕手として甲子園で清原和博の記録を塗り替えた強打の 中村 奨成(広陵)捕手の、この3人のいずれかの中から指名して来ると予想する。

ハズレ1位は

 もし最初に入札した高校生野手を外した場合は、すぐに即戦力の投手に切り替えるのではないかと考えられる。その有力候補としては、馬場 皐輔(仙台大)投手 や 近藤 弘樹(岡山商科大)投手、鈴木 康平(日立製作所)などの、先発の一角に食い込んで来られそうな選手を狙って来るのではないのだろうか。さらに彼らもハズレした球団で競合することも予想され、昨年のように二度のクジ負けの覚悟まではしておかないといけないだろう。

2位指名は

 私の勝手な推測だが、もし1位で高校生野手をゲットできた場合は2位で大学・社会人の即戦力投手を。逆に1位で大学・社会人である程度計算できる選手がゲットできた場合には、藤岡 裕大(トヨタ自動車)内野手や増田 珠(横浜)中堅手などの野手を指名して来る可能性が高いとみている。

3位以降は

 おそらく今年の場合は、4位までに 野手2人・投手を2人 という感じになりそう。そのため、岸田 行倫(大阪ガス)捕手や 本田 仁海(星槎国際)投手などを狙っている場合、このぐらいの順位で獲得を目指すことになるのではないのだろうか。

指名人数は

 今年は各球団、例年よりも早めに指名を終える球団が多いのではないかと予想される。ベイスターズもすでに9人の退団者を出していることを考えると、
本会議では6,7名、育成で1,2名 ぐらいの指名になるのではないのだろうか?

 こう考えると、内野手・外野手・捕手 のすべてを網羅しつつ、投手を3~5名ゲットするのはドラフトだけでは難しいかもしれない。また投手の中でも1,2名は例年どうり高校生投手を混ぜて来ることが予想される。果たしてドラフトだけで、どこまで補強ポイントを抑えることができるのか? FAや新外国人にトレードや退団者組も含めて、うまく補強ポイントを補ってゆきたい。

 







 2018年 横浜の進むべき道!(野手編)

 すでにベイスターズは、今シーズンの退団者を発表。ベテランの下園外野手・山崎憲内野手、それにシーズン中にトレードで放出された黒羽根捕手の、この3つのポジションを埋めるのが、オフの基本線となりそう。また外国人のエリアン・シリアコの去就も微妙であるが、ここは同数程度外国人を補強する可能性があるので人数としては考えない。そこでいつものように、1ポジション4人制を使いながら、現状の戦力・補強ポイントを考えてゆきたい。また( )年齢のところは、来年度の到達年齢を記載。


<一塁> レギュラー : ロペス  (35)
     対抗    : 後藤   (38)
     バックアップ: なし
     育成    :
 
山本武白志(20)

 レギュラーは、今シーズン打点王に輝いたロペス(35)が、2年契約のため来季も残留が決定的。代打陣が薄いなか後釜ができないこともあり、衰えは隠せないものの後藤(38)が対抗の位置にいる。山本武白志(20)に関しては、二軍での出場もままならない状況だが、高卒2年目であるので、もう1年様子見といったところだろうか。現状後藤を脅かす存在がいないわけだが、ドラフトで 
清宮幸太郎 を指名し獲得した場合は、このバックアップの位置にいきなり入ってくるのではないのだろうか。高校生とはいえ、一年目から一軍での出場も充分に期待できる力量の持ち主。一塁に関しては、他のポジションから誰かをあてがうこともできるので、バックアップの位置づけは流動的。ルーキーながらファームで二桁本塁打を放った佐野(24)をここにあてる可能性も充分にありえる。


<二塁> レギュラー 柴田  (25)
     対抗    :田中浩康(36)
     バックアップ:石川  (32)
     育成    :
狩野  (24)

 シーズン途中から柴田(25)が、二塁のポジションに定着した。まだ力量的には心許ない部分はあるが、この流れが来シーズンも継続されることは間違いない。守備に関しては毎試合のように光るものを魅せており、あとは今年の経験を活かし打撃での成長が待たれる。左打ちの石川(32)よりも、右打ちの田中浩(36)の方が、柴田が左打ちだけに一軍にいる可能性が高い。特にシーズン終盤からは、石川に依存しないチームづくりは着々と進んでいる印象を受ける。セカンドは大卒ながら、ファームで.134厘と低迷した狩野(24)が、引き続き育成期間と考える。守備に関しては光るものを持っており、リストの強い打撃の持ち主だけに来季への飛躍が期待される。この状況なので、ニ塁が最大の課題でも補強すると選手がたぶついてしまう恐れがある。また状況次第では、宮崎を二塁に持ってゆくことも可能な選択肢であることは忘れないでおきたい。 


<遊撃> レギュラー :倉本  (27)
     対抗    :なし
     バックアップ:
飛雄馬 (27)
     育成    :
松尾  (20)

 全試合出場した倉本(27)が、不動のレギュラー。柴田がセカンドのレギュラーになりつつあり、山崎憲晴の退団も考えると、ここに
大学・社会人のしっかりショートを守れる遊撃手を指名して来る可能性は高い。一応バックアップには飛雄馬(27)を据えてみたが、遊撃守備にも不安があり現状一軍が見えて来ない。高卒ルーキーの松尾(20)は、順調に一年目を消化した。しかし一軍を意識するのには、あと1,2年はかかりそう。引き続き育成段階の選手として考える。ただし倉本がいて柴田が出てきたチーム事情を考えると、上位でニ遊間候補を指名する余裕は無いのではという気もしてくる。まして左打ちに有力な選手が揃うベイスターズだけに、即戦力の右打ちニ遊間候補というのは、極めて人材が乏しい年。そう考えると、ここを埋める手段が必ずしもドラフトで行うかどうかは微妙なのかもしれない。ただし個人的には、同じ左打ちの好打者タイプである柴田&倉本はどちらか1人で良いのではないのか?この2人が争って一つのポジションに収まるという構図を作った方が、骨太のチームができる気がするのだが・・・。

<三塁> レギュラー :宮崎  (30)
     対抗    :白崎  (28)
     バックアップ:
山下  (25)
     育成    :
なし

 三塁は宮崎(30)が、首位打者に輝くなど完全に独り立ちに成功。守備での貢献度も高く、不動のレギュラーとして位置づけられる。それに毎年レギュラー候補の白崎(28)、思いっきりの良い山下(25)が後を追う構図は変わりない。捕手登録の網谷のサード定着を図ろうとしたが、守備面の不安を払拭できず断念。そのため、育成段階のサードがいなくなってしまった。
ドラフトでもこのポジションの選手を獲得する可能性は充分あり、安田(履正社)などはうってつけの人材にはなる。そのためドラフト会議では清宮ではなく安田にシフトするとか、清宮が獲得できなかった時には一塁のバックアップにシリアコのように保険の外人をあてがう可能性もあるだろう。そういった意味では、シリアコの去就はドラフトでかなり左右されるのではないのだろうか。いずれにしても、サードができる高校生の指名は高そう


<右翼> レギュラー :梶谷   (30)
     対抗    :
関根   (23)
     バックアップ:松本   (32)
     育成    :
細川   (20)

 梶谷(30)は、ある意味今年はじめて1シーズンを完走したシーズンだったとも言える。自身初の21本塁打を記録するなど打率こそ.243厘と低迷したが、来シーズンも不動のレギュラーだろう。それを脅かすことが期待されるのが、関根(23)だったのだが、打率.158厘と低迷し刺激剤にもならなかった。松本啓ニ朗(32)も、一軍で僅か13試合の出場にとどまり、ファームで3割を記録した力は示せず。そのぶん育成段階の 細川(20)が、高卒ルーキーながら基準である2割を越え、二桁本塁打をファームでマーク。一軍昇格後も、2本塁打を放ち存在感を示せたのが明るい材料。CSメンバーにも抜擢するなど春のキャンプでは一軍帯同も期待されるが、常識的にみてもう1年ぐらいは二軍での育成が必要になるのではないのだろうか。面子は、完全に昨年と同じ組み合わせになっている。


<中堅> レギュラー :桑原 (25)
     対抗    :荒波 (32)
     バックアップ:百瀬 (22)
     育成    :
なし

 レギュラーは、2年連続レギュラーを守った桑原(25)がチームには欠かせぬ存在に。一応対抗には経験豊富な荒波(32)を配置したが、一軍で47試合に出場するも打率.226厘と控えに甘んじた。バックアップに誰を持って来るか悩んだのだが、身体能力が高く内外野守ることが増えてきた百瀬(22)をあてはめてみた。高卒3年目の今年も二軍で.154厘と低迷しており来年もこの調子だとクビも危ぶまれる。下園の抜けた代わりを打撃重視のレフト候補を獲得するのか? それともある程度守れる三拍子型を指名するのかは定かではない。一応センター候補が手薄な現状から、このポジションを無しにしてみた。特に外野は融通がきくポジションなので、特にこの並びにこだわる必要はない。育成には地元の逸材・
増田 珠(横浜)などはうってつけの人材となる。


<左翼> レギュラー ;筒香(27)
     対抗    :乙坂(24)
     バックアップ:白根(25)
     育成    :青柳(21)


 レギュラーは、打線の核である筒香(27)で確定。控えは、筒香のあとに守備固めで入ることが多い乙坂(24)をあてはめた。乙坂も意外性のある強打で打率.190厘以上の存在感はある。83試合に出場し、ほぼ一年間・一軍に帯同することができた。バックアップは打撃型の白根(25)をおき、一軍の2人に何かあった時の緊急要員として控える。ファームレベルでは成績をあげられているが、一軍でも結果を残せるようになって欲しい。特に右打ちの外野手は、桑原以外一軍に定着できている選手がいないので。育成には高卒3年目を迎える青柳を設けたが、中堅の育成の位置でも構わない。これは単に百瀬を中堅手のバックアップに置いた場合、年齢が近いので左翼に青柳を持ってきただけ。今年ドラフトで1名の外野手は獲ると思うが、できれば年齢的なことを考えると、高卒の外野手が望ましいという意味合いが強いということ。ただし
一軍の外野控え層が機能しなかったことを考えると、即戦力系の右の外野手を補充するかもしれない

<左翼> レギュラー ;戸柱(28)・嶺井(27)
     対抗    :高城(25)
     バックアップ:西森(31)・亀井(21)
     育成    :網谷(21)・佐野(24)


 シーズン後半からスタメンマスクが増えてきた嶺井(27)と昨年からレギュラーを任せられた戸柱(28)が状況に応じて起用。また週に1回は、高城(25)をスタメンで出場させ、この3人でまわすという方針は変わらないかもしれない。二軍は、高卒4年目を迎える亀井(21)の育成段階が終わり、また打撃で存在感を示す西森(31)もいるが、いずれも一軍・二軍のバックアップ要員の位置付け。特に亀井は育成枠なので、一軍が見えてこない。自慢の打撃を活かすため内野手コンバートを狙った網谷(21)は、守備克服ができず秋からは捕手での出場が増えている。フェニックスリーグでは、網谷と交互にマスクをかぶる佐野(24)を本格的に捕手として鍛えるつもりなのか? それとも何かあった時のための準備なのかはわからない。ドラフトで狙っていた捕手が残っていなかった場合は、このままこの形を維持する可能性も残されている。しかし誰か獲得できれば、佐野は一塁か左翼あたりに収まることになりそうだ。少なくても網谷が育成段階にいるので、ドラフトで指名されるのは高校生ではない可能性が高い。それでいて高城より年上の捕手を獲るとも考えづらく、22歳~24歳以下の捕手の獲得を狙うのではないのだろうか。
ドラフトで捕手を指名するかは、当日の流れ次第なのかもしれない。


(野手に関して)

 冒頭にも書いたように、
ドラフトでは内野手・外野手・捕手の1名ずつの獲得を目指すことになるだろう。内野に関しては、一塁OR三塁の人材のいずれかである可能性が高く、ここにそれぞれ1名ずつの人材を指名するとは考えづらい。もし一塁が空いた場合は佐野をあてがうとか、三塁ならば助っ人という形をとるかもしれない。また遊撃手の対抗の部分は、ドラフト以外の方法を模索することも考えられる。早速今朝のスポーツ誌には、阪神の大和(31)選手の名前があがっており、もし入団すればこのポジションにしっかり収まることになるだろう。

 オフの命題としては、今の打線の構成上
もう一人主軸を打てる選手を加えたいということ。それをどのような形で補うかはフロントの腕の見せどころだろう。特にニ遊間が弱いチームなので、大和のような選手をFAで獲得して補う。あるいは、三塁手あたりの助っ人を獲得してきて宮崎をセカンドにコンバートさせることで厚みを持たせる。ドラフトで清宮を獲得し、ある程度一軍で起用しながら育てるという方法もある。様々な選択肢があるなか、球団がどのようにして欠点を埋めてゆくのか注目したい。


(オフの命題)

 投手編・野手編をみてきて浮き彫りになってきたことは、

1,1人先発を任せられる人材の獲得

2,主軸を任せられる野手の獲得

3,即戦力のリリーフを3,4人加えること


 この課題を、ドラフト・FA・新外国人・トレード・退団者の獲得 などを駆使し、このオフは実現したい。それができれば、98年以来の、リーグ制覇も見えて来るのではないのだろうか。


 








2018年 横浜の進むべき道!(投手編) 

 2年連続で3位に入り、CS出場を果たしたベイスターズ。チームも98年の優勝以来となる貯金8個でシーズンを終えることができた。しかし優勝するためには、あと何が足りないのか? 今年も戦力補強の進むべき道を考えてみる。まず今回は、その投手編から。


(投手編)

 17年度ベイスターズのチーム防御率は 3.81 であり、これはリーグ全体では4位の成績。広島・阪神・巨人の各チーム防御率が 3.30前後であることを考えると、1試合あたり0.5個点近く失点が違う計算になる。この差をできるだけ縮めることが、まず優勝への大きな条件となるだろう。


<先発編>

 まず例年どうり、先発ならば防御率 3.50位内 もしくは二桁勝利している投手を、来年も計算できる先発投手ということになるので、この条件に当てはまる投手をあげてみたい。( )の年齢は来シーズンの歳。

今永 昇太 (25) 24試合 11勝7敗 防 2.98
ウィーランド(28) 21試合 10勝2敗 防 2.98
濱口 遥大 (23) 22試合 10勝6敗 防 
3.57
石田 健大 (25) 18試合  6勝6敗 防 3.40

まず、上記の4人は来季も引き続き先発候補として計算できる存在だと言えよう。しいて心配をあげるとすれば防御率が若干基準外となってしまい、そのうえ2年目を迎える濱口に不安要素はあるものの、最終的に二桁を残したことは大いなる自信となるはず。

井納 翔一 (32) 25試合 6勝10敗 防 3.84

も二桁も防御率3.50以内の基準もクリアできていないものの、過去に基準を何度かクリアしている年もあるので、引き続き来年も先発の有力候補と位置づけられるだろう。また先発6人目は、実績・経験豊富な 久保 康友(38)が退団することで計算がたたないため、若手投手に託すしかなく

飯塚 悟史(22) 9試合 1勝3敗 防 4.29
綾部 翔 (21) 1試合 1勝0敗 防 0.00
熊原 健人(25) 4試合 3勝1敗 防 5.40
三嶋 一輝(28)16試合 0勝1敗 防 6.53
平良拳太郎(23) 4試合 1勝3敗 防 7.07

などに期待するしかない。そのためどうしても、あと1人は先発で計算できる先発投手が優勝するためには不可欠だということ。これをドラフトの上位指名で補おうとするのか? FAやトレードで獲得して来るのかということになるのではないのだろうか。


<リリーフ編>

 いつもいうように、来年も計算できるリリーフという目安は、防御率2点台以内だということ。そういった条件の投手が何人いるか考えてみたい。

山崎 康 (26) 68試合 4勝2敗26S 防 1.64
パットン (30) 62試合 4勝3敗 7S 防 2.70


砂田 毅樹(23) 62試合 1勝2敗25H 防 4.12
三上 朋也(29) 61試合 3勝3敗31H 防 5.12
田中健ニ朗(29) 60試合 1勝3敗11H 防 4.47

 常時一年間一軍に帯同し60試合以上を登板した5人のうち、実はリリーフとして来年も計算できそうな活躍をしていたのは、クローザーの 山崎康 と パットン だけだということがわかる。本格的にリリーフ元年だった砂田はともかく、三上と田中健は完全にここ数年の勤続疲労。さらに昨年最もリリーフで信頼できた須田も

須田 幸太(32) 23試合 0勝1敗 0H 防 4.12

という成績にとどまり、一年間一軍にいることはできなかった。また上記のメンバー以外で二桁登板した投手達にも基準を満たす投手はおらず、唯一3点台を死守したのは途中加入した助っ人

エスコバー(26) 27試合 1勝3敗 7H 防 3.44

ぐらいだという状況。こう考えると ドラフト・FA・トレード・トライアウト・助っ人なども含めて、
最低3,4人はリリーフで来年計算が経つ選手を獲得し、実績ある現有戦力と競いあうような状況を作らないと厳しいのではないのだろうか。


(投手補強を考える)

 ここまで見てみると、まずは ウィーランド と パットン 
残留が最優先事項エスコバーに関しては微妙な成績なので、昨年のエリアンのように9000万の年俸を下げてもらえればという条件次第ではないのだろうか。クラインの退団は決定的だと言えよう。

 そして
来年即先発入りできそうな先発投手の獲得はオフの最大の命題。さらにリリーフもドラフト・FA・トレード・退団者組などを駆使してでも、3,4人新しい血を入れる必要があるのではないのだろうか。そうすることで現有戦力との競争を煽ったり、若手の奮起に期待しリリーフ陣の質を向上させるしかない。あとはもう少し先発陣が、6回ぐらいまでは高い確率で投げきってもらいたいということ。日本のように移動時間の短い球界で中6日というメジャーより余裕のあるローテーションを組んでいるのであれば、100球ではなく120球ぐらいを目処に投げて頂きたい。そういった先発陣の体力強化・意識の変化を促すことで、リリーフ陣の負担を減らし良い循環を導きたい。それが期待できるぐらいの、先発陣ではあると思うので。

 








2017年 横浜のいまある姿・投手編 

 ドラフト前に作成した「横浜の進むべき道・投手編」(下記に記載されています)では、まだ山口俊がFAで移籍することが決定的ではなかった時期のもの。その段階においてもベイは、このオフに来年即働ける4人の投手を獲得すべきだと記載した。そしてそれに加え、FA流失した山口俊の穴をも埋めないと行けないという事態に陥ることになる。


(山口俊の穴は埋められたのか?)

 もし山口俊が流出しなければ獲得しなかったのではないかと思われるのが、P.クライン(28)投手の獲得。この投手、贔屓目無しにみても今までホエールズ時代から数えても最強レベルの先発投手ではないかと思え、昨年の山口が残した11勝に近い勝ち星は期待できるのではないかと思わせるものがある。更に山口俊の人的補償で 平良拳太郎(22)投手を獲得。現在の平良の実績・力量からすると、先発入りを争う1人という位置づけであり、必ずしもローテーションに入るレベルにあるのかは疑問。またもし山口が移籍しなければ一軍枠で投げたであろう J・ウィーランド(27)投手の外人枠を奪ってしまう可能性があり、構図としては

 
山口俊・ウィーランド = クライン・平良

 となり、こう考えると山口の抜けた穴は簡単には埋まらないことがわかる。もちろんウィーランドが一軍に残る可能性もあるし、こういった図式になるとは限らないが。しかし山口俊の穴を最小限にしょうとしたという意味では、評価はできるオフだったのではないのだろうか。

(先発陣を改めて考える)

先発確定的な3人がおり、

石田 健大(24)左腕 25試合  9勝 4敗 防御率 3.12
今永 昇太(24)左腕 22試合  8勝 9敗 防御率 2.93
井納 翔一(31)右腕 23試合  7勝11敗 防御率 3.50

これに、新加入組の

クライン  (28)右腕
ウィーランド(27)右腕
平良 拳太郎(22)右腕

ドラフトでは、平良同様に先発争いに加われそうな

濱口 遥大(22)左腕
水野 滉也(23)右腕

の獲得。その他に昨年も実績のある

久保 康友(37)右腕 15試合  5勝 8敗 防御率 3.55
砂田 毅樹  (22)左腕 17試合  2勝 2敗 防御率 3.78

砂田はリリーフにまわる可能性も充分あるが、他にも若手有望株や復調が期待される

飯塚 悟史(21)
三嶋 一輝(27)

あたりまでは、有力な先発候補になってくる。計算できる投手は上記3人のみだが、残り3枠を9人で争う形になり競争を煽るということはできている。ドラフトで計算できる即戦力が穫れなかったのは痛かったが、これは悔やんでみても始まらない。



(リリーフ陣)

昨年の内容からも、計算できる成績を残していたのは下記の3人。

須田 幸太(31) 62試合 5勝3敗23H 防御率 2.68
田中健ニ朗(28) 61試合 5勝3敗23H 防御率 2.45
三上 朋也(28) 59試合 2勝4敗32H 防御率 2.61

これにクローザーの

山崎 康晃(25) 59試合 2勝3敗33S 防御率 3.59

を加え、残り1軍枠の残り2~3枠をいかに補強できるかにかかっていた。そんななか過去ベイに来たリリーフ投手の中でもトップクラスの力量だと評価できそうな

S.パットン(29)右腕 が、順調に能力を発揮してくれれば、この中に加わる可能性は高い。これに加え先発候補にもあがっている 砂田 毅樹 (22)左腕がリリーフにまわれば、これで一軍枠はほぼ埋まることにはなる。

あと1枠を設けるのかは定かではないが、残りの1枠を現有戦力が争う形になる。もちろん上記のメンバーから調子が悪いもの、怪我でリタイアするものも出てくる可能性があるので、残りの選手がこの中に入ってゆく可能性も残されている。またドラフト下位指名ながらもリリーフならば期待できそうな

尾仲 祐哉(22)右腕
進藤 拓也(25)右腕

も加わり、リリーフ陣の競争を煽ることができている。こう考えると1年目から即働ける投手を4人獲得することもできたオフだった。



(結論)

 
選んだ面子が正しかったかどうかは、シーズンにならないと答えはでない。しかし山口の穴・1年目から戦力になり得る選手を4人獲得する というオフの最大の命題をフロントは果たしたことになる。フロントはやるべきことはやったので、あとは獲得した選手が働くことを祈るしかない。

 少くても頼りなかった先発助っ人の強化、昨年全く機能していなかったリリーフ助っ人、この2つに関してはプラスアルファが望めそうだということ。しかしそのプラスアルファがあっても山口俊の穴をも埋めきれるかどうかは、微妙だと言わざるえない。こう考えると投手陣は、昨年並の内容維持できるかどうかであり、野手陣の更なる奮起を期待するしかなさそうだ。

 








 2017年 横浜のいまある姿・野手編
 
 2016年度のオフシーズンも終わり告げ、今の面子で開幕を迎えることになるであろうベイスターズ。そこで新たな新戦力を加えながら、2017年度のベイスターズが、どのような布陣で挑もうとしているのか考察し、課題を見つめたいと思います。そこで今回は、いつものように1ポジション4人制を使いながら、野手について考えてみましょう。まずは、それらしい選手を、各ポジション4人ずつ配置してゆきます。



<一塁> レギュラー : ロペス  (34)
     対抗    : 後藤   (37)
     バックアップ: 
シリアコ (30)
     育成    :
 
山本武白志(19)

 レギュラーは当然ながら 34本 95打点 打率.263厘 を残したロペス(34)が務めることになります。一軍の控えには、右の代打の切り札である後藤(37)が入ることは、ほぼ規定路線ではないのでしょうか。その後藤とロペスを刺激する存在として、新加入の助っ人・シリアコ(30)をここに入れてみました。元々シリアコは三塁として獲得したという話ですが、その三塁の守備は怪しい。まして白崎・宮崎・山下などもいるチーム事情を考えると、ロペスや筒香に何かあった時の保険的な役割を担うことになりそう。そして育成には、2年目を迎える山本武白志(19)を添え形としては整ってきます。

<二塁> レギュラー エリアン(32)
     対抗    :石川  (31)
     バックアップ:
田中浩康(35)
     育成    :
百瀬  (21)

 もっともレギュラーが固定できていないポジションが、このセカンドです。来日2年目を迎えるエリアン(32)の馴れと、元来ならば不動のレギュラーであるはずの石川(31)のレギュラー争いに。しかしここ数年満身創痍で能力を出しきれない石川だけでは心もとないと、ヤクルトで実績充分の田中浩康(35)を獲得してきました。田中にどの程度の力が残っているのかは疑問が残るのですが、実績は充分な選手だけに石川の刺激剤としては申し分ありません。育成の選手はいなかったのですが、ドラフトで遊撃候補を補充できたので、3年目の百瀬(21)をこのポジションの育成にあてはめました。百瀬は、今年ある程度2軍でめどをつけないと厳しい状況にとなってきます。遊撃手としては物足りないので、今年はセカンドとして期待してみたいところ。

<遊撃> レギュラー :倉本  (26)
     対抗    :山崎憲晴(31)
     バックアップ:
柴田  (24)
     育成    :
松尾  (19)

 
レギュラーは、昨年141試合に出場した倉本(26)。ショートながら打率.294厘をマークするなど、不動のレギュラーに成長した。靭帯断絶からシーズン後半に復帰した 山崎憲(31)と守備が売りの2年目の柴田(24)が、一軍争いをすることに。特に彼らには守備固めとして倉本の疲労の軽減やガス抜きを担うだけでなく、セカンド・サードなど他のポジションもこなす幅広い役割が求められそう。まずは、復帰する山崎にしても柴田にしても、倉本以上の守備力があることを示す必要がある。また育成には、高卒ルーキーの 松尾(19)をあてはめてみた。松尾の場合、セカンド。・サードの可能性もあるが、年齢のバランス的には彼がショートに入ることが1番好い形になる。ミスも結構するだろうが、攻撃的な守備を魅せてくれるに違いない。いずれにしても倉本が健在ならば、好い形で一年間乗り越えられそう。


<三塁> レギュラー :宮崎(29)
     対抗    :白崎(27)
     バックアップ:山下(24)
     育成    :
狩野(23)


 
昨年は主にセカンド中心に起用され 101試合 11本 36打点 打率.291厘 を残した宮崎(29)が、セカンドと両睨みでポジション獲得を目指す。対抗の白崎(27)も、大型サードとしての期待を担う。白崎が安定するようだと、宮崎を二塁に持ってゆけ起用の幅が広がりそう。白崎には、2割5分・20本 をあえて設定してみたい。山下は、三塁のバックアップ的な位置づけに添えたが、打力・守備力も水準を満たしており、決め手不足のセカンドやこのサードのレギュラーに躍り出ても不思議ではない。この選手も、セカンドと両睨みという起用になりそう。一応育成には大卒ルーキーの狩野(23)をあててみた。松尾とどちらがショートの適性が高いかは微妙だが、どちらかが三塁を担うことになるだろう。また捕手登録ながら、将来を嘱望されている網谷(20)が、サードやファーストで起用される機会も増えてきそう。

<右翼> レギュラー :梶谷   (29)
     対抗    :
関根   (22)
     バックアップ:松本   (31)
     育成    :
細川   (19)

 順調に行けばレギュラーは、今年も梶谷(29)が担うことに。しかし怪我が多かったり、好不調の波が激しい選手なので、隙あらばと虎視眈々とレギュラーを狙う 関根(22)の方をライトにあてはめてみた。外野の場合、ポジションの融通がききやすいので、この形に特別こだわる必要はない。一応バックアップを乙坂にしようと思ったが、年齢的なバランスで 松本(31)の方にした。啓ニ朗には、まだまだレフトで老け込んで欲しくはなく、守り・肩という部分でも再度アピールしてもらいたい。育成は、期待の和製大砲候補の細川(19)を。高校時代は主に右翼と投手。地肩の強さを活かし、ライトで育成してみたい。このポジションも、梶谷・関根の2人の一軍入りが有力なポジションといえる。

<中堅> レギュラー :桑原 (24)
     対抗    :荒波 (31)
     バックアップ:
飛雄馬(26)
     育成    :青柳 (20)


 昨年レギュラーに定着した桑原(24)が最右翼。関根あたりも虎視眈々とセンターを狙うことになると思うが、あえて実績のある荒波(31)をこちらに配置してみた。怪我などで順調を欠いたが、本来ならばレギュラーにいてもおかしくない荒波がレギュラー争いを演じることはチームの刺激になる。また内野が増えすぎたのもあり、身体能力の高い飛雄馬(26)を外野に持ってきた。飛雄馬は秋季キャンプから外野練習にチャレンジしており、桑原以外にいない右の外野手での一軍入りを狙う。チームのムードメーカーでもあり、彼が控えでも常時ベンチに入るようになるとチームにも勢いがでる。育成は、高卒2年目の青柳が守れるところも魅せ存在感を示して欲しい。期待の大きな選手だけに、多くの経験を積みたいところ。ここも桑原がビシッとポジションを担ってくれれば、バランスは良くなる。

<左翼> レギュラー ;筒香(26)
     対抗    :下園(33)
     バックアップ:乙坂(23)
     育成    :白根(24)


 レギュラーは言わずとしれたチームの4番・筒香(26)で決まりだろう。また昨年の戦力分布で言えば、ここに代打の切り札的な下園(33)が入って一軍枠は決定的。しかしこのポジションに、同じ左打ちで代打でも強さを発揮する乙坂(23)とポジション争いをしてもらいたい。下園のコンタクト能力の高さに比べると乙坂は劣るものの、代打のあとにそのまま守りにつけるところが下園にはない魅力。試合後半に筒香を休ませるにも、守れる乙坂が一軍にいると起用の幅も広がるというもの。逆に下園は、よほど打撃で存在感を示せないと厳しくなる。育成の適齢期の選手はいないのだが、秋季キャンプで外野練習に取り組んだ白根(24)を本格的に外野手として馴れさせたい。故障の多い筒香に対し、何かあった時に打線が見劣らないためにも、打力のある白根が左翼をできる意味は大きい。同じように内野と左翼との両睨みという意味では、新加入のシリアコ(30)も、そんな存在になるかもしれない。ちなみにシリアコの外野守備は、相当危なっかしいが。


<捕手> レギュラー :戸柱(27)
     対抗    :高城(24)・嶺井(26)・黒羽根(30)
     バックアップ:西森(30)
     育成    :亀井(20)・網谷(20)・
佐野(23)



 
昨年最もマスクを被った戸柱(27)が、レギュラーの最右翼。それに秋になって打撃が大きく伸びてきた嶺井(26)、素材はNO.1の高城、レギュラー経験のある黒羽根(30)と一軍枠は、この4人が有力。ただし今年の場合、3人目の捕手として打力が高く評価されている網谷(20)が、右の代打・三塁あたりを担うことも含めて一軍入りする可能性を秘めている。どうしても西森(30)は、緊急時の要員になってしまう。しかしこの西森も俊足が持ち味でもあり、外野や一塁など担えるなど、打撃でアピールできれば第三の捕手として一軍の可能性を残す。また3年目を迎える亀井は(20)はまだ育成段階を脱せられないが、ディフェンスに関してはある程度任せられるレベルに来ている。あとは、打力の成長が観られると面白いのだが。上記のように、網谷の今後捕手としての位置付けが見えないだけに、広陵時代に捕手経験のあるルーキー佐野(23)を、捕手もできる強打の野手として育ててみたいと思わせるものがある。高校時代は、投手・捕手・遊撃・二塁なども守った経験があり、3人目の捕手としても使い勝手が好い選手。あえて将来もそういう位置づけを想定して、捕手の練習を積極的にさせてみてはどうだろうか? というか内野手が増えすぎてせっかく獲得したのに、佐野の居場所が見当たらない。


(野手に関して)

 かなり無理矢理に並べた感は否めないが、野手人数が増えすぎたのでこんな感じになってしまう。まぁ融通の効く選手が多いので、状況次第でこの形は大きく崩れるだろうし、フロントや首脳陣がどう考えるかはわからない。

 ただしオフ最大の課題であった 
筒香のあとの5番打者の補強 は、未だ埋められずにいる。ここがチームの1番の不安要素であり、昨年5番を担った宮崎の更なる飛躍に託すぐらいしか期待できる要素がないということになる。あと可能性を模索するとするならば、シリアコが三塁手としてエリアンとの一軍争いに勝利しポジションに収まったときだろうか?