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森下 翔太(東海大相模3年)中堅手の最終寸評へ







森下 翔太(東海大相模3年)中堅手の選抜寸評へ







森下 翔太(東海大相模2年)中堅 180/74 右/右 
 




                    「2018年神奈川NO.1打者」





 2018年度の神奈川の高校球界を見ていて、ドラフト候補と言えそうなのが、この 森下 翔太 。鋭いヘッドスピードから、すでに高校通算44本塁打。昨年世代の 増田 珠(横浜-ソフトバンク3位)に長打力を増したようなタイプだ。


(守備・走塁面)

 一塁までの塁間は、右打席から4.45秒前後。これを左打者に換算すると、4.2秒前後とドラフト候補としては平凡。2年春の春季大会では、10試合で4盗塁。夏の神奈川予選では、5試合で2盗塁と、そこそこ動ける走力はありそうだ。実際このタイムよりも、速く走り抜けられる可能性もあるように見えた。

 中堅手としては、特に落下点までの入り方、ボールの追い方に問題は感じない。打球勘が好いという感じはとくに受けなかったが、現時点で破綻のないレベルまでには来ているのではないのだろうか。肩もまずまず強そうで、守備・走塁がマイナス評価に繋がる可能性は低そうだ。


(打撃内容)

 体型的には、均整のとれたアスリート体型。ヘッドスピードも鋭く、ツボにハマればスタンドまで確実に飛ばせます。現在は、中距離~中長距離打者という感じでしょうか。

<構え> 
☆☆☆★ 3.5

 前足を引いた右のオープンスタンスで、グリップの高さは平均的。腰は据わらないが背筋をしっかり伸ばし、両眼ではしっかり前を見据えられている。全体のバランスとしては並だが、打席では力みなく構えられているところは好いところ。

<仕掛け> 早め

 一度開いていた足をスクエアに戻してから動き出すが、本格的に動き出すのは「早めの仕掛け」のタイミング。始動的には、対応力重視のアベレージヒッターが多く採用するスタイルを行っている。

<足の運び> 
☆☆☆★ 3.5

 足をしっかり引き上げて、真っ直ぐ踏み出してくる。始動~着地までの「間」は取れているものの、足でタイミングを図るというよりも強く踏み出すためのもので、タイミングの合わせ方に非凡なものを感じるわけではない。それでも時間には余裕があるので、ある程度は変化球でも速球でもスピードの変化には対応しやすいはず。

 真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でも捌きたいタイプ。踏み込んだ足元もインパクトの際にブレずに止められているので、外に逃げる球や低めの球にも対応できるはず。

<リストワーク> 
☆☆☆★ 3.5

 打撃の準備である「トップ」の形は早く作れており、速い球に立ち遅れる心配は少ない。バットの振り出しからインパクトまでは少し遠回りではあるものの、インパクトの瞬間にヘッドは下がっておらず広い面でボールを捉えることができている。

 スイング後半の弧が非常に大きいのが特徴で、フォロースルーを使ってボールを上手く運ぶというタイプではない。強く思いっきり叩くというスタイルではないのだろうか。

<軸> 
☆☆☆★ 3.5

 足の上げ下げはあるが、それほど目線は上下には動かない。体の開きも我慢できており、軸足も安定感は並だが軸足の内モモの筋肉には、適度な強さが感じられる。

(打撃のまとめ)

 それほど癖がないスイングをしており、素直にレベルアップしてきそうなイメージはある。その代わり、凄く何か非凡なものを感じるといったものも感じられない。まだまだ見ていて、無駄なアクションが多い気がする。何かコイツ違うなという、凄みなり感性みたいなものが出てくると面白いのではないのだろうか。


(最後に)

 この秋までのイメージでは、 増田 珠 と比べると、コンタクト能力では増田の方が優れていて、長打力という意味では森下の方がありそうという印象は受ける。増田がそうだったように、最後の夏にはモノの違いを魅せてくれるのではないという期待を込めて、今後も見守ってみたい。


(2017年 秋季神奈川大会)