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加藤 雅人(25歳・JFE東日本)投手の個別寸評へ




 




 加藤 雅人群馬・前橋工)投手 178/70 右/右
 
2年春の関東大会でも生で見た投手でした。球速も、MAX145キロを記録するまでに成長したと聞いております。

 ゆったりとしたフォームから、常時135~140キロぐらいのストレートを投げ込みます。ビシッとミットに突き刺さる感じで、どちらかと言うと球威よりもキレで勝負するタイプです。変化球は、小さく横滑りするスライダー、それに昨年観た時は、カットボールのような球も投げていた記憶があります。

 昨年からの成長は、球速を増した点。そして何より両サイドにしっかり投げ分けられる制球力の高さにあります。素材としては、隙のない投球が出来る「鋭さ」みたいなものがあるところでしょうか。どちらかと言うと肉体のポテンシャルで押すスケール型と言うよりは、実戦的な投球に磨きをかけたい選手です。

 けして身体は大きくありませんが、均整も取れておりますし、活躍が楽しみな投手です。基礎がしっかりしている投手なので、大学など上のレベルに進んでも、比較的早く頭角を現すのではないのでしょうか。今後も更に伸びるようだと、楽しみな投手だと思います。


(2008年・夏)



 球速も常時130~135キロ級の勢いがあり、スライダー・カットボールなどの変化球にもキレがあった。ただ高橋に比べると、制球力・マウンド捌き課題があり、まだまだ投手としてのまとまりは劣るよう。ただ178センチの体格も均整が取れており、将来性では来年が楽しみな本格派だ。

(2007年・春季関東大会)