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飯田 大祐(26歳・HONDA鈴鹿)捕手の個別寸評へ







飯田 大祐(24歳・HONDA鈴鹿)捕手 181/83 右/右 (常総学院-中央大出身) 





                   「今年こそプロ入り」





 中央大学時代から、知る人ぞ知るドラフト候補。社会人二年目の今年、本人もプロ入りへ眼の色が違う。そんな中、都市対抗緒戦の沖縄電力戦では3安打を放ち猛烈アピール。社会人屈指の若手捕手として、今存在感を高めている。


(ディフェンス面)

 どっしりと構える選手で、ミットをシッカリ投手に示します。そのため投手としては、安心して投げられる雰囲気を持っているのではないのでしょうか。気になるのは、高校時代からグラブを一度地面まで降ろす癖が抜けきらないこと。この余分の動作が、低めへの対応がワンテンポ遅れることになります。またハンドリングや打球への反応は悪い選手ではないのですが、全身で止めに行こうというタイプではないので、余計に気になる部分。ボール一球一球の押し込みはよく、きわどいコースのボールでもストライクのコールを呼び込みやすくはなっています。

 多彩な投手陣の持ち味を発揮するインサイドワークにも意図感じられ、スローイングも1.85秒とかなりの強肩。特に実戦で、シッカリ刺せる安定感は見事。さすが社会人の捕手といった総合力があり、今すぐファームレベルに混ぜても違和感なくプレーできるだろう。個人的には、少し雑な部分があるのが好みではないものの、プロでやって行けるだけのディフェンス力はあると判断する。


(打撃内容)

 中央大時代は、3割を残すシーズンもあったものの、通算打率.222厘で終わりました。そういった意味では、元々は打撃が売りの捕手ではありません。しかし都市対抗では、右に左へと実戦的な打撃を魅せ、都市対抗では6打数5安打と猛烈にアピール。

<構え> 
☆☆☆

 軽くクロスに構え、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスとしては平均的でしょうか。

<仕掛け> 早め

 投手の重心が下る時に動き出す、「早めの仕掛け」を採用。これは、典型的なアベレージヒッターの打ち方で、大学時代よりも若干始動が早くなっている。

<足の運び> 
☆☆☆

 始動~着地までの「間」は取れており、変化に応じて足を降ろすタイミングを図っている。そのため、速球でも変化球でも幅広く対応。軽くインステップして踏み込んでくるので、外角よりの球を意識。踏み込んだ足元は、大学時代同様に地面から早く離れる傾向が強く、元来は引っ張りたいタイプ。それでも高めの球ならば、右方向にも打ち返す幅が持てるようになってきた。

<リストワーク> 
☆☆☆☆

 早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、速い球に立ち後れないようにしている。バットの振り出しも、インサイド・アウトではないので内角の捌きは窮屈かもしれないが、外角の球には素直にバットが出てきてロスは少ない。大きな弧を描き、ボールを捉える際にもヘッドが下がらないので、打ち損じも少ないはず。打球を上げるタイプではないものの、ヘッドスピードの速さ・大きなスイングで、二塁打などの長打は少なくなさそう。

<軸> 
☆☆☆

 足の上げ下げも静かで、目線は大きくは動きません。体の開きがシッカリ我慢できていないのは気になりますが、軸足は大きく崩れずにスイング出来ています。腰の回転を活かして、スパンと捌くことが出来ています。

(打撃のまとめ)

 打撃は、かなり良くなっているのではないのでしょうか。少なくても、プロの捕手に必要な打力はあるように思います。特にヘッドスピードに鋭さが増し、甘い球を逃しません。そういった高い集中力を、打席からも感じることができます。


(最後に)

 今年は、大学・社会人に大物捕手がおらず、その点では上位に位置する存在。A級の素材とは言えませんが、攻守にバランスが取れており、総合力の高い捕手だと言えます。

 すでに一年目からファームで正捕手、あるいは一軍に顔を出せるぐらいのレベルにはありそうなだけに、そこで上手く経験を積んだり、環境に慣れて何かを更に見出すことができれば、一軍に定着する捕手になってもおかしくはないのではないのでしょうか。ある程度すぐに使える捕手を探している球団には、またとない人材だと評価します。


蔵の評価:
☆☆


(2014年 都市対抗)




 







飯田 大祐(中央大3年)捕手 181/77 右/右 (常総学院出身) 





          「なんで彼の名前があがらないのかわからない。」





私が評価するしないに関わらず、2012年度のドラフト候補のに彼の名前をあがらないのが不思議になる。常総学院時代から、大型捕手として注目されてきた素材。昨春のリーグ戦では、東都リーグのベストナインにも輝いた。そんな2012年度に、名前が浮上してくるであろう男について、今回は取り上げてみたい。

(ディフェンス力)

彼の最大の自慢は、安定感抜群のスローイングにある。滅法肩が強いとは思わないが、実に制球が安定している。タイムとしては、1.8秒台~2.0秒前後ぐらい。しかし実戦では、確実に走者を刺して来る。そんな実戦的なスローイングこそ、、彼の最大の魅力。プロがまず捕手に求める条件は、スローイングであることを考えると、この選手は、間違いなくドラフト候補に値する。

恵まれ体格を活かし、どっしりと構える。ミットを投手にしっかり示すのだが、一度地面にグラブを下げてしまう癖は高校時代から変わっていない。そのためワンバウンド処理の際に、ワンテンポ遅れる傾向にある。またボールの捕球が、やや小手先だけで全身で止めに行こうとしないのは、個人的に気にいらなかった。ただ元々持っているハンドリングの良さでそれを補い、ボールの押し込みも悪くはない。高校時代はキャッチングがかなり劣るかなと思ったが、今はそこまで悲観するほどではないようだ。

リードにも意図が感じられるし、捕手らしい一面も覗かれる。打球への一歩目の反応や走者への次の動作への移行も悪くない。総合力でみれば、ドラフト候補として追いかけられるディフェンス力の持ち主だと言えよう。

(打撃内容)

1年春からリーグ戦で起用されてきたが、本格的に正捕手についたのは春のシーズンから。その春のシーズンでは、打率.306厘の好成績。しかし秋のシーズンは、打率.167厘と低迷した。

基本的に、ボールを引っ張って巻き込む打者であり、打球はセンターからレフト方向に集中している。その傾向は、高校時代から変わらない。

(打撃フォーム)

<構え> ☆☆☆☆

軽くクローズ気味に足を置き、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスなどもよく、アゴもグッと引かれ、打席では高い集中力が感じられる。

<仕掛け> 平均的な仕掛け

投手の重心が下がりきった時に始動する「平均的な仕掛け」を採用。典型的な中距離打者であり、勝負強さを売りにする打者の仕掛けを採用している。

<足の運び> ☆☆☆

足を軽く浮かしてから回しこみ、真っ直ぐ踏み出してくる。始動~着地までの「間」は取れているので、元来いろいろな球に対応できるタイプ。真っ直ぐ踏み込むということは、内角の球でも外角の球でも捌きたいという、彼の意志が感じられる。踏み込んだ足元が、少し地面から早く離れるので、どうしても打球はレフト方向へのものが多くなる。ただ以前ほど、引っ張りだけというイメージは薄まってきた。もう少し足元を磐石にして、右方向への意識も持てると、打撃の幅も広がりそうなのだが。

<リストワーク> ☆☆☆

打撃の準備である「トップ」の形をつくるのは、それほど遅くない。そのため、速い球に差し込まれる心配はなさそうだ。ただバットの振り出しは、少し遠回り。そのため内角の球に対しては、バットの出が窮屈。

それでも大きな弧を描き、最後まで思いっきり振り抜いてくる。当てるのはあまり上手くないが、ボール捉えられれば、力強い打球が飛んで行く。

<軸> ☆☆☆

足の上げ下げは静かなので、目線は安定しています。ただ体の開きが充分我慢しきれない部分があります。軸足は、地面から真っ直ぐ伸びており、体軸を起点に綺麗に回転できます。

(打撃のまとめ)

ボールを捉えるセンスは、それほど優れているとは思いません。ただ元来ボールを見極め能力はあり、ボール球に手を出すことは少ない選手でした。ただ秋のシーズンは、打ち気にはやったのか? ボールの見極めがイマイチだったように思えます。もう少し、ボールの絞り込みを徹底させたいところ。

(将来に向けて)

ただ高校時代から強打の捕手と知られ、春のシーズンも3割を超えたように、捕手としては一定の打力はあります。それだけにある程度打ってくれれば、やはり評価のポイントはディフェンス内容が問われることになるでしょう。

スローイングなどで春のシーズンにアピールできれば、プロ側も興味を示すはず。ぜひ最終学年は、ガンガンと積極的なプレーを期待したいと思います。その心の変化を、春のリーグ戦で見極めたい。

(2011年 秋季リーグ戦)







 飯田 大祐(茨城・常総学院)捕手 181/77 右/右 
 
 大型の強肩・強打の捕手を育成することに定評のある常総学院の4番・捕手選手です。安定したスローイングの形と思いっきりの良い強打は、関東を代表する捕手であり、プロからも注目されるのは頷ける素材です。

 捕手としては、ミットを動かさず構えられるので、投手は投げやすいと思います。ただ投手が的を絞ったあとに、ミットを下げる癖があり、この時の余計な動作がワンテンポ捕球体勢を遅らせ、キャッチングの押し込みやワンバウンド処理への動作を遅らせる要因になっているようです。そのためキャッチングは、あまり上手くない印象があります。

 打球への反応もよく、リードも明確なのは好感が持てますし、地肩は、塁間1.8~2.0秒弱でまとめる能力があり、プロ級の素材であります。土台がしっかりした体勢からしっかりスローイング出来るので、制球も安定しているように思えます。テンポの良いリードに心がけ、ボールを早くきっちり投手に返します。キャッチングを除けば、プロを意識出来る素材だと思います。

 打撃は、基本的にセンターからレフト方向に巻き込むスイングを得意と致します。ただそれほど対応力はなさそうですが、思いっきりが良いのとパンチ力があるのが魅力です。少し前足を引いて、グリップは脱力してリラックスして構えられております。足をまわし込みつつ、ベース側にしっかりインステップ。その足もとブレないなど、一見粗そうですが、基本は抑えられたスイングになっております。捕手と言うポジション柄、思いっきりがよく、パンチ力があるのは捕手らしくていいですね。多少粗い部分はありますが、ポジション柄、それほど悲観することはないと思います。

 それほど攻守に絶対的な存在感はないのですが、良い捕手だと思います。恐らく大学経由の選手として指名はないと思いますが、強豪大学でも正捕手として活躍して行ける素材だと思いますし、社会人まで駒を進める選手だと思います。大学や社会人での活躍次第ではプロも意識出来る可能性を秘めていると思います。今大会を代表する強肩・強打の捕手でした。

(2008年 夏)