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石川 桜太(23歳・東芝)外野手の個別寸評へ








石川 桜太(千葉・東海大望洋)右翼 181/79 左/左 
 
1年生の頃から活躍してきた強打者で、順調に千葉を代表する強打者に成長してきました。ただ今日は、ことごとくチェンジアップにタイミングが合わず、脆いところを露呈していたところが残念でした。

 少し前足を引いた構えで、一度ベース側にチョンと小さくステップして打ちに行くスタイルです。また構えた時に、ビシッと型を決めて構えるのですが、自分のリズムを刻めていないのと、少々構えた時に力が入り過ぎている印象は、見ていて脆いタイプかなと思っておりました。やはり試合では、ことごとくチェンジアップでタイミングを狂わされ抑え込めれておりました。

 ただ高校の先輩で、大変話題になった長田昌浩(巨人-オリックス)内野手の高校時代に比べると、野球への意識は非常に高い印象は受けます。ネクストバッターボックスからの集中力、一塁までの塁間は、4.4秒弱ぐらいと、けして左打者としては速くないのですが、最後まで勢いを緩めないなど、野球への取り組みが非常に良い選手です。

 素材では長田の同時期に比べると、ワンランクもツーランクも劣りますが、まだまだ考えて伸びて行ける素材かと思います。夏にもう一度じっくり見てみたいと思いますが、大学などを経て伸びていって欲しい選手ですね。2008年度の千葉を代表する強打者の1人かと思います。

(2008年・春季千葉大会)


 1年生ながら4番を任され、今大会19打数10安打、打率526、5打点。投打にわたる活躍を魅せてくれたのがこの石川です。試合前のキャッチボールでも1球1球丁寧に行っている印象を受け、ピッチャーとしても2回戦(対向陽台千葉)から完封勝利を挙げた。打撃面を見てみると、右足を軽く開いたオープンスタンスで構え、腰の座ったいいスイングをしている。この試合(準決勝 対成田)では第1打席で唐川からセンター前ヒット。

 2アウト2塁で回ってきた4回の第2打席でもセンター前へ、今度は糸を引くような打球でヒットを放つも成田のセンターは強肩の川村。セカンドランナーはホーム手前でタッチアウトになり無得点。第3打席はサードゴロ。そしてこの試合最後の打席となった9回の第4打席はファーストゴロに打ち取られ、結果4打数2安打。試合には敗れたものの、唐川から2安打を放ったのは本人の自信にもなると思いますし、この先の成長、活躍が非常に楽しみな1年生です。

(2006年10月 千葉県元球児)


 SIZEは179/76ぐらい!?なかなか鍛えがいのありそうな体をしている。いずれも唐川の高めの真っ直ぐを完璧に捉えセンター前に運んだ、2本のHITは素晴らしい当たりだった。さすがに次打席では懐の厳しいコースを突かれ詰まらされたが、長打力も秘めていそうだし、非常に将来が楽しみなバッター。

(2006年9月30日 DINAMO-JIN氏)