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戸川 大輔(西武)外野手のルーキー回顧へ







戸川 大輔(北海3年)外野&投手 188/86 右/左 
 




                    「全くわからなかった」




 名門・北海高校所属の選手であり、中学時代から「北のダルビッシュ」の異名をとっていたにも関わらず、この選手の映像や動画を全く見つけることができなかった。北海高校も彼より上の世代は、北海道大会を勝ち上がり神宮大会や選抜にまで駒を進めていた。彼が抜けた新チームでは、チームを秋の北海道大会決勝まで勝ち進んでいる。彼が主力として在籍期間だけ、北海は支部大会で負けまくるなど、大きな大会まで勝ち進んだことがない。まさにそれこそが、彼の映像が残っていない最大の理由だろう。

 名前だけは、私も以前から耳にしていたし、動画を探すと中学時代の投球練習の模様が出てくる。あくまでもここからは、ネットで得た情報や訊いた話を中心に話を





(守備・走塁面)

 中学時代から注目される投手だったものの、2年秋以降外野手に専念することになる。訊いた話では何処か痛めたせいなのか? 外野手としての返球の際にも、変な形で送球すると耳にした。そのためポジションも、左翼だったという。

 また50メートル・5秒8の触れ込みであり、実戦で走れるかは定かではないものの、動ける身体能力があるのは間違いない。スカウトのコメントの中でも「攻走守三拍子揃った選手」との評価をもらっている。

 実戦に即した能力があるのかはわからないが(育成枠での指名なのでは)、単純に投げる・走る といった身体能力と恵まれた体格を含む素材の良さがあるのは想像がつく。

(打撃内容)

 高校通算13本塁打程度と多くないが、身体に力がありパワフルな打撃をする選手だというスカウトのコメントが残っている。この数字から推察するに、投手をやっていた関係からも体幹が強く、恵まれた体格も相まって、ツボにハマればスタンドインも、普段は強烈な打球で野手の間や頭の上を越えて行くような中距離打者なのではないかと推測する。

 「野球太郎」に載っている写真のフォローの形をみても、遠くに運ぶタイプの打者の形ではなさそうだ。やはりこういった選手は、対応力が重要なポイントになってくるだろう。しかし育成枠での指名を考えると、その辺に課題があるからこその育成枠指名なのではないのだろうか?


(最後に)

 ほとんど妄想に近い形で書き進めてきて申し訳ないが、いずれにしても「素材型」の類であり、時間はかかりそう。ぜひ来年は、イースタンなどでその勇姿をぜひ確認してみたい。こういった選手が一軍への階段を昇るようだと、粘っこいスカウティングをしていたさすが西武という評価になるのではないのだろうか。西武らしい、穴っぽい指名だと言えよう。