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中村 篤人(亜細亜大)右翼寸評へ






 中村 篤人(青森・青森山田)中堅 176/75 左/左
 
(どんな選手?)

 青森山田の核弾頭を務める選手で、三拍子バランスの取れたプレーヤーです。

(守備・走塁面)

 甲子園の東農大二戦では、正確な一塁までのタイムは計測出来ず。ただ緩めて4.4秒弱と言うタイムが残っているので、実際には基準以上の4.2秒弱ぐらいで駆け抜ける能力はあるのかもしれない。ただ青森予選の7試合でも、盗塁は僅か1個と言うことからも、その脚力云々以前に、あまり盗塁を仕掛けて来るタイプではないのかもしれない。

 中堅としての地肩はよくわからず。ただ打球への反応やキャッチングなどを見る限り、平均的な守備力かなと言う印象を受けた。まだまだ、守備・走力を売りに出来る程ではないのではないのだろうか。

(打撃内容)

 スクエアスタンスで構える選手で、一度置いていた足をベース側に持ってきて、チョンと小さくステップするタイプ。それだけに、一定レベル以上の球速に、振り遅れないのか気になるところ。

 甲子園では結果が出なかったが、まだまだ私自身よくわからない部分も多かった。ぜひ青森予選の模様を見直す時は、もう少しじっくり見てみたい。

(今後は)

 ちょっとこの試合だけでは、正直わからない部分も多かった。ただ足・守備に破綻がないレベルのであるのはわかったが、売りにするほどでもない。また打撃も、現時点では図抜けた能力はないようで、上のレベルで通用するのは少々苦しいだろう。

 それだけに、今後も野球を続けるのならば、三拍子の総合力を引き上げる必要がありそうだ。今後の更なる進化を期待して、また何処かの球場であってみたい選手であった。

(2009年・夏)