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真島 健(東京国際大)投手の最新寸評へ
真島 健(東京国際大)投手178/78 右/右 (浦和学院出身) |
(どんな選手?) 高校時代は記憶にないのですが、今春のリーグ戦では5試合に登板して 2勝1敗 防御率 1.41と活躍。大学選手権でも、第二戦での先発を任されました。 (投球内容) ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込みます。そのストレートは、コンスタントに145キロ前後(MAX146キロ)を記録するなど、凄みは感じませんがそれなりに勢いは感じさせます。変化球は、スライダー・チェンジアップ中心で、たまにカーブやフォークも織り交ぜます。 左打者には、外角中心にボールを集められますが、右打者の制球は少しアバウトになります。クィックは1.0秒を切るなど高速で、牽制でもしっかり目配せなどは忘れません。パッとランナーを背負うとマウンドを外したりと、マウンドセンスは悪くないと思います。 (投球フォーム) 足を引き上げる時に勢いや高さがあり、セットポジションでもしっかりエネルギーを作り出せます。お尻をそれほどしっかり一塁側には落とせないので、見分けの難しいカーブやフォークなどの修得で、ピッチングの幅を広げてゆくのかは厳しいかもしれません。それでも着地までの時間は稼げているので、ある程度の変化球の修得は期待できます。 グラブもある程度内に抱えられておりますし、足の甲もそこそこ抑えられております。ボールも前で離せるなど、制球に大崩れすることはなさそうです。また腕の振りにも無理がないので、故障などの可能性も低そう。 「着地」もソコソコ粘れているので、「開き」も平均的。腕も振れているのですが、前への大きなステップが、かえって「体重移動」を阻害しているのは残念です。下半身を使えるようになると、もっと体重がグッと乗った良い球が行くと思います。 (今後は) それほど身体は大きくないのですが、まだ2年生であることも考えると、もうワンランクは球威・球速を増して来るかもしれません。投球の土台も悪くないので、今の投球にパワーアップできると、面白い存在になりそうです。 まだ細かい部分での課題は少なくないのですが、志を高く持ってやって頂きたい。これからの取組み次第では、大学からのプロ入りも期待できるかもしれません。今後の成長を、期待してやみません。 (2011年 大学選手権) |