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神保 貴宏(楽天)外野手のルーキー回顧へ




神保 貴宏(24歳・トランシス)外野 174/76 右/右 
 




             「全く見つけることができなかった。」





 ドラフト会議で彼が指名された時、そのチーム名のトランシスも知らなければ、彼がどんな選手も知らなかった。そこで、彼のこれまで辿ってきた足跡辿ってみた。

(北海道栄時代)02年度~04年度

 彼は、北海道栄時代の2年夏・3年夏に南北海道大会の決勝戦まで進んでいる。そこで当時注目されていたのが、ロッテに6位指名された木興 拓哉投手を確認していたので、私自身彼の出場していた試合は観たことがある。一番・遊撃手として出場していたようなのだが、残念ながら彼をチェックした形跡は何処にもなかった。残念ながら、すでに当時の映像は残っていなかった。

(平成国際大時代)05年~08年年度

 残念ながら、私は07年度まで観戦した試合のスタメンをすべて書き記す習慣がなかった。そのため気になった選手の特徴のみを記す方法だった。現在のようにスタメン全員を記す方法に変えたのは、08年度から。この年、平成国際大の試合は3試合ほど観戦しているが、彼の名前は記されていなかった。少なくても平成国際大時代の4年時には、レギュラーと言うほどの地位にはいなかったのではないのだろうか?





(阪神トータス時代) 09年・10年度

 私自身トータス阪神の試合を観たことがないので、当然彼の活躍を知る由もない。しかしこのチームでは、クラブ選手権優勝に3番・中堅手として活躍している。この当時のことを知る人によると、やはり同チームでは抜けた存在だったようだ。

(トランシス時代) 11年度

 今年から北海道のトランシスというチームに移籍。1番・中堅手として活躍。彼の成績を見ていると、結構本塁打などが多く、パンチ力を秘めた打者であるようだ。

(楽天の指名に際し)

 星野仙一氏の指令の元、とにかくアマで一番足を速い奴を獲得しろということで、彼の名前が上がったそうだ。彼の売りは、右打者ながらプロでもトップクラスの走力と、その俊足を生かした広い守備範囲らしい。ただ打撃に関しては、あまり観戦した人も印象が残らないようで、足・守備を売りにしたタイプだと考えて良さそうだ。

 肩の評判もあまり聞かないことも考えると、地肩もそれほどではないのだろうか?いずれにしても、最近は観たことがない選手だが、今までは気に留めたことがない選手。果たしてプロ入り後、どんなプレーを魅せてくれるのか、ファームで確認できたら、このスペースにでも印象をプラスしたいと思う。今年指名された選手の中でも、最も私自身わからない選手であった。


(2011年・秋)