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石田 淳也(ロッテ)投手のルーキー回顧へ




石田 淳也(NOMO BC)投手 178/80 右/右

 MAX149キロのストレートに、ブレーキの効いたカーブに、野茂英雄直伝のフォークが武器の投手だと言う。残念ながら、下記に愛工大名電時代のコメントは残っているが、日大時代のメモは残っていない。

 この選手を明らかに観た記録が残っているのは、2008年春のスポニチ大会。対セガサミー戦で先発したと記載している。この時は、チェックを入れたわけではないが、オーソドックスなフォームから、130キロ台後半(MAX139キロ)のストレートに、カーブ・スライダーなどを投げるとぐらいしか記載されていない。別段、これと言った印象は残らなかったのだろう。あれから2年の間に、どの程度の進化を遂げたのかは定かではない。

 実際、MAX149キロも投げられるならば、コンスタントに145キロ近くは出せるはずで、それに一定のまとまりがあれば、アマならばドラフト候補としてもっと話題になっていても良いはずだ。しかし恐らくここに書いてあるメモの通り、130キロ台後半ぐらいがコンスタントな綺麗なフォームの投手ならば、別段話題にならなくても不思議ではない。だからこそ、育成枠3巡目まで残っていたのではないのか?

 少なくてもMAX149キロの剛球投手をイメージするよりは、130キロ台後半の投球をイメージしていた方が、私は彼の現状に近いのではないかと想像する。

 ただどうなのだろう?スポニチ大会でも先発を任されるように、高校時代のイメージとは違い、かなり投手としてのまとまりは出てきていたのではないのだろうか?あえて26歳の今年指名に至ったのは、フォークあたりに磨きがかかるなど、何かしらのプラスαがあったのかもしれない。

 指名順位が指名順位だけに、そう多くは望めないのかもしれないが、26歳と言う年齢からも、一年目からファームならば実戦登板して欲しい選手。イースタンの試合で、その勇姿に出会えることを、今から楽しみにしております。


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石田 淳也(愛知)(愛工大名電) 176/73 右/右


 セットポジションから常時130キロ台後半~140キロ前半の力強い速球を投げる本格派。カーブのブレーキは、まずまずで、その球がコーナー一杯に決まった時は、手が出ない代物だ。

 課題は、球威溢れる速球の持ち主なのだが、球が常に高めに浮きがちで、制球力に大きく欠ける点だろう。今の時点では、あくまでも素材型の投手であり、今後も、そのスケール感を磨いていって欲しいが、制球力の問題は、ついてまわるだろう。数年後、どんな投手に育ってゆくのか注目して行きたい投手の一人だ。

(2002年)